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イースター島のおすすめ穴場 主要なモアイ像を観光したら絶体訪れるべきマニアックな場所 

      2017/09/21

イースター島にあるモアイ像の数は1000体以上あるので全て見るのはとても難しいです。時間が無いならまずは絶対に15体のモアイが並ぶ圧巻のアフ・トンガリキを訪れましょう。製造途中のものも含め400体のモアイがゴロゴロ転がってるモアイ製造工場、ラノ・ララクや唯一目の入ったモアイも必見です。そんな主要スポットを全て制覇したら、次はマニアックなイースター観光に出かけましょう。

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アナケナ・ビーチはイースター島の歴史を語るのに一番大切な場所

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伝説によるとイースター島に初めて渡って来た人物はホトゥ・マトゥア王だと言います。現在はフランス領である「ヒバ・マライ・レンガ」という島が崩壊しそうになって、新たな土地を探して辿り着いたのがイースター島だったのだそう。

そんな島人の先祖様達が最初に踏んだのがこのアナケナ・ビーチの白い砂。イースター島は今も昔も船が着ける場所が殆どありません。アナケナ・ビーチはその意味でも大変重要な場所。

大型客船から小舟に乗り換えてやってくる大量の観光客も、トンガリキのモアイ達を修復した大型クレーン車も、全てアナケナ・ビーチから上陸しました。

それだけではありません。イースター島は断崖絶壁や岩場が多い島です。泳げるビーチは2つしかありません。アナケナ・ビーチはその2つあるうちの大きくて美しい方。素敵な白浜のビーチは観光客に限らず地元の人達からも大人気です。

ココヤシの木が生い茂り、バーやカフェ、出店などもあって華やかなリゾート地の雰囲気。ちなみにイースター島にあったヤシの木はすべて切り倒されてしまった為、タヒチからココナツの木を持って来て植えたのだそう。

そんなアナケナ・ビーチの一番の目玉は、美しい白浜のビーチを背にしたモアイ像。海水浴を楽しみながらモアイをじっくり、のんびり観察出来る素晴らしいシチュエーションなのでもう絶対お勧めです。

 

イースター島で一番保存状態の良いモアイはアフ・ナウナウ

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そんな由緒あるアナケナ・ビーチに立っているのがアフ・ナウナウのモアイ。イースター島で一番保存状態が良いとされています。その理由はモアイ戦争でモアイが地面に倒され放置され、長い間砂に埋もれてしまっていたからです。

細かな砂に埋もれていたので浸食を免れる事が出来たのだそう。同じ場所に体の一部しか残っていないモアイもあります。それは砂の中に埋まっていなかったので雨風や太陽の光で浸食してしまったそうです。

現存するモアイの中で最も保存状態が良いのはイギリスの大英博物館にあるモアイです。ホア・ハカナナイアと呼ばれ、先住民族の言葉で「盗まれた友」を意味します。

イースター島に唯一残るモアイの目もここで発見されました。アフ・ナウナウには2つの祭壇があります。複数のモアイが立つ方が1978~1979年頃に修復され、この時サンゴ礁と黒曜石で出来たモアイの目が初めて発見されました。現在その目は博物館に展示されています。

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アナケナ・ビーチにある7体のモアイ「アフ・ナウナウ」は、最初にやってきた王様の息子達7人を象徴しているとされています。ちなみに、この王様は15年後に離婚し、別の島へ行ってしまいました。

 

イースター島で一番最初に掘り出されたモアイ

アナケナ・ビーチにある1体だけ離れて祭壇に置かれてあるモアイはノルウェーの探検家トール・ヘイエルダールによって掘り出されたモアイです。頭が丸い形をしているため、初期に作られたモアイだと判断されました。

1956年、12人の地元の男性達が18日間かけて、近代的な技術を使わずに、石・ロープ・木のみを使用して修復しました。伝説の王、ホツ・マツアの像と言われています。

皆さんコンティキ号ってご存知ですか?南米のインカ文明とポリネシア文明に多くの共通点が見られる事から、ポリネシア人の祖先は南米から海を渡って辿り着いたアメリカン・インディアンだとする説がありました。

トール・ヘイエルダール氏はこの説を立証する為、バルサや松、竹、麻、古代でも入手可能な材料のみを用いて一隻のイカダを製作しました。これがコンティキ号です。

風と海流の力だけを使って筏は102日間、8千kmを航海しました。ヘイエルダールは1948年にコンティキ号探検記を発表し、その映画は1951年、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。

そんなロマン溢れる冒険家ヘイエルダールが掘り起こしたモアイを見ていると、心がワクワク高揚してきます。モアイの後ろには青い海がどこまでも広がり、冒険心が沸々と湧いてくる素敵な場所。

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モアイの帽子のようなプカオの石切り場、プナ・パウ

モアイの頭にのっている赤い物体はプカオと呼ばれます。プカオは帽子ではなく、当時イースター島の住民がしていた髪型、長い髪を結ったものを表現しているそうです。

プカオが大きければ大きいほど髪の毛が多かった=健康だった、もしくはより年長者だったとされています。当時の男性達は髪を結い、赤く染めていたのでプカオも赤い色をしています。

モアイは凝灰岩で出来ていいて、ラノ・ララクの石切り場から切り出されました。プカオは赤色凝灰岩。鉄分を多く含んでいる為赤いのです。そしてこの岩はプナ・パウでしか採れません。

まず円柱の形に石を切り出し、プカオの形に削ります。移動は転がして行ったため、プナ・パウの石切場ではプカオは多少大き目に作られます。移動過程で削られ小さくなり、モアイに装着する時に最終加工が施されました。

プカオをどのように乗せたかには諸説があります。
1:モアイを立ち上げる過程で石を積み上げ、そのスロープを使った。
2:モアイを立ち上げる前の段階でプカオを頭に固定し、モアイと同時に立ち上げた。
3:何らかのパワーによるもの。

イースター島の観光はずばりモアイ像しかありません。どのモアイ像も似たり寄ったりなので飽きてしまう人もいるかもしれません。そんな時はマニアックな場所を加えながらイースター島を廻るのも良いかもしれません。

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