世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

ヨーロッパの穴場ポルトガルはスウィーツ天国、お勧めの焼き菓子とは

      2017/04/17

美食の国ポルトガルには美味しい食べ物が沢山ありますが、特に焼き菓子が秀逸です。ポルトガル人は老若男女スウィーツが大好きな国民です。そんなポルトガル人のスウィーツ好きは町中を歩けばすぐに分かります。本当にそこら中にお菓子屋さんがあるんです。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を食べ尽くす旅に出ました。今回はポルトガルのスウィーツを徹底解説。

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焼き菓子天国ポルトガルへ行ったら絶対食べたい美味しいスウィーツ

 ボーロ・レイ(BOLO REI)

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お菓子屋のショーウィンドーで一番目を引くのがボーロ・レイ(BOLO REI)。王様のケーキ、の名前通りカラフルなドライ・フルーツで飾られたとても華やかなお菓子です。存在感、そして人気もダントツのお菓子。カトリック教国ではお馴染みの王様のケーキですが、ポルトガルのはポルトワインが入った大人テイストです。

ポルトガルのクリスマスを代表するお菓子だったのですが、今では年間を通して売られています。似たような王様のケーキと呼ばれるお菓子がカトリック教文化圏の国々には存在しますが、殆どの国では頑なにクリスマスにしか販売されません。

ボーロ・レイが初めてポルトガルに登場したのは1869年、リスボンにあるお菓子屋でフランスのレシピを元に作られたとされています。その後1890年頃にはポルトの街でも販売されるようになり、ポルトワインがレシピに加わるようになったそうです。

スペインでも同じように王様のケーキと呼ばれ、とても似ているのですが香り付けが異なります。スペインではポルトワインではなく、アグア・デ・アサール(AGUA DE AZAHAR)と呼ばれるビターオレンジの花のエッセンスが入っています。

どちらも香り高く美味しいのですが、ポルトワインはアルコールが入っている分少し大人の味がします。そしてポルトガル版の方の生地の中にはレーズンやドライフルーツ、クルミ、松の実、アーモンドなど色々な物が入っているのでずっしりしています。

生地の中には小さな聖母マリア様の人形とソラマメが入っている事があります。皆で切り分けて食べる時に聖母様が入ったケーキが当たった人は幸運に恵まれると言われています。ソラマメが入っていた人はハズレで、食べているケーキの代金を支払わなければなりません。

ただこれはクリスマス用の大きなサイズのボーロ・レイのみの習慣です。年間を通して売られている小さいサイズのボーロ・レイにはこのようなものは入っていません。

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ケイジャーダ(QUEIJADA)

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前回の記事でポルトガルで一番有名なお菓子、パステル・デ・ナタをご紹介しました。まだ読んでいない方は是非前回の記事を読んで下さい。→

そんなパステル・デ・ナタと形がそっくりなタルト、ケイジャーダ(QUEIJADA)もポルトガルを代表する郷土菓子です。ケイジョとはチーズを意味して、ポルトガル版のチーズタルトなのですが余りチーズの味がしないのが特徴の一つ。

シントラのものが一番有名ですが地方によってレシピや味が違います。同じ名前でも購入する場所によって味の違いが大きいお菓子なので、色々な場所で食べ比べるのも楽しいのではないでしょうか。

 

トラヴセイロ(Traveseiro)

ポルトガルはパイ生地を作るのが本当に上手な国。パイ生地を使った美味しいお菓子が沢山あるのですが、中でも一番美味しかったのがトラヴセイロです。枕と言う名の持つシントラ地方の郷土菓子で、サクサクしたパイ生地で枕の形を作る事から名前が付きました。

パイ生地の中にはドース・デ・オボシュが入っています。ドース・デ・オボシュは卵黄クリームの事。多くのお菓子の中身として使用されているので、ポルトガル菓子の基本、日本の餡子のような存在とも言えます。

カスタードクリームのように牛乳やバニラエッセンスは入っていません。卵黄、砂糖、水、コーンスターチで作る卵黄クリームはずっしりとした素朴な味。パリッパリに焼き上げた薄いパイ生地の食感と、クリームのどっしり感の相性が抜群のお菓子です。

ボーラ・デ・ベルリン(BOLA DE BERLIN)

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ドース・デ・オボシュ、卵黄クリームが入った代表的なお菓子はボーラ・デ・ベルリン(BOLA DE BERLIN)です。ベルリンのボールという意味で、中にたっぷりの卵黄クリームが入っています。

美味しいボーラ・デ・ベルリンは美味しいです。と言うのも揚げドーナツ、更にはグラニュー糖がふりかけられているので、卵黄クリームの甘さ加減が非常に重要になります。甘すぎて完食出来ないボーラ・デ・ベルリンに当たる確立も多いので注意が必要。ちなみにベルリンではこれ、見かけません。

ポルトガルにはまだまだ沢山の焼き菓子があります。何時か全部のお菓子を食べ尽してみたい。大きな野望が生まれました。

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