世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

東欧で一番おすすめの国スロバキアとはどんな国なのか?街、人の魅力、そしてスロバキア料理とは何なのか?

      2017/05/02

哀愁漂うヨーロッパが見たいなら、貴方が訪れるべき場所は西欧じゃなくて東欧。最近人気が急上昇中の東欧の国の中で、残念ながら地味な立ち位置のスロバキアは訪れる観光客がもっとも少ない国です。かつての共産圏の憂いが何処よりも色濃く残る旅情に溢れた魅力的な国なので、皆様にもっとスロバキアの事を知ってもらいたい。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが素敵な人達に出会いながら、世界中を食べ尽くすの記録。今回は東欧の穴場的存在スロバキアの魅力をとことん。

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スロバキア、ついに本物の東欧に足を踏み入れる

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皆さんはスロバキアと聞いて何をイメージしますか。多くの人がきっと私のように、昔はチェコスロバキアだったよな、ぐらいの認識しかないのではないでしょうか。それにスロバキアの首都はヨーロッパで一番知名度がない気がします。ブラチスラヴァ。私も全然覚えられなくて何度も間違えてしまいます。

東欧で人気のある国と言えばポーランドやハンガリー。かつては共産圏に属し東欧と呼ばれていましたが、最近は中欧と呼ばれる事が多くなってきました。経済や教育水準が高く、観光資源も豊富なので他の東欧諸国とは確かに一線を画しています。そしてこれらの国の人達も、一般的に貧しいイメージがある東欧と言う言葉を嫌っています。

そんな中でスロバキアはまさに東欧。今回初めてスロバキアを訪れて、やはり中欧との差を肌で感じる事が出来ました。中欧と比べてソビエト連邦時代が落とした影が今だ色濃く残っています。

 

全く観光化されていないヨーロッパでは大変珍しい国

スロバキアは何だか地味な影の薄い国です。工業国なのか農業国なのか、観光の目玉や郷土料理が何なのかも余り知られていません。一般的にスロバキアを訪れる人の多くは首都のブラチスラバだけを訪れます。そして「何もない」と判断して、すぐ他の国へ抜けてしまうのです。

確かにブラチスラバには笑っちゃうほど「何もない」です。でも哀愁漂う落ち着いた町並みは素敵だし、レストランは適正価格、そしてナイトライフが素晴らしいです。

旧市街が観光客に乗っ取らる事なく、地元の人達だって楽しむ場所になってるのがポイント高いです。ブラチスラバを訪れたら何を見るわけではなく、ローカルの人に交じって地元で暮らすような旅をしてもらいたい。何とも言えない居心地の良さが感じられると思います。

それにスロバキアの魅力は首都ではなく地方です。北部国境にそびえるタトラ山脈一帯は素晴らしい大自然の宝庫。ところどころに残る哀愁たっぷりの古城など、絵になる牧歌的な風景が広がっています。天然温泉が多いのも嬉しい。

 

スロバキアの首都、ブラチスラバへの行き方

空港もあるので飛行機も可能ですが、多くの観光客は隣国オーストリアの首都ウィーンから電車、もしくはバスで来ます。60km程しか離れてないし、めちゃくちゃ交通網が発達しています。本数も多く、お値段もとても安いです。

だからこそウィーンから日帰りでやって来る観光客が多く、「何もなかった」と言って帰ってしまうのです。ブラチスラバのいぶし銀のような魅力は数日滞在しないと見えてこないです。

 

スロバキアは隣国に比べて物価が安くユーロも使える

東欧の多くの国が自国通貨を使用している中、スロバキアは2009年からユーロを導入しています。両替の必要がない国はやはり便利。ユーロが導入された事により物価は上がってしまいましたが周辺諸国に比べたら安いです。特に物価の高いウィーンから訪れれば違いは一目瞭然です。

 

スロバキアは英語が全く通用しない

首都のブラチスラバは最近本当に英語率が高くなってきました。でもスロバキアの地方へ行くとびっくりするほど英語が通じません。ヨーロッパで英語が通じない国って珍しいので、そんなところも新鮮で楽しいです。多くのスロバキア人はドイツ語を話します。

 

地理的な位置と歴史が生んだ不思議な国スロバキア

スロバキアは北西にチェコ共和国、北はポーランド、東にウクライナ、南はハンガリー、そして南西はオーストラリアと接しています。国境周辺では隣接する国の影響を多大に受けているので、スロバキアはとても小さな国に関わらず地方によって全く違った顔を見せる不思議な国です。

第一次世界大戦の後オーストリア・ハンガリー帝国に対抗するためにチェコと合併して独立しましたが、チェコとは何だか少し違った雰囲気を持ちます。歴史的に1000年間はどハンガリー王国の支配下にあったので、ハンガリー色が強いんだと思います。

そしてチェコ側優位の体制が我慢できなかったスロバキアは1993年にチェコスロバキアから分離して独立しました。オーストリアに近いチェコとは同じ民族であっても雰囲気が異なり、今でもやっぱりハンガリーっぽいです。

 

スロバキアは食べ物だって凄く複雑

スロバキアは歴史的にオーストリアだったりハンガリーだったり、チェコ共和国と連合してたりで複雑です。スロバキアとして単体の国の歴史はとっても浅いんです。

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歴史と食は密接に関連するので、スロバキアの食べ物もまたこれらの国の強い影響を受けています。それに国境付近ではお隣の国の影響も受けるのでスロバキアは北海道よりも小さな国なのに、地域によって食べているものが全然違います。

だからスロバキアではどんなものが食べられているのか説明するのは本当に難しいです。スロバキア料理は歴史的にチェコ共和国とハンガリーとオーストリアの影響を受け、地理的には隣国の影響を受けた料理。ポーランド国境付近ではポーランド料理っぽいモノが主流、ウクライナ国境辺りではロシアの色合い強く、オーストリアに近い一帯はまさにオーストリアな味で、全体的にはチェコっぽいけどハンガリーの色強し、な感じの料理です、としか言いようがない。  

 

スロバキアを代表する食べ物 ブリンゾベー・ハルシュキ

何だか本当にややこしい国なので、スロバキアを代表する料理なんてないんだろうなと諦めていたら結構簡単に見つかりました。

スロバキア人に「スロバキアで一番有名な食べ物は何ですか?」と尋ねると100発100中で同じ答えが返ってくるんです。 ブリンゾベー・ハルシュキ。 すりおろしたジャガイモと小麦粉を混ぜ、茹でて作ったダンプリングに羊の乳のチーズを絡め、カリカリに焼いたベーコンと玉ねぎを混ぜた料理です。

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スロバキアの国民食ブリンゾベー・ハルシュキは何処で食べる事が出来るのか

地域によってかなり異なったモノを食べているスロバキア人の誰もが認めるスロバキアの味、スロバキアで一番有名で国民食でもあるブリンゾベー・ハルシュキ。見た目が全然美味しそうでないのは誰もが自覚しているようで、皆さん口を揃えて「ちょっと視覚的にはあれだけど美味しいから絶対試してみて」と全力でお勧めされました。

そこまで言われたからには絶対食べるぞと思って探してみたのですがこれが結構難しい。全然見つからない。今回はルート的に首都、ブラチスラヴァを外しているので観光客に会わない。つまり観光客御用達の郷土料理レストランが見つかりません。

地元の人達が通っているような普通のレストランは沢山あったので一軒一軒聞いて周ったのですが皆さん同じ答えです。「ないなぁ。ハルシュキは家で食べるものだから」  

当たって砕けて意気消沈して、レストランのバーのカウンターでビールをやけ酒していたら隣で飲んでいた家族が優しく言いました。「そんなにハルシュキが食べたいなら私達が作ってあげるよ。」まさに渡りに船の申し出でした。

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スロバキアでスロバキア人の家庭にお邪魔してスロバキアの国民食を食べる

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スロバキアのソウルフード、ハラシュキを食べるのに強力してくれたのはミハル(MICHAL)さんの家族。若者ですら英語が余り通じないスロバキアで、お父さんの年代で流暢な英語を操り、レストランのオーナーとの会話を通訳してくれ、最終的には見ず知らずの私をお家に招待してくれた勇気ある人です。

ポーランド人と違ってチェコ人、スロバキア人は知らない人に対する警戒心が強いんです。ポーランド人は誰にでもウェルカムと言って玄関のドアを開けるタイプですがチェコ人は疑う。スロバキア人にいたっては覗き穴から覗いて居留守するタイプです。

だからミハルさんのようなオープンさはスロバキアではかなり珍しい。それもそのはずミハルさんはバカンスになると奥さんと一緒にヒッチハイクで旅をするんです。23歳になる息子さんがヒッチハイクでヨーロッパを一周した事に感化され始めたヒッチハイクの旅、すっかりはまってしまったそうです。

 

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