世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

まだ余り知られていないヨーロッパの宝石キプロス共和国の魅力 キプロス料理とは何なのか

      2017/04/17

ヨーロッパの穴場的存在キプロス共和国。余り観光客が訪れる事のないマイナーな国ですが、今後の躍進が確信される魅力溢れる国です。ワイン発祥の地としても有名ですが、食べ物だって美味しいです。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが素敵な人達に出会いながら世界中を食べ尽くすの記録。今回はキプロス島の食事情をレポート。

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未知の国、キプロス共和国の料理とはどんな料理なのか

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キプロス島には沢山の魅力がありますが、食事の美味しさだって魅力の一つです。世界的に定評のあるトルコ料理とギリシャ料理、2つの影響を色濃く受けた料理ですから、そりゃ、確実に美味しいです。トルコはパン系が得意なのですがキプロスもパンがメチャクチャ美味しかったです。

キプロス料理はギリシャと同じくメゼと呼ばれる10種類以上の小皿で形成されるメニュー料理が特徴です。肉、魚介類、野菜、果物、オリーブ、そしてワインなどを時間をたっぷりかけて食べるのがキプロス風。

小皿とは言いましたが、一皿ごとの量が多く、出てくる皿の枚数も多いので欲張って食べると最後までお腹が持ちません。何もかもが美味しいので食べ過ぎないよう、ペース配分をしっかりしながら食べなくてはなりません。

 

キプロス島へ行ったら絶対食べたいハルミチーズ

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何を食べても美味しいキプロス。イスラムの影響を受けたギリシャ料理、みたいな感じなのですが勿論キプロス特有のものも存在します。例えばハルミチーズ。ヤギと羊のミルクから作られるセミハードタイプの熟成させないチーズです。

塩漬けにして作るので塩分が強く、キュキュッとした独特の噛みごたえが不思議な感じ。そしてハルミチーズって、熱しても溶けないチーズなんです。珍しいですよね。なのでそのまま食べるより、焼き網に乗せて両面をあぶって焦げ目をつけて食べるのが一般的です。

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最近は上の写真のように衣をつけて揚げて、甘酸っぱいバルサミコ酢のクリーム、または蜂蜜やジャムなんかと一緒に食べるのが流行っているのだそう。ハルミチーズ自体がかなり塩辛いチーズなので、甘いものと合わせるのが最高なんです。

なのでキプロスを代表する、世界的な名声を誇る世界最古のワイン、コマンダリアとの相性も抜群です。コマンダリアは蜜のような甘さが特徴のデザートワインですから。ハルミチーズとコマンダリアの組み合わせはキプロス島でしか出来ないので皆さんに是非試してみてもらいたいです。

 

地中海の恵みたっぷりキプロス料理の美味しさの秘密

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地中海に囲まれているので魚介類も美味しいですが肉だって美味しいです。イスラム教徒達が長きに渡って支配していた影響がまだ残るので、一番食べられているのは羊の肉、次が鶏肉です。豚は殆ど食べません。味付けは魚、肉、何でもシンプルに荒塩だけ。地中海沿岸は素材が確かなので素材の味だけで勝負するレストランが多いです。

キプロス料理の美味しさの秘密は確かな素材と調理法にあります。ガスコンロを使っているレストランが少なく、殆どのお店が炭火焼レストランなんです。そんな所はイスラム圏の影響が強く、例えばパンなんかもトルコ風でした。でもデザートは西欧風の所が多いんです。何だか面白いですよね。

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ヨーロッパの穴場キプロス島の今後

キプロスは地球温暖化の影響を強く受けている国でもあります。昔は雪が降る程冬が寒かったそうなのですが最近では全く降りません。1995年頃から雨、そして雪不足による干ばつの被害がひどくなりました。

飲み水が不足し、政府が貯水池の水をブドウ園の水源として使用する事を禁止した程です。水不足の問題はとても深刻でキプロス産のワインが今後どうなっていくのか懸念が残ります。

北と南に断絶された2つの国がどうなっていくのかも含め、見守っていきたい素敵な小国キプロス。安くて美味しい島なのでグルメさんに大変お勧めの国です。

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