世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

おすすめのフィンランドの食べ物35選 フィンランド料理とは何なのか?美味しいフィンランドの食べ物まとめ

      2018/06/19

ヨーロッパ在住18年目のフードライターが世界中を食べ尽くすの記録。今回はフィンランド。基本的にフィンランドの食べ物は味がしません。良く言えば素材の味が好きな国民なのだと思います。ホームスティの初日、ニンジンが丸ごと、そのままでお皿にのってた時は軽くびっくりしました。サラダもドレッシングなど使わない人が多いです。フランスの元シラク大統領が「フィンランド料理はイギリス料理と同じくらい不味い」と酷評したようですが、味がしないだけで決して不味くはないと思います。

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グリッリ・マッカラ (GRILLI MAKKARA)

IMG_0421フィンランド人が愛して止まないソーセージ。大人も子供も大好き。バーベキューと言えばフィンランドでは肉より断然ソーセージが主体。フィンランドのソーセージは太め、柔らかめ、そして味がないのが特徴。何時も薄味で満足な国民のくせに、ソーセージに限ってはマスタードやBBQソースをドバドバかけて食べる。よって肉の味皆無。調味料の味しかしない。

フィンランド人達は見た目はしっかりソーセージなのに肉の味が全くしない事をきちんと自覚しています。あのフワフワ感といい、肉ではない何かな事は誰の目にも明らか。それでも愛さずにはいられないフィンランドのソーセージの事を、フィンランド人は「フィンランドのサラダ」と呼ぶ。

サウナの後、このソーセージをビールと一緒に食べるひと時がフィンランド人にとって生きている証、一番の至福の時らしい。  

 

血のソーセージ (Mustamakkara)

豚の血で作るソーセージは広くヨーロッパで食べられているけれど、フィンランドのはお米ではなく小麦粉とライ麦シードを使うのが特徴。リンゴンベリーのジャムを添えて食べるのもフィンランドっぽい。まったりな血の味とベリー類の甘酸っぱさは意外と良くマッチする。血の味の生臭さも消える気がする。ダメな人はダメ系の食べ物なので強くはお勧めしない。

 

ロヒケイット(Lohikeitto)

IMG_9812フィンランドで確実に美味しいモノ、それはサーモンを使った料理。特にサーモンスープはこの国では大変珍しく味がある。しかも日本人好み。日本のクリームシチューとは違ってサラサラなのが特徴。野菜も沢山入っているのでスープだけでお腹いっぱい。レストランのお昼のランチはロヒケイットとライ麦パンを注文しているフィンランド人が一番多いので観察してみて下さい。

味の決め手はやっぱりディル。このフレッシュハーブ、フィンランド人に限らず北欧人は大好き過ぎ。もう何にでも大量にディルが入ってる。  

 

カレリア・パイ (Karjalanpiirakka)

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カレリア・パイとはライ麦で作るパイの事。ミルク粥、マッシュポテト、オートミールなどの具をライ麦の生地で包んでオーブンで焼き上げたパイ。素朴で優しい、フィンランドそのままの味がする。色々な物をトッピングして食べるが一番人気はゆで卵をバターであえたもの。具をのせずシンプルにバターだけで食べる事も多い。

フィンランド人が毎日必ず食べるもの。それがカレリア・パイ。朝ごはん、おやつ、昼ご飯、そして夕食。カレリア・パイ抜きのフィンランドなんてありえない。フィンランド人はカレリア・パイで出来ている。もともとはフィンランド東部、カレリア地方の郷土料理。今ではフィンランド全土の国民食。至る所で売っていて、物価の高い北欧で貧乏人にも優しい価格帯なのでバックパッカーからも大人気。

 

 

ホットスモークサーモン

IMG_8952北欧と言えばサーモン、そんな誤解をしていた。フィンランドではサーモンの養殖はやっていない。サーモンの養殖は、世界中でノルウェー、イギリス、チリ、カナダだけ。そしてノルウェー北部だけで世界全生産量の半分を養殖する。

フィンランドのサーモンもノルウェー産。色々な方法で料理される。フィンランド人が特に大好きなのがホットスモークサーモン。日本で出回ってる生タイプのスモークサーモンとは全く別物。とても肉厚のサーモンをスモークで燻製にする。焼き魚みたいなスモークサーモン。めちゃくちゃ最高に美味しい。

 

キーッセリ(Kiisseli) 

IMG_9528フィンランドでおばあちゃんの味と言えばキーッセリ(Kiisseli)。フィンランド名物のベリー類がたくさん入ったトロトロしたゼリー状のデザート。キーッセリのトロトロは片栗粉で作る。フィンランドにもゼラチンで固めるゼリーが存在するが、それは外国風のお菓子のポジション。

フィンランドではよほど大都市のど真ん中に住んでいない限り、家の周りをぐるっとすればボール一杯のベリー類が収穫できる。

 

ムイック

IMG_0334フィンランド東部の湖水地方でとれる淡水魚。ニシンに似た魚だが、もっとさっぱりしていて柔らかく、クセもなく美味しい。ムイックを食べて淡水魚は美味しくない、との認識が覆された。フライにしてライ麦パンにはさんで食べるのがフィンランド人のお気に入りの食べ方。味がして驚いた。味のするソースがかかってる!

 

カラクッコ (Kalakukko)

ニシンに似た魚、ムイックが沢山入ったライ麦で出来たパイ。フィンランド東部の湖水地方でしか食べる事が出来ないレアな味。お値段が高めで、少量では買えなかったので食べ逃した。どんな味がするのか興味津々。食べた事がある方、是非感想を聞かせて下さい。  

 

マカロニラーティッコ makaronilaatikko

IMG_9237フィンランド風マカロニグラタン。ホワイトソースではなく溶き卵を使うのが特徴。これにフィンランド人はケチャップをバシャバシャかけて食べる。フィンランド人は科学的な調味料の味が結構好き。この調味料バシャバシャ現象は多々見られるので、そんなにバシャバシャするくらいなら味付ければいいのにと思う。もしかしてフィンランドでは料理に味をつけてはいけない決まりかなんかがあるのだろうか?

 

ニシン料理 (Silakat) 

ヨーロッパの北の方の国はニシンを良く食べる。ニシンしか他に魚がないからかもしれない。瓶詰にされた生タイプのニシンのマリネが食卓に頻繁に登場する。国によって味付けが違うので食べ比べるのが楽しい。フィンランド人は瓶詰も大好物だけど、フライにして南蛮漬けにしたり、バターソースで食べるのも好き。ニシンの付け合わせは絶対的にマッシュポテト。

 

新ジャガ (Perunat)

IMG_0263フィンランドの主食で、皆が大好きなジャガイモ。フィンランド料理の主役。特に新ジャガはこれでもかってほど食べる。季節もので、小さくて丸っこい。新ジャガが出回り始めるとテレビのニュースにもなる。

シンプルに茹でるだけ。大量にディルをふりかけて食べる。バターソースなんてもので味を付けるケースもあるが、基本はディルをふりかけるだけ。

 

アンズタケ Keltavahvero

IMG_00998月に出回る高価なキノコ。香り高くとっても美味。フィンランド人の大好物で、このキノコに対する思いはほとんど崇拝に近い。基本的によっぽどの都会の人でない限りフィンランド人はキノコを買わない。森へ行ってキノコ狩りする。そして基本的にフィンランドには都会がない。  

 

ルイスレイパ (Ruisleipä)

IMG_8459ちょっと酸味のあるライ麦のパン。フィンランド人は白いパンを全く食べません。基本はライ麦なので殆どのパンが黒っぽい色をしている。ライ麦パンには色々な種類があり、一番人気はレイカ・レイパ(Reikä Leipä) と呼ばれる乾燥させた固いパン。柔らか系のパンもずっしり重いのがフィンランド風。

 

レイカ・レイパ reikä leipä

IMG_8464写真では小さく砕いてありますが、大きなドーナツ型をした乾燥パン。レイカは穴の開いた、という意味。フィンランド人の家庭に必ずあるアイテム。保存がきくので皆さん箱買いします。昔はこのパンを家の梁からつるした棒にひっかけていたそう。

海外に住むフィンランド人達は必ずこのレイカ・パイを帰省する度に大量に買って帰る。このパンが無いと生きられないそう。歯が欠けそうな程固いパン。確かに慣れてくるとハマる。  

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コルヴァプースティ KORVAPUUSTI

IMG_0590フィンランドのシナモンロール。コルヴァプースティとは平手打ちされた耳の意味。どこをどうみたら耳に見えるのか謎。シナモンロールの起源はスウェーデンだとされているがフィンランドでも良く食べられている。スェーデンの方がスパイシー。フィンランドのはより素朴な味。私は断然フィンランド派。  

 

Omenalörtsy

屋台で良く売ってる揚げパン。中に色々な具が入ってる。一番人気はやっぱり森のベリーのジャムが入ったもの。揚げた後で砂糖をたっぷりとふりかける。フィンランド人は基本味のない食べ物ばかり食べてるのに、甘いもの系はきちんと甘い。甘すぎるくらい。

 

ニンジンのキャセロール(Porkkanalaatikko)

フィンランドのクリスマス料理の定番。鍋の中でニンジンとご飯をたっぷりのバターと砂糖を使って甘く仕上げたオーブン料理。フィンランドのキャセロールには色々な種類があってカブやポテト、キャベツなんかも使うらしい。

Perunalaatikko

スウィートポテトを使ったキャセロール。ほんのりの甘さがとっても美味しい。

 

レイパユースト (LEIPÄJUUSTO)

IMG_9067フィンランドの焼きチーズ。食感が本当に不思議で食べるとキュキュッと不思議な感じ。英語でもFinnish Squeaky Cheese(キュッキュッと音がするフィンランドのチーズ)と呼ばれている。

通常は牛のミルクから作るが、ヤギが使われる事もある。凝固させたミルクをパイの型で焼いて、くし形に切って食べる。他のチーズと違い味が少しあってビックリ。朝ご飯で目玉焼きと一緒に食べたり、クラウドベリー等のベリー系のジャムを添えてデザートとして食べても美味しい。

 

 Lihapullat

フィンランド版のミートボール。特徴は小麦粉を炒って作るホワイトソースと一緒に食べる事。ほぼイケアのミートボールと同じ味。

 

トナカイ肉のソーセージ

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トナカイ肉にはビタミン12, オメガ3, オメガ6が豊富に含まれている。高タンパクで脂肪分の少ない赤味の肉はとてもヘルシーでダイエットに最強なのだそう。トナカイの肉は少しクセのある味。それがまたソーセージにはぴったり。余り他の国では食べる事の出来ない食材なので試してみて下さい。

 

トナカイ肉のシチュー (Poronkaristys) 

フィンランド北部、ラップランドで放牧されているトナカイの肉はとても有名。マッシュポテト、そしてベリーソースと一緒に食べる。

ラップランドは人間よりトナカイの数の方が多い国。トナカイの他にもシビエ肉(狩猟した肉)を食べるが、トナカイが一番食べやすい味だと思う。他のシビエ肉に比べて獣臭さが少ない気がする。若干クセのある味だが、すっきりしてて私は大好物。

 

フィンランド風ロールキャベツ(Kaalikääryleet) 

IMG_0621フィンランドのロールキャベツは日本のロールキャベツとは違います。キャベツで巻くのは同じですが、中のお肉に白ご飯やオートミールを混ぜるんです。そして煮込まずオーブンでじっくり焼いて仕上げるのが主流。キャベツはパリッとして、中はジューシー。リンゴンベリーなどのベリーやコケモモなどのベリー系のソースで食べるのがフィンランドっぽい。

 

フィンランド風崩しキャベツ (Kaalilaatikko)

粉砕されたロールキャベツ、みたいなひき肉とキャベツのオーブン焼き、または煮もの。ロールキャベツより肉率高い。ベリー系のソースをそえて食べる。

 

豆のスープ (Hernekeitto)

何故か木曜日に食べる豚肉の入った豆のスープ。ちょっと味があるけど基本豆の味。

 

フィンランドのイチゴ

IMG_9826イチゴの季節にフィンランドへ行ったら絶対食べよう。森の味がする。こんな美味しいイチゴは生まれて初めて食べた。ちょっと小ぶりで真っ赤なイチゴ。ヨーロッパではハウス栽培のイチゴが主流で、イチゴは味がしない。フィンランド料理は味がしないけどイチゴは味がする。

5キロ入りの箱で22、9ユーロ。私が住むスペインの10倍ぐらいの価格だけど食べる価値は絶対にある。イチゴってトマトと同じで、味のない野菜果物代表だったので驚愕した。フィンランド産以外の不味いイチゴも売ってるので購入前に必ずフィンランド産か確認しよう。  

 

オートミールの粥

IMG_0663フィンランドの朝ごはんと言えばオートミールの粥、ポリッジ。これにイチゴジャムや他のフルーツジャムをのせて食べる。オートミールとは燕麦を脱穀して調理しやすく加工したもの。オートミールをゲロの味とか言う人が理解出来ない。こうゆう見かけちょっとゲロ系って何でも美味しくないですか?トロロとか。甘いバージョンと塩やバターなどを加える辛いバージョンがある。

 

セモリナ粉の粥 (Mannapuuro)

セモリナの粉で作るお粥、ポリッジは舌ざわりが独特。オートミールがダメな人もセモリナ粉の粥だったらいけるかもしれない。セモリナ粉の粥は余り他の国では見かけないので一度は食べてみる事をおすすめ。

 

ライスプディング (Riisipuuro)

ごはんをミルクと砂糖で煮た甘いお粥。シナモンをふりかけて食べる。でも近所で採った森のベリーのジャムで食べる事も多い。ヨーロッパではこのミルク粥を良く食べる。最初は米に対する冒涜とまで思ったけど普通に美味しい。

 

ブルーベリーのパイ(Mustikkapiirakka)

IMG_9952夏にフィンランドへ行くと森はベリーだらけ。皆さんバケツで採ってる。ベリーは冷凍させて一年中食べる事が出来るけど、摘みたてがやっぱり一番美味しい。

ベリーの季節にフィンランド人のお家にお邪魔すると、何処の家庭でもベリーケーキでもてなしてくれる。フィンランドは味がしないのが基本だけど、ベリーケーキに関しては味がする。ってか甘い系の食べ物は普通に甘い。

 

リンゴンベリーのパイ (Puolukkapiirakka)

リンゴンベリーはフィンランドの基本。ベリー類はパイにすると何でも美味しいけど、よりフィンランドらしい、ならやっぱりリンゴンベリーがいい。他にもソースにして肉、魚、野菜、何にでも合わせる。

 

クラウドベリーのスープ

IMG_9745フィンランドの森には色々なベリーが育つ。その中で王者とも言えるのがクラウドベリー。日本ではホロムイイチゴの名で呼ばれている。

ビタミンCがたっぷりで、天然ベリーの中で一番多くの食物繊維が含まれている。酸味が少しキツイのでそのまま食べるより、ジャムやスープにして食べる事の方が多い。色が美しく鮮やかなので料理の飾りとしても使われます。

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クラウドベリーのケーキ (Lakkakakku)

クラウドベリーをたっぷり使ったケーキもフィンランド人は大好き。フィンランドのスウィーツは結構甘さが強いので酸味の強いクラウドベリーと合わせるのが丁度いいと思う。フィンランドで一番好きなデザート。

 

サルミアッキ

IMG_8568「世界で一番不味い飴」として有名なサルミアッキ。塩昆布みたいな味がするので日本人的にはそう悪くない味。フィンランド人はサルミアッキ、崇拝してます。何時でも何処でもサルミアッキ。

 

世界のグルメ、フィンランドの注意事項色々

フィンランドはコーヒーの消費が世界で一番多いぐらいのコーヒー好き。エスプレッソではなくアメリカンが主流です。コーヒーはお代わりできる喫茶店が多いので聞いてみよう。

映画「カモメ食堂」の舞台となったレストラン、カハヴィラ スオミはヘルシンキにある。映画では日本食屋だが実際はリーズナブルな値段でフィンランド料理が食べられる、地元の人にも人気の食堂。オフィス街にあるので土日は閉店。中心地からは歩いて行けない距離。

スーパーマーケットで買えるのは4,7%以下のアルコールのみ。それ以上のアルコールは国の専売店で買う。ビールも味がしなくて感心した。  

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