スペインの食べ物135選 美味しいスペイン料理のまとめ
2019/05/15
スペイン料理は美味しいだけではありません。スペインに18年住んでいるけど、いまだに新しい料理に出会います。スペイン料理とはそれ程種類が豊かなのです。ライフワークとしてスペイン料理の大全集を作ってみたいと思います。常にアップデートしていくので今後もチェックしてください。写真や料理の詳細は私のブログのスペインのカテゴリーの他の記事を参照してください。この記事は品数で勝負。
スペインの米料理
Paella パエリア
日本語だとパエリアと呼ばれるが実際の発音はパエージャ。具は地方によって全く違う。魚介類盛りだくさん、野菜のみ、ウサギ肉版、色々なパエリアがある。最近では本物のサフランを使って作るパエリアを見かけなくなった。どれもこれも着色料を使ってあからさまに黄色い。ほんのり黄色、オレンジ色に近いパエリアだったら今時珍しい本物のパエリア。食べる価値あり。
スペイン全土何処でも食べる事が出来るけど米の名産地であるバレンシア地方が本場。一般的にレストランでパエリアを食べているのはほぼ外国人。スペイン人は家で食べるか、お昼の定食のメニューに前菜として出されるパエリアを食べる。夜にパエリアを食べるのは外国人だけ。
Arroz negro アロス ネグロ
米をイカ墨で煮たパエリア。マヨネーズのようなニンニクソースと一緒に食べる。歯がおはぐろになるけど美味しいから絶対食べて!パエリアはレストランによって当たり外れが激しいけどアロス・ネグロは何処で食べても安定の美味しさ。
Arroz caldoso アロス カルドッソ
オジヤ版のパエリア。焦げの部分が好きなので、そんなに好きじゃないけど普通に美味しい。でもせっかくなら普通のパエリア食べた方がいいと思う。
Arroz a banda アロス ア バンダ
パエリアの具ナシ版。パエリアのように見栄えはしないけどメッチャクチャ出汁がきいてて美味しい。美味しさではパエリアよりも断然上。バレンシア地方に行くとよく見かける。地味な外見だけど美味しさはチャラい装飾されたパエリアより断然美味しい。
Arroz con costra アロス コン コストラ
バレンシア地方にあるエルチェの街の郷土料理。肉やソーセージが入ったパエリアで、最大の特徴は最後の仕上げに米の上に溶き卵をのせ、オーブンで焼いてパエリアに卵の蓋をすること。
局地的に有名な、大変珍しい料理なので見つけるのが困難。エルチェ近郊、またはエルチェ出身の人が経営するレストランでしか食べられない。運よく見かけたら美味しいので絶対に食べてみてほしい。
Arroz con Bogavante アロス コン ボガバンテ
ロブスターのパエリア。丸ごと一匹ロブスターが入ってる豪快なパエリア。値段ははるけど価値ある味。
Fideua フィデオワ
パエリアの麺バージョン。めちゃ短いパスタを使う。色々な太さがあるけど私的には極細タイプが一番美味しいと思う。太い麺タイプは汁を吸い過ぎて「アルデンテどこいったん?」となるので出来るだけ細いパスタの店を選んだほうがいい。
スペインの卵料理
Huevos rotos ウエボス・ロトス
ポテトフライの上に卵、ピリ辛のソーセージまたは生ハムがのっていて、ぐちゃぐちゃかき混ぜて食べる。全て揚げてあるのでカロリーは最強。でもビールのお供に最高。シンプルな料理だけど、スペイン人、って言うかマドリッドの人達は大好き過ぎ。拘り過ぎ。バルセロナではそんなでもない。
Tortilla de patatas トルティージャ デ パタタス
スペイン風オムレツ。スペイン料理の定番中の定番で、ジャガイモと玉ねぎをオリーブオイルで蒸し煮してオムレツの具にする。厚ければ厚いほど良いとされる。内部が半熟卵になってるのが一番美味しい。全国何処でも食べる事が出来るけれどマドリッドにあるトルティージャ・デ・パタータス専門店のは絶対押えたい。
Huevos a la flamenca ウエボス ア ラ フラメンカ
トマトソースに卵、ソーセージ、グリンピースを入れてオーブンで焼く。アンダルシア地方で良く見かける。ぐちゃぐちゃにしてパンにのせて食べる。普通に美味しい。
Huevos carlistas ウエボス カルリスタス
見つけるのが困難だけど是非試して欲しいのがこれ。目玉焼きの上にベシャメルソースをのせてフライにした料理。アルコイ地方のが一番有名。作り方がメンドクサイので家庭料理と言うよりレストランでしか食べない。
Zarangollo サランゴージョ
野菜の栽培で有名なムルシア地方の郷土料理。新鮮な地元の野菜、ズッキーニ、玉ねぎ、ジャガイモを油で蒸し煮してスクランブルエッグにした料理。驚きはないけど美味しい。
スペインの魚料理
Bacalao a la vizcaina
スペイン北部の食処、バスク地方の代表料理。タラをトマトソースで煮込んである。通常スペインでバカラオと言えば塩漬けのタラを使う。でもヴィスカイーナとなると生のタラを使用する場合が多い。特に名前の元ともなっているヴィスカヤ地方へ行くと確実。
Bacalao al pil pil バカラオ アル ピリピリ
バカラオ料理にかけてはスペイン北部のバスク地方の郷土料理にかなうものはない。バカラオ(タラ)をオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、パセリのピリ辛ソースで炒めた料理。
Kokotxas de bacalao en salsa verde ココチヤス デ バカラオ エン サルサ ベルデ
バスク地方の名物料理。何回説明されてもどの部分なのかいまいちよく分からない。ほほ肉というけど魚の頬に肉なんてついてたか?バスク地方のある程度高級レストランに行くと見つけやすい。
Croquetas de bacalao クロケッタス デ バカラオ
バカラオ、タラのコロッケ。スペインのコロッケは本当に種類が豊富。土地によって全く違うので色々な味を試して欲しい。
Atascaburras アタスカブーラス
なかなかお目にかかるのが難しいけれど、見かけたら是非試してもらいたいのがこれ。ジャガイモのピュレーにバカラオ(タラ)を混ぜてオリーブオイル、ニンニクで味付けたもの。
Porrusalda con bacalao ポルサルダ コン バカラオ
もーーー絶対食べて。バスク地方の郷土料理で見つけるのは少し困難。バカラオを長ネギ、ジャガイモで煮た料理。
ブニュエロ デ バカラオ
Escalivada de Bacalao エスカリヴァダ・デ・バカラオ
塩鱈をもどしてオリーブオイルとすったトマトで味付けしたシンプル料理。でもめちゃ美味しい。鱈がプルプル。
Merluza メルルーサ
バカラオと同じくスペイン人に人気の高い魚がメルルーサ。同じタラ科の魚だけど全くの別物。英語名はHAKE。スペインではちょっとした高級魚だけど世界的には安価な魚。かつてはマクドナルドのフィレオフィッシュの原材料だったことも。
そんな思い出が身にこびりついているのか、スペイン人程この魚に対するありがたみは感じられない。
Merluza en salsa verde メルルーサ エン サルサ ベルデ
スペイン北部バスク地方の名物、メルルーサ(タラ科)の緑ソース。この緑のソースはオリーブオイル、ニンニク、大量のパセリで作るバスク地方ならではのソース。
Cazon en adobo カソン エン アドボ
サメの一種。スペインでよく食べられている魚だけど乱獲が元で年々少なくなっている魚。とても柔らかい白身が特徴。アドボと呼ばれるスパイスに漬けこんでから揚げた料理。
Pastel de cabracho
魚のすり身のケーキ。甘くはない。フワフワで風味豊かで本当にオイシイ。
Cazuela de rape カスエラ デ ラぺ
スペイン風アンコウの煮込み。スペイン北部へ行くと良くみかけるのがアンコウ。色々な料理がありますが煮込みがやっぱり一番。
Marmitako de atun マルミタコ デ アトゥン
スペイン北部バスク地方の漁師たちが編み出した料理。マグロのぶつ切りをトマト、玉ねぎ、ジャガイモ、赤ピーマンなど他の野菜と一緒に煮込んだ料理。
Tartar de atun rojo タルタル デ アトゥン ロッホ
スペインは何気にマグロの捕獲量が世界で第二位なんです。そして捕獲されたマグロの殆どが日本へ輸出されます。マグロの産地として有名なアンダルシア地方へ行くとマグロのタルタルなんてのも食べられます。
Boquerones fritos ボケローネス フリット
頭から骨まで丸ごと食べられるカリッと揚がったカタクチイワシのフライはビールのお供に最強です。
Boquerones a la vinagreta ボケローネス ア ラ ヴィナグレッタ
カタクチイワシはフライも美味しいですがマリネがやっぱ最高です。もう大好物。美味しすぎてやばいやつ。カタクチイワシをワインビネガーでしめてオリーブオイル、ニンニク、パセリでマリネにします。
Sardinas asadas サルディーナス アサーダス
イワシのバーベキュー。ビーチ沿いのレストランでよく焼いてます。缶詰もあって美味しい。
Trucha a la navarra トゥルーチヤ ア ラ ナバーラ
スペインは海の魚は勿論ですが川魚も美味しいです。ナバーラ地方の郷土料理で、マスのお腹に生ハムを詰めてオーブンで焼いた料理。すごーーーーく美味しい。
Huevas de pescado a la vinagreta ウエバス デ ぺスカード ア ラ ビナグレッタ
魚の卵のマリネ。内陸部で見つけるのは難しいのですがスペイン南部のアンダルシアに行けば結構どこでも食べられます。でも一般的なスペインの食材では無いので魚の卵を食べたことが無いスペイン人もいっぱいいます。
スペインのエビ、タコ料理
Gambas al ajillo ガンバス アル アヒージョ
スペイン人達が愛して止まない料理。オリーブオイルにニンニクとパセリ、鷹の爪を入れて熱し、エビを加えた料理。このソースにパンを浸して食べる。
Pulpo a la gallega プルポ ア ラ ガジェーガ
タコを食べるのはヨーロッパではスペインとポルトガルぐらい。スペインを訪れたら絶対食べないと全力で後悔する事になる絶品料理。
スペインのイカ料理
Bocadillo de calamares
スペインの首都マドリッドの郷土料理。って言ってもバゲットの中にイカフライが入っただけでそうたいそうなもんじゃない。でもマドリッドでは大変有名。安いこともあっておやつに食べる人が多い。
Chipirones en su tinta カラマーレス エン ス ティンタ
小ぶりのイカをイカ墨で煮た料理。白いご飯が付け合わせとしてくるのでイカ墨の真っ黒なソースを絡めて食べます。大変美味しい。イカのイカ墨煮込みは缶詰でも売ってるのでお土産に最高。もちろん白米と一緒に食べます。
Calamares a la Romana カラマーレス ア ラ ロマーナ
イカのローマ風。何がローマ風なのかは誰も知らないけどただのフライ。まぁ、普通に美味しいですが感動はありません。
Calamarea a la plancha カラマーレス ア ラ プランチヤ
イカの鉄板焼き。新鮮なイカならこれが一番美味しい。でも驚きはありません。
スペインの貝料理
Percebes gallegos ぺルセべス ガジェゴ
スペインの最高級食材の一つであるペルセべス、ガリシア地方で獲れる貝です。波が激しく打ち付ける岩にしか生息しないので、捕獲が大変困難、よって価格が凄いです。
価格の割にはそんな美味しいものでもない。普通。
Navajas ナバッハス
スペインのマテ貝。スペイン人達はもう崇拝してる。
Mejillones al vapor メヒジョーネス アル バポル
ムール貝。スペインで一番懐に優しい貝。スーパーに行ったらキロ辺り500円以下で買える。シンプルにワインで蒸すのが一番美味しい。
Mejillones a la marinera メヒジョーネス ア ラ マリネ―ラ
漁師風のムール貝との名がつくとトマト風のオレンジ色のソースでムール貝を煮た料理になる。磯の香が全くなくなるのが嫌。
カキ Ostra
カキと言ったらお隣のフランス人の方が熱狂しますがスペインでも生ガキ食べます。でも北部に限った習慣。
Caracoles カラコーレス
貝ではないけどカタツムリ。スペイン南部のカタツムリは北部やフランスなどのエスカルゴタイプじゃなくて、もっとこぶりのカタツムリ。季節になると道端でバケツで売ってる。
スペインの海の幸 珍しい系
ラジャ ア ラ ガジェガ Raya a la gallega
スペイン北部ガリシア地方を訪れたら絶対食べて欲しいのがエイ。この魚は本当にこの地方でしか食べる事が出来ません。メチャ美味しい。
チャンケーテス Chanquetes
スペイン南部、マラガの町を訪れたら絶対トライしてもらいたい料理がチャンケーテス。スペイン版のシラスです。普通に美味しい。
Angulas アングラス
ウナギの稚魚。最近これは滅多にお目にかからない。それこそ凄い値段が付いてる。良く出回ってるのはカニカマみたいなウナギの稚魚をかたどったウナギカマ。
Ortiguillas fritas オルティギジャス フリタス
スペイン東部から南部にかけての海岸線の港町限定で食べる事が出来るのがイソギンチャクのフライ。
Huevo de mujol ウエボ・デ・ムホル
酒飲みが泣いて喜ぶスペイン版カラスミ。味は極めて日本のカラスミに近い。
Centollo セント―ジョ
スペイン北部の名産。毛ガニではなく角みたいなのが沢山生えてるイカツイ形相のカニです。ミソたっぷり。
スペインの肉料理
Chuleton de Avila チュレトン デ アビラ
マドリッド近郊の街アビラは良質な牛の土地として有名。チュレトンとは骨付きの1キロはあるだろう大きな塊のステーキ。スペインの赤身は本当に美味しい。アビラの肉が最上級とされているけどスペイン北部の牛肉ならどこでも間違いない。
Rabo de toro ラボ デ トロ
牛の尾の煮込み。メチャクチャ美味しい。絶対食べなきゃそん。アンダルシアとか闘牛の盛んな地方でよく食べる。
Cachopo カチョポ
私的にスペインで一番美味しいと思うスペイン北部アストゥリアス地方の郷土料理。地元の人から愛されている料理で牛肉の間にチーズと生ハムをはさんで揚げたもの。大きさがどでかい。
Cochinillo segoviano コチニージョ セゴビア―ノ
子豚のセゴビア風丸焼き。生後間もない、乳飲み子の子豚を丸焼きにした残酷料理。もう本当に子豚が丸ごと出てくるので、繊細な人にはキツイ。しかしこれが至福の味。
子豚、子牛、子羊、残酷だけどやっぱり美味しい。もう本当にごめんなさい。
Lacon con grelos ラコン コン グレロス
スペイン北部ガリシア地方の名物料理。豚のもも肉のブロックをグレロスと呼ばれるガリシア地方にしかない野菜と一緒に煮込んだもの。
Oreja de cerdo オレッハ デ セルド
スペインにおいて豚は捨てるところなく食べます。ま、豚のミミは日本でも食べますね。
Pincho moruno ピンチョ モル―ノ
アンダルシア地方の名物。スパイシーな串刺しの豚肉。普通に美味しい。
ロモ アル トシーノ
スペインは豚の背肉が美味しい。それをラードに漬けたロモ・アル・トシーノはアンダルシア地方の名産。めちゃくちゃ美味しい。
Albondigas en salsa アルボンディガス エン サルサ
ミートボールをソースと一緒に煮込んだ料理。アンダルシア地方が有名だけど何処ででも食べれる。トマトソースが殆どだけどたまに驚きの美味しさのソースにお目にかかれる。トマトでも普通に美味しい。
Torrezones
豚の皮つき脂身をカラッカラに揚げた料理。
Lacon a la Gallega ラコン ア ラ ガジェーガ
スペインは生ハムで有名ですが北部ガリシア地方ではローストハムの方が好んで食べられています。普通のボンレスハムとは全く異なる。
Secreto セクレト
スペインを訪れたら絶対食べたいのがイベリコ豚。普通の豚肉とは全然味が違います。あなたの豚肉の観念を変えてしまうでしょう。特にお勧めなのがシークレットと呼ばれる脂身たっぷりの部位。ほんのり甘くて最高に美味しいです。
Serranito セラニート
アンダルシア地方名物、バゲットに豚の背肉、生ハム、揚げたピーマンをはさんだもの。めちゃ美味しい。トマトや卵焼きが入るバージョンもあるけど私はシンプルな方が好き。
Croquetas de Jamon 生ハムのコロッケ
小麦粉をバターと牛乳で煮詰めて作るベシャメルソースで作るスペインのコロッケ。色々な具があるけど生ハムのが一番定番。
Cordero lechal al horno コルデロ レチヤル アル オルノ
そんな訳なので、乳飲み子の子羊のオーブン焼き。もう本当に残酷なんだけど大変美味しいです。スペイン中央部カスティーリャ イ レオン地方のものが最高。
Cabrito カブリート
子ヤギ。だから本当にもう申し訳ないんですけど美味しいです。
Pollo asado ポジョ アサ―ド
よく店頭でグルグル回りながら焼かれてる鳥の丸焼き。まじ美味しいです。お店によって味付けが違うので色々と試して下さい。
Pollo al chilindron ポジョ アル チリンドロン
赤ピーマン、トマト、玉ねぎなどで鶏肉を煮込んだ料理。他の肉を使う場合もある。
Pedriz toledana ぺドリス トレダーナ
首都マドリッド近郊にある世界遺産の街トレドの郷土料理。ぺドリスとはヤマウズラの事。スペインは狩猟が盛んな国。都会ではまず見かける事はないけれど田舎にいくとこのような狩猟によって捕獲される野生の動物料理がたくさん。
Gazpacho manchego ガスパチョ マンチェゴ
ガスパチョと言えば普通はトマトの冷製スープをさしますがマンチェゴを加えると全く違った料理となります。ウサギ、とり肉、野菜などがいっぱい入ったボリューム抜群の料理。
Conejo al ajillo コネホ アル アヒージョ
ニンニク味のアヒージョには色々あるけれどウサギ肉が一番美味しい。スペインはこうゆう狩猟系の肉の料理が得意です。
スペインの腸詰類
Chorizo a la sidra
ピリ辛の豚肉ソーセージをシードラと呼ばれるスペイン北部特産のリンゴ酒で煮た料理。ソースをパンでぬぐって食べる。
Txistorra チストーラ
ナバーラ地方の豚の腸詰。細めでスパイシーなのが特徴です。
Butifarra ブティファラ
スペインのカタルーニャ地方の名物ソーセージ。生タイプで太い。
Sobresada ソブラサーダ
バレアレス地方の名産品。豚の肉を使ったパテタイプの腸詰。ピリ辛でトーストしたバゲットに塗って食べます。
Morcilla de Burgos モルシージャ デ ブルゴス
マドリッド近郊のブルゴス地方名物の豚の血と米で作るソーセージ。モルシージャと呼ばれる豚の血のソーセージは癖がある。日本人なら苦手系かも。でもブルゴス地方名物の米入りだとすんなり食べられる事が多い。
Morcilla de Leon モルシージャ デ レオン
豚の血のソーセージが大丈夫な人に試していただきたいのがレオンの郷土料理。ドロドロ系が苦手な人は無理。
Patatas a la riojana パタータス ア ラ リオハーナ
ピリ辛味のソーセージをジャガイモと煮込んだワインで有名なリオハ地方の郷土料理。
Jamon ハモン
生ハムには階級があります。最上級はPATA NEGRO パタ・ネグロと呼ばれる。ベジョータでも最高峰。山で放し飼いにされてる黒い爪の豚の生ハム。
Melon con Jamon メロン コン ハモン
普通の安いハムならメロンと一緒に食べるのが美味しい。塩っ辛いからメロンの甘さと中和されていい。
Champiniones a la plancha
でかいマッシュルームの中に生ハムとニンニクを詰めて鉄板焼きにする。もちろん安い生ハムを使ってるがめちゃ美味しい。
Quezo de Manchego ケソ デ マンチェゴ
スペインを代表するチーズ。丸くて大きい少し硬めのチーズをスライスして食べます。
スペイン料理 パンを使った編
Migas ミガス
Empanada gallega エンパナーダ ガジェガ
ガリシア地方名物のエンパナーダと呼ばれる大きなパイ。パイ生地のエンパナーダもあるけど本場ではパイとパンとクッキーの中間みたいな生地。
中身の具は色々あって、ツナ、ひき肉が主流。
Hornazo de Salamanca
サラマンカ地方を訪れたら絶対食べるべきパイ。肉、ソーセージ、何だか色々はいった具沢山のパイ。
Pastel de carne murciana パステル・デ・カルネ・ムルシアノ
ムルシア地方名産のパイです。サックサックのパイ生地の中に牛肉のミンチ、生ハム、ソーセージ、茹で卵、オリーブの実などが入ってます。
スペインのジャガイモ料理
Patatas Bravas パタタス ブラバス
スペインのジャガイモ料理の傑作。ポテトフライにピリ辛のトマトソースがかかってる。
Patatas revolconas パタタス レボルコナス
ジャガイモのピュレーにピリ辛ソーセージまたはベーコンなどの肉類と混ぜて作るシンプル料理。
Ensaladilla rusa エンサラディージャ ルサ
スペイン風ポテトサラダ。何故かロシア風サラダと呼ぶがロシアにこの料理はない。まぁ普通にマヨネーズ味のポテサラ、スペインらしいのはオリーブの実が入ってること。
Patatas a la cabrales パタタス ア ラ カブラーレス
ポテトフライにカブラーレスチーズ、ピリ辛のヤギのチーズのソースがかかったもの。超絶に美味しい。
スペインの野菜料理
Pimientos de piquillo rellenos
赤ピーマンの中に色々な詰め物がしてある。ツナやタラの魚、牛肉などの肉、コロッケの中身のようなベシャメルソース、中の具は本当に色々ある。
Papas arrugadas パパス アルガーダス
カナリア諸島の名物料理。この地方特産の小さなジャガイモを皮ごと茹で、赤と緑のソースで食べます。とってもスパイシーでメチャ美味しい。
Salpicon サルピコン
カディス地方の名物。新鮮な魚介類を茹でたものに細かく切った玉ねぎ、十的などを混ぜてマリネにする。
エスカリヴァダ
カタルーニャ地方の郷土料理。トマト、赤ピーマン、ナスをオーブンで焼き、オリーブオイルでマリネにする。最高に美味。
Pisto ピスト
基本的に夏野菜のトマト煮込み。揚げ卵をのせて一緒に食べる。
Gazpacho andaluz ガスパチョ アンダルース
スペインの夏の定番、トマトの冷製スープ。初めて口にするとドレッシングのようでキツイ。でも慣れるとはまる。暑い暑いスペインの夏に欠かせない。
Salmorejo cordobes サルモレッホ コルドべス
トマトの冷製ソース。スープというよりポタージュのような。もうとにかく美味しい。夏だけでなく何時でも食べるってか食べたい。
calcotada カルソターダ または カルソッツ
バルセロナを中心としたカタルーニャ地方の名物料理。地元の人でないと食べる事が大変難しい。見つけたら幸運を噛みしめながら絶対食べよう。超絶に美味。
Pimientos de Padron ピミエントス・デ・パドロン
スペイン北部特産の小ぶりなピーマンに塩をふって揚げただけのシンプルな料理。これがもう美味しいのなんのって。ビールがクイクイいっちゃうので大変危険な酒のつまみです。
スペインの豆料理
Cocido madrileno コシード マドリレーニョ
マドリッド風煮込み、との名前はついているけどスペイン全国何処ででも食べられている豆の煮込み。ヒヨコ豆、肉類、キャベツ、ニンジンなどの色々な野菜をヒヨコ豆と一緒にコトコト煮込んで作る。
Fabada asturiana ファバーダ アストゥリアーナ
アストゥリアス地方名物のインゲン豆をソーセージや肉と一緒にコトコト煮込んで作る伝統的な家庭料理。
Cocido montanes コシード モンタニェス
スペイン北部、カンタブリア地方の郷土料理。マドリッド風の豆の煮込みではヒヨコ豆を使うけど、こちらの山風豆の煮込みでは白いんげん豆を使う。肉、野菜が沢山入った豆の煮込み料理は寒さの厳しい北の人達には必需品。
Lentejas レンテーハス
スペイン全土で食べられているレンズ豆の煮込み。肉やソーセージと一緒にコトコト煮込んで作るスープ。
Fabes con almejas ファベス コン アルメッハス
スペインの穴場、アストゥリアス地方の名物料理。ハマグリをこの地方特産の大きなインゲン豆と一緒に煮た料理。
Callos カジョス
スペイン人が大好きな臓物の煮込み。ヒヨコ豆が入るバージョンはスペイン南部。マドリッド近郊では臓物のみ。
スペインのスープ
Caldo gallego カルド ガジェーゴ
日本人なら嫌いな人はいないガリシア地方のスープ。これ食べると何だか懐かしい気持ちになる。味噌なんて全然使ってないのに何だか味噌汁風の味がする。
ベルサと呼ばれるガリシア地方にしかないほうれん草みたいな野菜を使って作るので、ガリシア地方じゃないと食べれない。
Sopa de ajo castellana ソパ デ アホ カステジャーナ
カスティージャ風ニンニクのスープ。固くなったパンを大量のニンニク、そして卵を加えたスープ。
Ajo blanco アホ ブランコ
アンダルシア地方名物ニンニクの冷製スープ。白い色が特徴。美味しい。でも見つけるのが困難。ニンニクとアーモンドが主材料。
スペインのソース
Mojo Canario モホ カナリオ
カナリア諸島名物のピリ辛ソース。赤いのと緑、どちらも美味しい。ポテトにかけたり、肉や魚にも使います。
ロメスコソース
トマトとアーモンドをベースにしたカタルーニャ地方名物のソース。野菜、肉、魚、何にかけても美味しい。なんならパンにぬってこれだけでもいける。
アリオリソース
マヨネーズみたいなソース。ニンニクがめちゃきいてる。カタルーニャ地方では何にでもかけて食べる。
スペインのデザート
bunuelos de crema ブニュエロス デ クレーマ
クリームが入った揚げドーナツ。普通に美味しい。
Crema catalana クレーマ カタラナ
名前が示す通りカタルーニャ地方名物のデザート。ゆるゆるプリンの上に砂糖をふりバーナーで溶かしてキャラメル飴状態にしたもの。
Churros con chocolate チューロス コン チョコラーテ
スペインの休日に遅めに食べる朝食の定番がこれ。日本でも知られているチューロと呼ばれる揚げドーナツにチョコレートをひたして食べる。チューロスより太いのはポラス。
Turron de Jijona トゥロン デ ヒホーナ
アリカンテ地方にあるヒホーナの街の郷土菓子。アーモンドとハチミツだけで作る。クリスマスの基本。
Roscon de Reyes ロスコン デ レジェス
お正月からスペイン版サンタクロース、東方の三人の賢者達の日までによく食べられるお菓子。
Mantecado マンテカード
クリスマスに良く食べるクッキー。バターの代わりに豚のラードを使う。
Polvoron ポルボロン
マンテカードとにてるけどもっとフカフカってか手で触っただけで崩れる粉菓子。嫌い。
Arroz con leche アロス コン レーチェ
スペインを代表するデザート。お米のミルク煮。初めては衝撃的だったけど慣れると最高に美味しい。シナモンがきいてる。
Torta de aceite トルタ デ アセイテ
日本へ帰国する時は必ずお土産に買って帰るオリーブオイルのクッキー。病みつきになります。ただアニス酒の独特な味がするので苦手な人は苦手かも。
Tocino de cielo トシーノ デ シエロ
卵の黄身と砂糖で作るメチャ甘のお菓子。
Mazapan マサパン
アーモンドの粉と砂糖をねって焼き上げる。極アマ菓子。トレドの名物。
Panellets パナジェッツ
カタルーニャ地方の郷土菓子。マサパンを松の実でコーティングしてオーブンで焼く。マサパン嫌いな私にはどうでもいいお菓子。
Tarta de Santiago
ガリシア地方の郷土菓子。アーモンドの粉、卵、砂糖で作る焼き菓子。甘い。
Torrijas トリッハス
イースターの時によく食べられるお菓子。フレンチトーストを油で揚げたお菓子。
Ensaimada エンサイマーダ
巻貝のような形をしたパン。何処でも食べれるけどマジョルカ島のエンサイマーダが一番有名。特徴はそのでかさ。17世紀頃から存在する由緒正しきお菓子ってか菓子パン。