世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

スペインの観光地21選 おすすめのスペインの有名な観光地

   

スペインは地方によって全く違った顔を持つので、一つの国で色々な雰囲気を味味わう事が出来ます。数多くある観光地の中で絶対外せない21都市を厳選しました。スペイン観光のルート作りに役立てて下さい。

アンダルシア地方でお勧めの観光地

外国人がイメージするスペインとはアンダルシア地方を意味します。フラメンコ、闘牛、白い村に青い空、陽気な人達。スペインが一番スペインらしい場所、それがアンダルシア地方です。

グラナダ (Granada)

時間の関係でアンダルシア地方を一か所しか訪れられない。そんな時は迷わずグラナダです。その美しさは千夜一夜物語そのまま。夢のような場所です。

グラナダで、と言うかスペインで、いや世界的にも有名な観光名所はアルハンブラ宮殿です。建築当時、イスラム勢力は終焉を迎えていました。経済的な理由で建築素材は貧相です。でも素晴らしい装飾でそれを補いました。

大理石などの高価な素材は使っていませんが、アルハンブラ宮殿ほど隅から隅まで繊細な装飾がほどこされた場所は他にありません。アルハンブラ宮殿はイスラム最後の吐息。イスラム職人たちの最後の意地の結晶。悲しいまでも美しいです。

アルハンブラ宮殿を訪れる前に読みたいのがワシントン・アーヴィングの「アルハンブラ物語」これを読んだ後だとアルハンブラ宮殿散策が100倍楽しくなります。

凄いことにアルハンブラ宮殿の一部はホテルになっているので泊まれます。

アルハンブラ宮殿の他にも見所は沢山あります。例えばアルハンブラ宮殿の前にある丘一帯を指すアルバイシン。中世ムーア人の建築様式を残す地域で、白壁と石畳、オレンジの屋根が美しい場所。

ただアルバイシン地区は泥棒が多く、治安がとても悪いので明るい時でも身を引き締めて散策しましょう。

カディス (Cadiz)

スペインと言えば白い村。イメージ通りの白い村々が点在するのがカディス周辺です。

カディスはスペインで一番美しい海岸線を持つ地域です。ビーチリゾート化されていない自然のままの美しいビーチが点在します。

カディスを拠点にビーチでのんびりしながら、レンタカーで白い村々を訪れる、そんな休日も素敵なのではないでしょうか。食べ物も美味しいです。

セビージャ (Sevilla)

セビージャの街は何を見てもいいし、何も見なくてもいい。フラメンコ、闘牛、情熱、光と影、外国人がイメージするスペインの全てがここに集結しています。

フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、セビリアの理髪師、カルメン、多くのオペラの舞台となりました。とにかくドラマティックが似合う場所です。

ただ人口70万人のスペイン第四の都市なので、のどかさはありません。そして夏に訪れるのは避けましょう。飛ぶ鳥が焼け落ちるほど暑いとされています。

セビージャを訪れるなら絶対に春です。セマナサンタ、春の祭、世界的に有名な祭が続きます。宿泊先を見つけるのは大変ですが、もしこの時期にセビージャを訪れる事が出来たならミッションコンプリート。もう他にスペインで思い残すことはありません。

コルドバ (Cordoba)

いぶし銀のような渋い魅力を持つコルドバの街。ゆっくりして欲しいけど時間がないならメスキータだけ観光して下さい。

スペイン語でモスクを意味するメスキータ。スペインに現存する唯一の大モスクで最高傑作です。

その大きな特徴は785年にイスラム教の寺院として建築された後、カトリック勢力に征服され、1236年からは内部にカテドラルが新設し、イスラム教徒とキリスト教徒、2つの宗教を同居させた所にあります。世界的に類を見ない珍しさです。

元あった宗教建築の美しさを認め、破壊する事無く自らの宗教建築をぶち込む。寛容なのか横着なのか分からない、いかにもスペイン的な現象です。グラナダのアルハンブラ宮殿でも同じ事をしていますが、あちらは失敗したパターン。コルドバのメスキータは両宗教の何とも言えない調和を得た、素晴らしくも珍しい建築様式です。

圧巻は850本の馬蹄形のアーチのある礼拝堂。何だかもうありえない、信じられない程の美しさ。

ガリシア地方 のおすすめの観光名所

緑豊かで食べ物が美味しく、美しい建築物も沢山ある。イメージするスペインとは何だか全く異なるけれど、是非ともスペイン北部ガリシア地方を訪れて、違ったスペインを満喫してもらいたい。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

ガリシア地方を代表する一大観光地。聖ヤコブの遺骸が祭られているので、ローマ、エルサレムに並ぶ世界三大巡礼地として有名です。

フランスから続く800kmにも及ぶ巡礼の道のゴール地点。1000年以上の歴史を持つ聖地への道は今でも年間10万人の人達が歩いています。

長き険しい巡礼の最終地点にふさわしい、天国のような美しさに溢れた街です。スペインで一番ともされるグルメな土地でもあります。

ルーゴ (Lugo)

世界的に有名なサンティアゴ・デ・コンポステーラの陰にかくれ、地味な存在ではありますが、美しさでは負けていません。

ローマ時代の城壁に囲まれた街で、長さ2km、10個の門が現存します。城壁の上は遊歩道になっていて、まさに空中散歩。上から眺める美しいルーゴの街並みに夢見心地になります。

カスティージャ・イ・レオン地方 のおすすめの観光地

世界遺産を多く抱え、見どころの多いスペイン。中でも一番観光名所が揃っているのがカスティーリャ・イ・レオン地方。必ず大満足する素晴らしい景色が堪能出来ます。

サラマンカ (Salamanca)

スペインを代表する学生街。酸化鉄を多く含む赤みのある石で作られた街なので、夕日にあたると赤く燃えます。何だか泣けてくるほど美しい街です。

見所が沢山あります。美術や建築が好きな人は、サラマンカ抜きでスペインを語る事は出来ません。

スペイン最古のサラマンカ大学は、世界においてもフランスのパリ、イタリアのボローニャ大学に次いだ古い歴史を持つ由緒正しき大学です。そんなサラマンカ大学の正面玄関はルネッサンス初期の代表的な様式であるプラテレスクの傑作と呼ばれています。

「プラテレスク」とはイスラム文化の影響を受けた綿密で多量の装飾を施した建築物を、ある芸術評論家が「まるで銀細工師(Plateroプラテーロ)の作品のようだ。」と評した事から始まりました。

プラテレスク様式の建築群も素晴らしいのですが、スペインで一番美しい広場とされるマヨール広場が圧巻です。スペインどころか世界で一番美しい広場だと思います。

サラマンカはスペインで一番美しいスペイン語が話されている場所。スペインの大学生も多いけど世界中の人達がスペイン語を学びに来ます。国際的で物価も安く、何よりも美しい。絶対訪れて欲しい街です。

アビラ (Avila)

この街の一番の見所は城壁にあります。全長2.5km、平均の高さ12m、厚さ3mの城壁が旧市街をぐるっと囲んでいます。

城壁に上を空中散歩するのもいいけれど、少し離れた小高い丘の上から城壁全体を見渡してみて欲しい。進撃の巨人そのままの世界です。

無理すればマドリッドから日帰りも可能です。でもアビラ周辺には素晴らしい観光地が固め打ちであるので、出来ればゆっくりこの地方を周って欲しい。

セゴビア (Segovia)

セゴビアにはディズニーの白雪姫のモデルとなったとされる美しいお城、アルカサルがあります。でも何よりも全長813m、最高部の高さが28,5m、128の2層アーチでなる水道橋が素晴らしい。

花崗岩を積み上げて作られた水道橋は、釘などの接合材が一切使われていません。岩だけの重みで自身を保つ、古代ローマ人達の土木技術の確かさにしびれます。2000年の時を超えて、今なお雄大な姿を残しています。19世紀末まで現役として水を供給していたと言うのだから脱帽するしかありません。

レオン (Leon)

サラマンカ、アビラ、セゴビア、この3都市は絶対訪れなければならない場所。時間が空いたらレオンの大聖堂も訪れてみましょう。圧巻はステンドグラス。

ガウディ好きならカサ・ボティネス(Casa Botines)も見逃せません。ただガウディにしては地味な印象。

スペインで一番の高級ホテルとして活躍しているサン・マルコ修道院にも、宿泊は無理でもお茶しにぐらいは立ち寄りたい。

カスティージャ・ラ・マンチャ地方 のおすすめの観光地

世界で聖書の次に読まれているのがドン・キホーテ。カスティージャ・イ・ラ・マンチャ地方は、そのドン・キホーテの舞台となった土地です。物語そのままの景色が広がっています。

カンポ・デ・クリプターナ (Campo de Criptana)

ドン・キホーテの風車として一番有名な場所です。観光客も多い。荒涼とした地にそびえたつ風車。物語そのままの景色。レンタカーがあるなら近郊にあるコンスエグラを訪れて下さい。こちらの風車群の方が絵になる風景です。

アルマグロ(Almagro)

カスティージャ・ラ・マンチャ地方を代表する観光地。スペインで一番美しい広場はサラマンカのマヨール広場だけれど、スペインで一番美しい「村の広場」では常に一位となる場所です。

アルマグロにはスペイン最古の劇場もあります。美しさも保存状態も最上。アルマグロは演劇の町と呼ばれいます。初夏に開催される国際古典演劇フェスティバルには、世界各国から演劇好きが押し寄せます。

トレド (Toledo)

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首都マドリッドからバスで1時間程の場所にあり、バスの本数も多いので日帰り観光も余裕です。「もしスペインに1日しか滞在しないなら、絶対にトレドへ行け」との格言もあるぐらいなので、絶対訪れたい素晴らしい古都です。

旧市街全体が世界遺産に登録されていますが、旧市街しかないイメージ。何だかタイムトリップしたような気分になります。

スペインのカトリック総本山である大聖堂も見物ですが、街の雰囲気を楽しむだけで十分な気もします。旧市街を囲う川の向こう側にある丘の上から眺めるトレド全景が素晴らしい。もうこれだけ見ても十分な気になる。

でも忘れてはならないのがグレコの作品。ルネサンス期のスペインを代表する画家で、その独特の画風は彼が強い乱視であったからとされています。確かにグレコの絵はグラグラしています。

マドリッド (Madrid)

日本から飛行機でマドリッドに入るかバルセロナに入るかで迷うかも知れません。やっぱりバルセロナの方が人気ですが、スペインの交通網はマドリッドを中心に発達しています。効率よくスペインを周遊するなら断然マドリッドINがお勧めです。

マドリッドの街自体にはそれほど観光名所はありませんが、美術館巡りは必須です。ピカソのゲルニカも見逃せませんが、プラド美術館のコレクションもまた素晴らしいの一言です。

カタルーニャ地方のおすすめの観光名所

バルセロナ (Barcelona)

スペインで一番の観光地。ガウディだけでない、素晴らしくも美しい街ですが、バルセロナは観光客でいるよりも住んでしまうのが一番楽しい場所です。

洗練された大都市、なのに綺麗な海があって更には気候が良い。楽園のような街。見所盛沢山なので何日か必要です。

モンセラット (Montserrat)

バルセロナから日帰りで行けます。バルセロナは天才を多く生み、天才が集まってきた土地です。その理由はここの景色にあるのかもしれません。

奇妙な形の岩が連なり、この世のものとは思えない風景。天才たちのインスピレーションの元となりました。パワースポットとしても有名。

888年から続く歴史ある修道院もありますが、モンセラットの魅力は奇形の岩たち。沢山のトレッキングコースがありますが、軽装で充分なお散歩コースもあります。是非ブラブラ歩いてほしい。世にも不思議な場所です。

ベサルー (Besalu)

バルセロナに何日か滞在するなら、是非訪れてもらいたいのがジローナ州にある要塞都市、中世をそのまま凍結したベサルー。息をのむ美しさの石橋があります。バルセロナから一番簡単に行ける本格的な中世の村です。

コムニダ・バレンシアナ (Comunidad Valenciana)地方のおすすめの観光地

バレンシア (Valencia)

バレンシアはそんなに見所がある訳ではないので、私的にはスキップしていいと思う街。でも3月に訪れる事が出来るのなら、もう絶対に行って欲しい場所。スペイン3大祭のひとつである、火祭りが開催されます。

宿をとるのが大変だけれど、3月21日に行けるのなら是非とも見て欲しい。世界的にみてもあれ程の規模の火祭りはバレンシアでしか見る事が出来ません。

イスラス・バレアレス (Islas Baleares)地方のおすすめの観光地

スペイン本土ではないので飛行機移動が必要ですが、格安チケットが出回っているので、敬遠せずに是非とも訪れてもらいたい素敵な地域です。地中海の美しさと夜遊びを堪能したいなら夏。のんびりしたいなら夏以外で。

マジョルカ島

ドイツの植民地と呼ばれるほど、スペイン語よりもドイツ語が多く聞こえる島。一番大きな島なので色々と揃っています。王様の別荘もある。

イビサ島

クラブ好きの聖地。世界中の人達がイビサ島のクラブへやってくる。有名人も多く、とにかく世界的に有名なクラブが揃っています。クラブ好きならイビサの夏は外せません。

エストレマドウーラ州 (Extremadura)のおすすめの観光地

地味代表の土地ですが、地味なりに底力のある場所です。スペイン最高峰の生ハムが生み出される土地で、渋い観光地も点在します。

トルヒージョ

新大陸を征服したピサロの出身地。何もない所だからこそ、新大陸に夢を馳せたのだなと感慨深くなります。そんな何にもなさが何とも見所で、とても風情のある村。同じくグアダルーペも行って後悔なし。

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