世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

アマゾン川下りや熱帯雨林ウォーキングツアーで見る事が出来る生き物たち

      2017/04/19

アマゾンと言えばピラニア。獰猛で危険な魚として世界的に有名です。未だ未開の地が多いアマゾン川周辺では未知なる動物も多く、ピラニアなんかよりも危険な生物だって存在します。そして勿論アマゾンに生息するのは危険な生き物だけではありません。ペルー側のアマゾンでとても楽しいツアーに参加したので、ガイドさんから聞いた為になる話をまとめてみました。

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アマゾン川のジャングルウォーキングツアーで見る事が出来る珍しい生き物

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アマゾン観光の楽しみは川下りやピラニア釣りだけではありません。熱帯雨林ウォーキングも大人気のアクティビティ。鬱蒼と茂るジャングルの中を歩きながら、ガイドさんが探し出してくれる珍しい花、昆虫そして小動物を観察します。アマゾン川流域は未だ未開の地が多く、未知の生物も多いんです。

変わった形、奇抜な色、アマゾン川周辺に生息する生き物達は見るもの全てが何だか珍しいです。サイズの大きさにも驚かせられました。例えばアマゾン周辺でしか見る事の出来ない世界で一番大きいアリ。小指の第一関節位の大きさで噛まれるとショットガンを食らったぐらいの痛さがあるのだとか。

極小サイズであっても危険な生き物はいます。ガイドさんが散策中に手で捕獲して見せてくれた毒ガエル。先住民達は毒矢に塗って小動物の捕獲に使っていたのだそう。ツアー客達に写真を撮らせる少しの間にも手がしびれてくる程で「僕が死なないうちに早く写真撮って」とか言われます。サービス精神が旺盛すぎるガイドさんの今後の健康状態を心配してしまいます。

 

アマゾン川で一番危険な魚はカンディル

アマゾンのジャングルと聞けば、何だか危険な大型肉食動物がウジョウジョ生息してそうなイメージがあります。有名な巨大ヘビ、アナコンダなんかが巷では恐れられているようですが、地元のガイドさんが一番恐怖するのはカンディル。ナマズ科の銀色をした体長10cmにも満たない小魚です。この魚はアンモニアに反応して進んでいく習性を持ち、泳いでいる人間の尿道や肛門を狙って体内に侵入し、内部の肉を食いちぎって食べてしまうのだそう。

カンディルのヒレにはトゲのようなものがあり、無理に引き剥がそうとすると肉を切り裂いてしまいます。なので一度体内に挿入されたら開腹手術しか取り除く手段が無いのですが、そもそも手術となる前に、内部の肉を引きちぎられる痛みでショック死してしまうのだそう。

ブラジルが発祥のTバック。実はアマゾン川流域で暮らしていた原住民アマゾネスが、カンディルから身を守る手段として使用していたフンドシのようなものが元になっているのだそう。セクシーを強調する為でなく、恐怖の人食い魚から身を守る為のものだったなんて驚きです。

 

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アマゾン川周辺には危険じゃない生き物だって生息する

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アマゾン川流域には沢山の種類の猿が生息しています。猿は本来気性の荒い危険な動物ですが、滅多に襲われる事はありません。リスザル、クモザル、ナキザル。見ているだけで癒される、カワイイお猿さん達を見る事が出来るツアーも沢山あります。

近年乱獲や森林破壊等で個体数が減少している猿たちを助けようと、アマゾン川流域の色々な場所に野生動物保護施設が建てられています。保護センターを訪れると、もっと身近でお猿さん達と触れ合えるので本当に楽しい。

 

アマゾン川にはピラニア以外にも大人気の生き物がいる

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アマゾンにはピラニアの他にも観光客に大人気の動物がいます。アマゾン川にしか生息しないアマゾンカワイルカです。3500万年前に生きていた原始的なクジラと同じ特徴を備えているので「生きた化石」とも呼ばれています。3mぐらいに成長し体重は160キロにも達する、カワイルカの中では一番大きい種類のイルカです。

アマゾンカワイルカは目が極端に小さいので盲目だと信じている地元の人が多いです。アマゾン周辺の先住民達は動物なら何でも食べて生きてきましたが、アマゾンカワイルカだけは食べません。超自然的で魔術的なパワーを持つ生き物として昔から崇められていたので乱獲される事はありませんでした。現在に至るまでその敬意は薄れる事なく、多くのカワイルカが絶滅の危機に瀕している中でアマゾンカワイルカだけは昔と変わらない個体数を維持しています。

海のイルカより口が尖って長いのが特徴で、生まれたての頃はグレーですが成長するにつれてピンク色になります。ただ日光のあたり具合や食べているものの影響で成長してもピンクにならないイルカもいます。

支流と本流の境目を好み、単独、または2頭ぐらいで行動する事が多いです。通常人魚姫のように美しい女性に変身するのが世の習わしですが、アマゾンカワイルカは美男子に変身して人間の女性の心を惑わすとの言い伝えがあります。夜中になると美男子に化けて乙女を惑わし妊娠させ、朝になるとイルカとなって川へ戻っていくのだそう。色が可愛いピンクじゃなくて肌色に近く、ぶよぶよしてて、長い立派な口があるからだ、とガイドさんは嬉しそうに説明してくれます。

アマゾンカワイルカはとても人気のある動物だし、見られる確率も高いのでガイドさんは結構ねばって探してくれます。口で音波のような音を立ててイルカを呼び寄せてくれます。と言うか、呼び寄せる努力をしてくれます。野生動物ですから常に見る事が出来るとは限りませんが、皆さまのアマゾン川での幸運を祈っています。

 - ペルー, 中南米