世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

美味しいポーランドの食べ物45選 おすすめのポーランド料理とはどんな食べ物なのか?

      2018/06/15

東欧の料理の中で一番バラエティ豊かで、素材が豪華なのがポーランド料理。東欧にありながら、位置的に、経済的に、人々のメンタリティ的にも一番西欧に近いポーランドは先進国のクオリティを持ちながら東欧の物価を保ちます。レストラン巡りが懐にとても優しい国なので、グルメな人なら絶対ポーランドへ行くべき。ヨーロッパ在住のフードライターが世界を食べ尽くすの旅。今回はポーランドを訪れたら絶対食べるべき、美味しいおすすめのポーランド料理のまとめ。

スポンサーリンク

 

ピエロギ(PIEROGI)

IMG_9928ポーランドを代表する国民食、ピエロギ。見た目はそのまんま水餃子、でもスープの中には入らない。

ピエロギは東欧全体、そしてロシアで食べらているが各国で名前が違う。元々は中国の水餃子。シルクロードを渡ってヨーロッパに辿り着き、それぞれの国の食材でアレンジされ今にいたる。

ポーランドのピエロギは他の国と比べて中の具が豪華。組み合わせとバリエーションが凄い。経済的に一番発展しているからか?肉、マッシュポテト、ソバの実、カッテージチーズ、マッシュルーム、ザワークラウトなどを組み合わせる。

甘い系のピエロギもある。カスタードクリームやベリー類、カッテージチーズが入ってる。サワークリームを使ったカスタードクリームソースと一緒に食べる。このソースがまた美味。

ピエロギ スマジョネ

ピエロギは茹でるのが基本だけど焼いたピエロギもある。餃子みたいになる。昼に茹でたピエロギが余ると夕飯時に焼いて食べる事が多い。いずれの調理法も美味しい。

 

ビゴス (Bigos)

410牛、豚、鶏肉、異なった種類の肉とザワークラウトをコトコト煮込んで作るポーランドのお袋の味。暖かい酸っぱさが苦手な人には厳しい。私も最初は食べられなかった。ポーランドは暖か酸っぱい料理が多いけど、ビゴスはその中でも緩やかな方。慣れれば直ぐに気にならなくなると思う。

コトコト3日間位煮たのが一番美味しいとされる。クリスマスや、特別な日に必ず食卓に登場するポーランド人のソウルフード。

 

プラツキ(PLACKI)

101

ポーランド人が一番大好きな料理は疑いなくプラツキ。ポーランド版ポテトパンケーキ。パンケーキと言ってもほぼジャガイモで小麦粉はほんの少し。とは言えハッシュポテトよりはパンケーキ寄り。

材料はとてもシンプルだけど作るのが大変メンドクサイ。それでもポーランド人は今でも頑なにプラツキを自宅で作って食べる。レシピはこちら→プラツキのレシピ 我が家で作る本場の味

プラツキは辛い系と甘い系2つある。ポテトなだけに甘いのは・・・と思ってたらバツグンに美味しい。グヤーシュ系の肉のシチューと一緒に食べるのも美味しい。つまりどう食べても美味しい。

Placek po zbojnicku

プラツキに牛肉のシチューがかかった辛い系プラツキを代表する料理。偶にこれにケチャップかけて食べる人がいて萎える。

 

 グヤーシュ (Gulasz)

IMG_0067ポーランド版ビーフシチュー。グヤーシュはハンガリー起源の料理。でもハンガリーのとは全然違う。ポーランドのグヤーシュの方がビーフシチューにより近い感じ。プラツキと一緒に食べる事が多い。ハンガリーのグヤーシュはもっとスパイシーでシチューほどとろみがない。

 

ゴウォンプキ (Gołąbki)

IMG_9969ポーランド風ロールキャベツ。ポーランドに限らず色々な国でロールキャベツを食べるけれど国によってソースやアレンジが違う。ポーランドは生のキャベツより酢漬けキャベツを使う人の方が多い。ポーランド人は暖かい酸っぱさをどうにも好むよう。

具のひき肉に米が入るのが特徴。家庭の経済状態が悪いと米が多めとなる。東欧は一般的に苦しい家計が多いので、ほぼ米なロールキャベツとなる。ポーランドのは肉肉しい。トマトソースで煮込む事が多い。

 

ズラズィ ザヴィヤネ (ZRAZY ZAWIJANE)

ピクルスなどを薄切りにした豚肉または牛肉で巻いて焼き、クリームソースをかけて食べる。ポーランド人の味覚の基本は「暖か酸っぱい」なのかもしれない。

元は狩人たちの料理だった。東欧とロシアで良く食べられている。

 

 ゴロンカ (Golonka)

骨付き豚足のグリル。ドイツ料理にもある。ハズレのない美味しさ。

 

タタール(TATAR)  

IMG_0015ポーランド風ユッケ。生肉に生卵、でもポーランドなら安心して食べられる。とても肉にくしい味。とっても美味しい。モンゴル系のタタール人の食べ物が起源。ベフシュティック・タタールスキ(Befsztyk tatarski)とも呼ばれる。

 

キェウバーサ(Kielbasa)

IMG_5081ポーランドは腸詰類が美味しい。肉にくしい味。スパイスは殆んど使わない。豚だけでなく牛、七面鳥、羊、色々な肉を使う。

 

ポーランドのバーベキュー

IMG_4167ポーランドのバーベキュー。初めて見た時は笑っちゃいましたよ。焼き上がるまで手が離せない。めっちゃ非効率。でもポーランド人はこれじゃなきゃバーベキューじゃないと思ってる。

夏にポーランドを訪れると至る所でバーベキューしてる。珍しそうに見物してれば人懐っこいポーランド人は絶対仲間に入れてくれる。自分から声かけるのもOK。本当にオープンで気さくな人達。でも手が疲れる。

 

シンカ(Szynka)

IMG_4342ハム。ソーセージやサラミなどの腸詰はスペインが一番美味しいかな、と思うけどポーランドはハムがレベル高いと思った。生ハムタイプではないボンレスハム系で、肉の旨みがギュギュっとつまったハム。種類も多くて色々ある。おすすめ。果物のジャムと一緒に食べると更に美味しい。

 

 ワルシャワ名物 

IMG_0011 豚のラードを使って作るディップ。ワルシャワ名物。黒パンに塗って食べる。沢山食べるとうっとくる油っぽさなので少量を楽しもう。色々な味がある。

 

カチュカ・ス・ヤブウカミ (Kaczka z jablkami)

ポーランドはアヒル料理が上手。中でも一番はアヒルとリンゴをローストした料理。ほんのりとした甘さが最高に美味しい。アヒル好きなら絶対食べて!

 

コトレット・スハボヴィ (Kotlet Schabowy)

IMG_4883牛肉や豚肉、鶏肉などに衣をつけて揚げたポーランド風カツレツ。カツレツと言えばオーストリアが有名だけど、味付けはポーランドの方がしっかりついてて美味しい。でも大きさ的にはオーストリアの方が凄い。

付け合わせの定番はマッシュポテト。香味野菜のディルが入るのが東欧風。ザワークラウトは必ず。

 

Kotlet mielony Wieprzowy

ポーランド風のメンチカツ。厚めでとてもジューシーなメンチカツ。グレイビーソースみたいなのがかかってる事が多い。もしくはキャラメル状に炒めた玉ねぎ。

 

ポーランドのチーズ

オシチペック (oszczypek)

IMG_5155真っ平らな国ポーランドで唯一の山岳地帯で作られる世界最古、幻のチーズと呼ばれるオシチペックチーズ。

険しい山間で生まれたチーズは門外不出だった。今では観光地化し過ぎて軽井沢みたいになってるので幻な感じは皆無。ポーランド南部ザコパネ地方を訪れれば何処ででも食べられる。2週間程ゆっくりと燻製するフレッシュチーズ。温めて蜂蜜やジャムと一緒に食べるのも美味しい。

ブリンザ (bryndza)

IMG_3963ポーランドを代表するチーズ。ポーランドのブリンザ地方で作ったチーズにしかブリンザの名前を付けられない。これはヨーロッパ連合によって守られている。

フレッシュタイプのチーズでそのまま食べてもいいしディルやネギなどの香味野菜を加えてディップにしたりもする。ケーキなどにも使われる万能チーズ。

スポンサーリンク

 

Kopytka

3ポーランド版のニョッキ。イタリアのニョッキよりパスタ感強い。

玉ねぎ、ベーコン、チーズなどをかけてメインディッシュで食べる事もあるし、グラ―シュなどのシチュー系の料理の付け合わせとして食べる。マッシュルームソースとの相性も良い。プラツキと同じで辛い系も甘い系もある。甘い系はシンプルに溶かしバターに砂糖とシナモンをかけたり、チーズとジャム。

ポーランドの他にリトアニアやベラルーシでも食べている。

 

クルスキ (Kluski Slaskie)

ポーランド風ジャガイモ団子。上手な人が作ると口の中でとろける感じ。お肉の入ったソースなどをかけて食べる。

結構作るのがメンドクサイ料理なので今では殆どのポーランド人が冷凍食品で我慢してる。でも食べる時に「手作りは全然違う味。特におばあちゃんの手作りが一番美味しい」と続くのが習わし。

 

ピズィ(PYZY) 

クルスキとほぼ同じなマッシュポテト団子。でも中に肉やカッテージチーズ、マッシュルームなどが詰めてあるとピズィと呼ぶのだと思う。安くて美味しい。オヤツに最高。

 

 プラム団子

IMG_5141プラムと砂糖をジャガイモベースの団子でくるんで茹でたもの。チーズ系の特製ソースと一緒に食べる。普通に言ったらデザートだけど東欧では主食。他にもピエロギなどの詰め物系、パイなどのパン系は甘いものでも主食扱いとなる事が多い。

 

ポーランド料理のまとめ スープ編

ポーランドの冬は長くて厳しい。そんな国はスープが美味しい。そして夏は南欧なんかよりも暑くなる。なので熱を取る冷たいスープ類も豊富。

ジュレック(żurek) 

IMG_4878ポーランド人が愛してやまないスープ。発酵したライムギの上澄み汁を使って作る。発酵してるのでかなり酸っぱい。暖かい酸っぱさが苦手な人はちょっとうっとくる味。慣れるとはまるけど慣れるまでキツイ。私は今だ慣れない。ニオイからもう無理。

白いスープ、または白いボルシチ (Barszcz czerwony)と呼ばれる事もある。東欧の他の国にも白いボルシチと呼ばれるスープがあるが、これほど酸っぱくはない。

バルシチ (Barszcz)

11テーブルビート(ビーツ)で作るスープ。ウクライナ起源のスープで東欧全体とロシア、ロシアにゆかりのある国々で食べられている。各国、そして各地域で色々なバリエーションがある。基本的には冷蔵庫にある残り物の野菜を全部入れたスープ。ビーツはニンジンやスイートコーンより糖分を含むので最も甘い野菜。ボルシチには酢漬けを使うのが主流なのでほんのり甘酸っぱい。ビーツの色素による鮮やかな深紅色が特徴。

chłodnik

IMG_3082どピンク色のものすごいインパクトを持つ、夏の定番スープ。旧ロシア圏の国々で良く食べられている。冷たいボルシチと呼ばれるが作り方が全く異なる。ボルシチは煮込んだスープだけど、こっちは全く火を使わずにかき混ぜただけのスープ。ビーツの深紅色と白のケフィア(発酵した乳飲料)を混ぜて作るからどピンク色になる。暑い夏に欠かせない。美味しいだけでなく、健康にも良いスープ。

Czarny

ポーランドの伝統的なスープ。カモの血を使う。マカロニやジャガイモなどが入るちょっと酸っぱい温かいスープ。癖のある味。中世の時代、求婚者に両親がこのスープを出すと「娘はやらん」の意味だった。

グロフフカ (Grochowka)

2エンドウ豆をたっぷり使ったスープ。大のお気に入り。エンドウ豆とトマトのスープで悩んでたらお店の人がクルトンで仕切ってどっちも出してくれた。ポーランド人は本当に外国人に優しい。おもてなしの精神マックスな人種。

クルプニク(KRUPNIK)

野菜の他に蕎麦や大麦の実が入った具沢山のチキンスープ。

フラキ (FLAKI)

牛や羊、食用家畜の胃(トライプ)を煮込んだスープ。臓物類が好きな人は是非。

ズッパ・ヴィシニョヴァ(ZUPA WISNIOWA) 

IMG_4393夏の定番スープ。日本名ではスミミザクラ、甘くないサクランボで作る冷たいスープ。何だかデザート的だけどポーランドでは前菜扱い。甘酸っぱさが最高。本当にオイシイから是非試してみて!

ズッパ・グジボヴァ (Zupa grzybowa) 

キノコのクリームスープ。季節または何処で食べるかによってキノコの種類が違う。でも何処で食べても確実に美味しい。

ズッパ・オグルコヴァ (Zupa ogorkowa)

何故だか東欧から北欧にかけての人達はキュウリを物凄く食べる。ポーランドではスープにもなる。

ズッパ・ポミドロヴァ(Zupa Pomidorowa)

ポーランド風トマトスープ。優しい味。細いパスタや米が入る事が多い。

 

ポーランドのお菓子

マコヴィエツ(MAKOWIEC) 

IMG_4814ケシの実のロールケーキ。クリスマスや特別な日には必ず登場するお菓子。ケシの実、ポピーシードとは日本ではアンパンの上にちょろっとかかってるやつ。プチプチしてて美味しい。東欧では良くお菓子に使われている。

ポンチュキ(PACZKI) 

IMG_4280ポーランド風の揚げドーナツ。中に色々な具が入ってる。一番のお勧めはバラの花びらのジャム入り。

ナレスニキ (NALEŚNIKI)

4ポーランド風ホットケーキ。チーズやリンゴが入ったバージョンもある。焼くと揚げるの中間。最後に粉砂糖をたっぷり。

 ダークチェリーのケーキ

IMG_9934ポーランドのケーキは何食べても美味しくて質がいい。値段も安い。特におすすめはダークチョコとチェリーのケーキ。この組み合わせは最強過ぎる。

ロディ (Lody)

ポーランドはアイスクリームのレベルも高い。ポーランド人も大好きなので街の至る所にある。価格も安いので見つけたら是非試してみて!

ピエルニキ (PIERNIKI)

ポーランド風ジンジャークッキー。ポーランドの人達が帰省すると何時もお土産でくれる。人形、動物、ハート、星、色々な形があって可愛い。アイシング(粉砂糖と卵白を水で練った固まるクリーム)でデコレーションされて更にラブリーになる。チョコでコーティング、中にジャムが入るバージョンもある。

14世紀にトルン(TORUN)と呼ばれる街で生まれた伝統菓子。甘くてスパイシー。ショパンも大好きだった。持ちがいいので昔からクリスマスツリーの飾りとして使われる。

 

ポーランドの飲み物

コンポート(KOMPOT)

ベリー、桃、プルーン、果物を大量の水で煮た飲み物。夏は冷蔵庫で冷たくして、冬は温めて飲む。

共産主義の時代が終わった1990年代は、コーラなどアメリカから来るものがもてはやされてコンポートの人気が廃れた。最近ではコカ・コーラよりも果物のビタミン、ミネラルを多く含むコンポートの方が健康に良いと見直され、コカ・コーラよりもコンポートを冷蔵庫に常備する家庭が増えた。

カヴァ(KAWA) 

伝統的にポーランドは紅茶文化だけど共産圏終了後は反動なのかコーヒーが爆発的人気となった。最近ではイタリア式のエスプレッソが流行っているけれど、一般的にポーランド人が飲むのはトルコ式コーヒー。

ヴ―トゥカ (Wodka)

ポーランドと言えばウォッカ。友達の結婚式の披露宴で一人につき一本ウォッカがついてきてびっくりした。でも直ぐに納得した。

ポーランド人は男性のみならず女性も、老いも若きも本当に酒好き。しかも強い。さすがにウォッカ一本を毎日飲む訳ではないけど、結婚式などの特別な日なら軽く飲み干す。

ピヴォ (Piwo)

ポーランドはビールが安い。コーヒーよりも安い。脂っこくて味付けが濃い料理が多いのでビールとの相性が抜群。最近の若者が飲むお酒はもっぱらビール。

チェコと違って国際的に有名なビールはない。でも最近地ビールが流行ってる。

スピリタス (SPIRYTUS)

ポーランド産のウォッカ。アルコール度数が世界最高の酒として有名。70回以上も蒸留を繰り返す事で高いアルコール度数を得る。な、なんと96度。世界最高純度のスピリッツ。

飲むときは絶対に火気厳禁。喫煙なんてもってのほか。消防法上の危険物に分類される酒。さすがのポーランド人でもスピリタスは水や炭酸水などで割って飲む。

 - まとめ記事, ポーランド, ヨーロッパ, 世界の美味しい料理まとめ, 東欧 , , ,