世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

スイスの物価が高い理由。どれくらいスイスの物価が高いか、どうして高いのかを調べてみた。

      2017/09/25

スイスの物価はどうしてあんなに高いのでしょうか。実際に行ってみて経験して、同時に沢山のスイス人から話を聞く事で、スイスの物価が高い理由を理解する事が出来ました。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが世界中で素敵な人達に出会いながら、世界中を食べ尽くすの記録。今回訪れたのはスイス。その脅威の物価を徹底解説。

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 ヨーロッパで一番失業率の高い国から世界で一番物価の高い国へ

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スイスへ行こうと決めた時、実はとっても不安でした。スペインに住み、スペイン人のお給料を貰って生きている私。そんな私が、世界で一番物価が高いと言われているスイスで生き延びる事が出来るのか。事前に情報を収集すればするほど不安が増えていきました。

何故スイスは物価が高いのでしょうか。一番の理由は人件費です。スイスの最低賃金がいくらか知っていますか。皆さん一緒に驚いて下さい。月額46万円です。最低賃金で46万円なんです。

私の住んでいるスペインの最低賃金が9万円。一般的なスペイン人の平均月収が月14万円ぐらいです。 24%もの失業率を抱える大不況のスペインで、月に46万円も稼げる人なんてほとんどいません。でもスイスではお掃除の人もマクドナルドの店員さんも、どんな職種の人だって最低月に46万円貰えるんです。

だからスイスで高い高いと嘆いているのは外国人観光客だけ。スイスでお給料を貰って生きている人達にとってのスイスは至って普通の物価の国なのです。そんな軽く3倍は収入格差のある国で、きっと誰よりも貧乏であろう私が生き延びる事が出来るのか。不安だらけのスイス・サバイバル滞在記の幕開けです。


何処へ行っても何を見ても美しい国スイス。何処へ行っても何を食べても高い国スイス。


スイスは本当に美しい国です。視界に入る全てのモノが美しい珍しい国です。他の国で写真を撮っていると、コレは入れない方がいいよなぁ、ってモノが必ずファインダーの中に現れます。スイスでは本当にそれがない。自然はそのままの美しさ、自然でないモノは隅々きちんと手入れされた美しさ。見るモノ全てが完璧に美しい、ポストカードのような国。

旅人が訪れた国の物価を知る為に先ずリサーチするのがマクドナルドのメニュー価格だと言われています。スペインでは1000円ぐらい。でもスペインはファーストフードの価格が何故か異常に高いです。スペインへ行くのならレストランのランチメニューを食べましょう。スターターにメイン、デザート、グラスワインまで付いて1300円位で食べる事が出来ます。

こんな不景気の世の中ですから、レストランの1300円も厳しい、もっと安く食費を抑えたい。そんな旅行者ならケバブ屋へ直行するでしょうか。ケバブが1つ500円ぐらい。飲み物をつけて700円ぐらいで食べる事が出来ます。 スペインでもっと節約したいならバゲットに色々なモノをはさんだスペイン風サンドウィッチ。BARで400円位のをお持ち帰りして、スーパーでジュースを買って公園に行く。500円もあれば充分でしょう。

ではここで問題です。世界で一番物価の高いスイスで一番安い食べ物とは何でしょうか?答えは「スイスに安いモノなんて存在しない」だと思います。マクドナルドの一番安いセットメニューで1800円、世界中で貧乏旅行者のお腹を満たしている安いはずのケバブだって1300円もするのです。

このいたって普通のサンドイッチ。いくらすると思いますか?サンドウィッチだけで1100円です。スイス独特の飲み物、リンゴジュースの炭酸割りが450円。二時間後には既にお腹が空いてそうなボリュームのサンドイッチセットで1550円もするんです。  

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スイスに安いモノはない。でも凄く高いモノはない。

スイスのレストランで食事をしたいなら、それなりの覚悟と勇気が必要です。一番安いのはイタリアンレストランでしょうか。パスタを一品だけ頼んで2300円が最低ライン。飲み物はコーラで450円ぐらいするのでワインなんて言葉忘れちゃった方がいいと思います。レストランで食べるのなら別途チップも必要です。目安は全料金の10%ぐらい。

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これだけの金額を払って、当たりハズレの多いパスタを食べるくらいなら、思い切ってスイスの郷土料理レストランで散財するのが得策です。スイスではその異常な人件費の為に安いモノ程高くなる傾向があります。 安めの郷土料理レストランへ行ったらお酒抜き、一皿6000円が最低ラインかと思います。

ちょっと6000円だと心許ないかもしれません。でも絶対にマクドナルドやイタリアンレストランでは得られない満足度があります。味もそうですが特に素材のクオリティの高さを思えば価格は安いくらいに思えます。サービスもまさにプロフェッショナル。スイスを訪れたら安いものに高額を支払うのではなく、納得できる価格の郷土料理レストランを強くおすすめします。

スイスで安いモノを探すのは時間の無駄である件

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外食が高いならスーパーで何か買って食べればいいじゃん。なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもスイスはスーパーですら高いんです。いたって普通の菓子パンが450円ぐらい。何だか余り美味しくなさそうなクロワッサンが340円。毎日の糧であるフランスパンだって300円ぐらいします。

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そしてスイスと言ったらやっぱりチーズ。スーパーで恐る恐る値段をチェックしました。歓喜。何だか庶民的な数字です。チーズの国だけあってチーズだけは安いんですね!と安堵してたら100グラムの値段でした。天国から地獄への直行便です。

スペインでは何だってキロ単位で値段を表示するのでスイスのグラム単位、本当に怖かったです。肉、ハム類も高い。野菜、特に果物にいたってはスペインでキロ単位の値段がスイスでは1個の値段です。恐ろしすぎるスイス。

 

食べ物だけじゃない。スイスは何もかもが高い。

スイスで高いモノは食べ物だけじゃありません。何もかもが高いです。例えばバスの初乗りが400円。電車に1時間も乗れば5000円ぐらいします。私が住むスペインなら電車に1時間なら通勤圏、500円ぐらいでしょうか。

ホテルならショボイ星なしで一泊最低14000円。バックパッカー御用達のドミトリータイプの安宿だって4500円します。ドミトリーって一部屋に8つぐらいベットがあるんです。だからこそ安い。つい最近行ったポルトガルのドミトリーは一泊1000円もしませんでした。なのにスイスは4500円。

頑張って色々と探してみましたがスイスには安いモノは全く存在しませんでした。スイスを安く旅行する秘訣、なんてものは存在しません。なのでバックパッカーの皆さん、スイスで安いモノは探さないで下さい。時間の無駄です。そもそもスイスでバックパッカーなんて見かけません。

予想していた以上にスイスは何もかもが高かった。それでもスイスは絶対に行くべき国だと思いました。スイスの物価の高さに驚き、おののき、おびえながらのサバイバル滞在記、まだまだ続きます。  

 

世界中の宿探しに一番便利なサイト

宿泊は何時もBOOKING.COM(ブッキング・コム)で探しています。高級なホテルからバックパッカー御用達のドミトリータイプの安宿まで幅広く検索でき、何より割引率が凄いのが嬉しい。現地払いの安心感、何回か利用するとアーリーチェックインやレイトチェックアウトの特典が付くのも魅力の一つ。私は新しい街には朝早く着きたいタイプなので、何時も特典を使って通常より早い時間にチェックインします。重たい荷物も置けるし、一番好きな部屋も選べるし本当に便利です。

 

地続きのヨーロッパを快適に旅するなら鉄道、空港までの往復や待ち時間がないから時短にもなる

預入荷物が無いならヨーロッパの移動は飛行機が一番安いです。荷物があるなら電車の利用を検討してみて下さい。空港は街の外にありますが電車移動なら街の中心地に着けるので便利で快適、時短も出来ます。西欧は鉄道料金が高いので鉄道パスを購入するのも良いかも。区間チケットもお得なパスも全てこのサイトで日本語で検索、購入出来ます。

 - スイス, 世界の観光、文化、雑学のまとめ