世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

スペイン通だけが知っている究極にレアなスペイン料理のまとめ

      2017/11/08

何を食べても美味しいグルメ大国スペイン。スペイン料理の一番の特色は郷土料理の豊富さです。どの地方にも必ず美味しい「おらが村の料理」があり、その中にはそこでしか食べる事の出来ない味もあります。今回はそんな超ローカルな、他県ならスペイン人ですら食べた事のない究極にレアで美味しいスペイン料理をまとめてみました。今回はスペイン通の為の超上級編なのでスペイン初心者の方は基本編、スペイン行ったらこれだけは食っとけ編からどうぞ→おすすめの美味しいスペイン料理30選(基本編)

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 オルティギジャス フリタス Ortiguillas fritas

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スペイン東部から南部にかけての海岸線の港町限定で食べる事が出来るイソギンチャクのフライ。

イソギンチャクって毒なかったっけ?と疑心暗鬼で口に入れたらサクッの後にプニュっとなって磯の香がブワッと口の中に充満する感動ものの美味しさでした。

一緒に居たスペイン人の方が「こんなん食べるのムリムリムリ」みたいになってたので、一般的にはゲテモノ系。でも日本人なら普通にいけると思います。

味はまさに地中海の味。良く海泳いでると見かけるやつだと思うけど、食欲が減退するほどエグイ容姿。デリケ―トな方は食べる前に海に行くのは止めた方がいいかも。

 

カルソッツ Calçots

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スペインに18年も住んでると「初めて食べる味」なんてものはほぼ無くなります。そんな私が長年恋い焦がれていた料理がカルソッツ。

生産量の少ない地元特産のネギを使うのでバルセロナ周辺だけで直ぐに消費されてしまう門外不出の料理。しかも12月から3月までの期間限定です。

これだけでもハードルが高いのに、ネギのバーベキューなので都心のレストランでは食べる事は出来ません。更には地元の人達、毎年カルソッツのシーズンを心待ちにしているのでレストランの予約を取るのが難しいです。基本的に大人数で食べる料理なので団体さんの予約が優先。少人数だと受け入れてくれないレストランが殆ど。

これら全ての条件を満たさないと食べる事の出来ない、究極の料理、それがカルソッツ。スペイン人ですら、カタルーニャ地方以外の人なら食べたことが無い料理だと思います。

ただの焼きネギでしょ、なんて言わないように。もうびっくりするぐらい美味しいです。ネギが普通のネギじゃないし、ネギにつけるロメスコソースも絶品なのです。スペインで一番美味しい料理と言ってもいいぐらい。

それだけ美味しくて、究極にレアな料理なので冬にバルセロナ周辺を訪れる機会があったら是が非でも食べて下さい。

 

カチョポ  Cachopo

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私的にスペインで一番美味しい地方としてイチオシなのがスペイン北部アストゥリアス地方。この地方は何を食べても美味しいのですが絶対外せないのがカチョポ。

他の地方ではまず見かける事のないレアな料理なのですが、珍しい食材使ってるとかそんなんでもなく、牛肉で生ハムとチーズをはさんで揚げる、シンプルっちゃあシンプルな料理。

一番の特徴はその大きさ。インパクトのあるボリュームなので、大人2人だって食べきれない量。アストゥリアス地方は何でもかんでも大きいのだけどカチョポの大きさは群を抜いてます。

大きいだけでなく、シンプルな料理なのにメチャ美味しいのは、牛肉、生ハム、チーズ、使ってる材料全てがアストゥリアス地方の名物。そんな地元の名産品を惜しげもなく使った料理だからなのでしょうか。

地元の人達からも大変愛されている料理で、カチョポ愛好会なんてものも存在します。スペイン北部のアストゥリアス地方を訪れたら是非!

 

チャンケーテス  Chanquetes 

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スペイン南部、マラガの町を訪れたら絶対トライしてもらいたいのがチャンケーテス。スペイン版のシラスです。

スペインでは現在チャンケーテス、魚の稚魚を獲る事が法律で禁止されています。マラガと言えばシラスってくらい名物だったのですが、食べる事が出来なくなっています。

表上は魚屋、レストランからは姿を消したチャンケーテス。でもコソッと注文すると店の奥から内緒で出してくれたりします。マラガの海岸線の小さな漁港に行けば、地元の漁師さん達が売ってたりもします。

最近では中国産の輸入チャンケーテスが大量に入ってきていて、スーパーで見かける事も多くなってきました。レストランなどできちんとメニューにのせてるチャンケーテスがあったら100%中国産です。

中国産の魚の稚魚とスペインのマラガ沖で獲れる稚魚は全く種類が異なります。出来れば本場のチャンケーテスを試してみて欲しいけれど・・・禁断の味なので自己責任で!

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パステル・デ・カルネ・ムルシアノ  Pastel de carne murciana

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ムルシア地方でしか食べられないミートパイ。サックサックのパイ生地の中に牛肉のミンチ、生ハム、ソーセージ、茹で卵、オリーブの実などが入ってます。

世界で一番美味しいミートパイだと思います。何で他の地域では販売してくれないのでしょうか。珍しい食材使ってる訳じゃないので可能なはずなのに!このサクサクすぎるパイ生地が門外不出の企業秘密なのかもしれません。

ちなみに写真のビール。これもムルシアでしか飲めません。エストレージャは全国展開しているビールメーカーなのですが、地方限定のビールも出してます。

ムルシアを訪れたら是非セットでお試しください。

 

 ラジャ ア ラ ガジェガ Raya a la gallega

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スペイン北部ガリシア地方を訪れたら絶対食べて欲しいのがエイ。この魚は本当にこの地方でしか食べる事が出来ません。

エイって面白いんですよ。魚なのに魚っぽくない味がして。プルプルしてて食感も全然魚とは違う。さらには骨が全部軟骨。

素材としてのエイだけでなくガリシア風エイ、の名の通りソースもガリシアでしか食べられない味です。ガリシア名産のラードと赤トウガラシで作ります。

珍しいだけでなく本当美味しいので絶対に試してみて!

 

フィデオワ Fideua (極細版か具ナシ版)

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フィデオワはパエリアのパスタバージョン。これはスペインどこでも食べる事が出来ます。

でも写真のような極細タイプに出会える機会は本当に少ない。バレンシア地方なら結構な確率でお目にかかれるので是非探して欲しい。まじ美味しいから。

エビやムール貝など、沢山具がのってるパエリアの方が美味しそうに見えますが、究極にオイシイのは具が全くないバージョンです。

フィデオワに限らずパエリアもそう、具が全く無いバージョンを見つけたら是非トライしてみて下さい。出汁のきいた奥深い味にきっと感動すると思います。

 

ウエボ・デ・ムホル Huevo de mujol

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酒飲みが泣いて喜ぶスペイン版カラスミ。味は極めて日本のカラスミに近いです。でもやっぱりスペインのワインとの相性が最高。

スペイン東部から南部の海岸線なら市場で普通に売られてますが、内陸部なら高級グルメショップでの扱いです。

 

アビシニオス デ アルコイ  Abisinios de Alcoy

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アリカンテ地方にあるアルコイの郷土料理。卵のフライなのですが、白身が半熟でどうやって作るのか謎。作り方
教えてって聞いても絶対教えてくれない門外不出のレシピです。

世界的に有名なアルコイ市の春の祭、イスラム教徒とキリスト教徒の日には絶対食べなきゃいけない食べ物らしいです。お店によってはただの茹で卵のフライだったりするので当たり外れが大きい。見極めましょう。

 

エスカリヴァダ・デ・バカラオ Escalivada de Bacalao

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バルセロナを中心としたカタルーニャ地方の名物料理、エスカリヴァダとはオーブンで焼いた野菜をオリーブオイルでマリネにしたもの。

それはそれでとっても美味しいのだけど、今回はレア特集なのでタラ版のエスカリヴァダをご紹介。でもよく考えたらそんなにレアじゃないかもしれないので補強します。じゃん。甘えびのエスカリヴァダ。Imagen 1086

フランスとの国境近くの漁村で食べたのですが至福の味でした。野菜のエスカリヴァダはオーブンで焼くけど、魚介類は生食が基本みたい。それがまた日本人の私にはドンピシャリの味でした。

噂によるとほたて貝のエスカリヴァダもあるらしく、これはもう是が非でも見つけたい。ってか見つけたら是非ご一報下さい。何なら一緒に食べにいきましょう。

更にもっとスペイン通になりたい方。私のライフワークとして全スペイン料理を少しづつこちらのポストでまとめています。→スペイン料理辞典 今のところ135品。スペイン料理の辞書となるように、これからもどんどん品数を増やしていくつもりです。

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