世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

スペイン通だけが知っているレアなスペイン料理のまとめ

      2017/09/27

何を食べても美味しいグルメ大国スペイン。スペイン料理の一番の特色は郷土料理の豊富さです。どの地域にも美味しいものが沢山あって、その中には地元でしか食べる事の出来ない料理もあります。今回はそんな超ローカルな他県ならスペイン人ですら食べたこともない究極にレアな、更には美味しいスペイン料理をまとめてみました。

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 オルティギジャス フリタス Ortiguillas fritas

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スペイン東部から南部にかけての海岸線の港町限定で食べる事が出来るのがイソギンチャクのフライ。

イソギンチャクって毒なかったっけ?と疑心暗鬼で口に入れたらサクッの後にプニュってなって磯の香がブワッと口の中に充満して感動ものの美味しさでした。

一緒に居たスペイン人の方が「ムリ無理」みたいになってたので、一般的にはゲテモノ系。でも日本人なら普通にいけると思います。

味はまさに地中海の味。良く海で見るやつだと思うけど、元を想像するとちょっと食欲が減退するほどエグイ容姿なので、食べる前に海の中を探索するのは止めた方がいいかも。

 

カルソッツ Calçots

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スペインに18年も住んでると「初めて食べる味」なんてものはほぼ無くなります。そんな私が長年恋い焦がれていた料理がカルソッツ。

生産量の少ない地元特産のネギを使って、12月から3月までの期間のみ、バルセロナ周辺だけで食べる事が出来る料理です。

これだけでもハードルが高いのに、ネギのバーベキューなので都心のレストランでは食べる事は出来ません。更には地元の人達、毎年カルソッツのシーズンを心待ちにしているのでレストランの予約を取るのが難しいです。

そんな色々な条件を満たさないと食べる事の出来ない、究極の料理、それがカルソッツ。

スペイン人ですら、カタルーニャ地方以外の人なら食べたことが無い料理だと思います。

ただの焼きネギでしょ、なんて言わないように。もうびっくりするぐらい美味しいです。

ネギがもう普通のネギじゃないし、ネギにつけるロメスコソースが絶品なのです。スペインで一番美味しい料理と言ってもいいぐらい。

それだけ美味しくて、究極にレアな料理なので冬にバルセロナ周辺を訪れる機会があったら是非食べて下さい。

 

カチョポ  Cachopo

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私的にスペインで一番美味しい地方としてイチオシなのがスペイン北部アストゥリアス地方。この地方は何を食べても美味しいのですが絶対外せないのがカチョポ。

他の地方ではまず見かける事のないレアな料理で、かと言って珍しい食材使ってるとかそんなんでもなく、牛肉で生ハムとチーズをはさんで揚げる、シンプルっちゃシンプルな料理。

一番の特徴はその大きさ。インパクトのあるボリュームなので、大人2人だって食べきれない量。アストゥリアス地方は何でも大きいのだけどカチョポの大きさは群を抜いてる。

大きいだけでなく、シンプルな料理なのにメチャ美味しいのは、牛肉、生ハム、チーズ、材料の全てがアストゥリアス地方名物。そんな地元の名産品を惜しげもなく使ったたまものか。

地元の人達からも大変愛されている料理で、カチョポ愛好会なんてものも存在します。スペイン北部のアストゥリアス地方を訪れたら是非!

 

チャンケーテス  Chanquetes 

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スペイン南部、マラガの町を訪れたら絶対トライしてもらいたい料理がチャンケーテス。スペイン版のシラスです。

スペインでは現在チャンケーテス、魚の稚魚を獲る事が法律で禁止されています。マラガと言えばシラスってくらい名物だったのですが、食べる事が出来なくなっています。

表上は魚屋、レストランからは姿を消したチャンケーテス。でもコソッと注文すると店の奥から内緒で出してくれたりします。マラガの港町の漁港に行けば、地元の漁師さん達が売ってたりもして。

最近では中国産の輸入チャンケーテスが大量に入ってきていて、スーパーで見かける事も多くなってきました。レストランなどできちんとメニューにのせてるチャンケーテスがあったら100%中国産です。

中国産の魚の稚魚とスペインのマラガ沖で獲れる稚魚では全く種類が異なります。出来れば本場のチャンケーテスを試してみて欲しいけれど・・・禁断の味なので自己責任で!

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パステル・デ・カルネ・ムルシアノ  Pastel de carne murciana

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ムルシア地方名産のパイです。サックサックのパイ生地の中に牛肉のミンチ、生ハム、ソーセージ、茹で卵、オリーブの実などが入ってます。

これがもう美味しいのなんのって。何で他の地域では販売してくれないのでしょうか。珍しい食材使ってる訳じゃないので可能なはずなのに!このサクサクすぎるパイ生地が企業秘密なのかもしれません。

ちなみに写真のビール。これもムルシアでしか飲めません。エストレージャは全国展開しているビールメーカーなのですが、地方限定のビールも出してます。

ムルシアを訪れたら是非セットでお試しください。

 

 ラジャ ア ラ ガジェガ Raya a la gallega

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スペイン北部ガリシア地方を訪れたら絶対食べて欲しいのがエイ。この魚は本当にこの地方でしか食べる事が出来ません。

エイって面白いんですよ。魚なのに魚っぽくない味がして。プルプルしてて食感も全然魚とは違う。さらには骨が全部軟骨。

素材のエイだけでなくガリシア風エイ、の名の通りソースもガリシアでしか食べられない味です。ガリシア名産のラードと赤トウガラシで作ります。

珍しいだけでなく何かもう本当美味しいので絶対に!

 

フィデオワ Fideua (極細版か具ナシ版)

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フィデオワはパエリアのパスタバージョン。これはスペインのどこでだって食べる事が出来ます。

でも写真のような極細タイプに出会える機会は本当に少ない。バレンシア地方なら結構な確率でお目にかかれるので是非探して欲しい。まじ美味しいから。

そしてエビとかムール貝とか具が沢山のってるパエリアの方が美味しそうに見えるけど、究極にオイシイのは出汁がめいっぱい効いた具ナシ版だったりします。

パエリア、フィデオワ、いずれにせよ全く具の無いバージョンを見つけたら是非トライしてみて下さい。奥深い味にきっと感動すると思います。

 

ウエボ・デ・ムホル Huevo de mujol

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酒飲みが泣いて喜ぶスペイン版カラスミ。味は極めて日本のカラスミに近いです。でもやっぱりワインとの相性が最高。

スペイン東部から南部の海岸線なら市場で普通に売られてたりもしますが、内陸部なら高級グルメショップでの扱いです。

 

アビシニオス デ アルコイ  Abisinios de Alcoy

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アリカンテ地方にあるアルコイの郷土料理がこれ。卵のフライ。白身が半熟でどうやって作るのか謎。
教えてって聞いても絶対教えてくれない。門外不出のレシピか。

世界的に有名なアルコイ市の春の祭、イスラム教徒とキリスト教徒の日には絶対食べなきゃいけない食べ物らしいです。お店によってはただの茹で卵のフライだったりするので当たり外れが大きい。見極めましょう。

 

エスカリヴァダ・デ・バカラオ Escalivada de Bacalao

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バルセロナを中心としたカタルーニャ地方の名物料理。エスカリヴァダとはオーブンで焼いた野菜をオリーブオイルでマリネにしたもの。

それはそれでとっても美味しいのだけど、今回はレア特集なのでタラ版のエスカリヴァダをご紹介。でもよくよく考えたらそんなにレアじゃないかもしれないので補強します。じゃん。甘えびのエスカリヴァダ。Imagen 1086

フランスとの国境近くの漁村で食べたのですが至福の味でした。野菜のエスカリヴァダはオーブンで焼くけど、魚介類は生食が基本みたい。それがまた日本人の私にはドンピシャリの味でした。

噂によると貝のエスカリヴァダもあるらしく、これはもう是が非でも見つけたい。ってか何処かで見つけたら是非ご一報下さい。

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