世界食べ尽くしの旅 Españoleando

スペイン在住のフードライターが、素敵な人達に出会いながら、世界中を遊んで食べ尽くすの記録

スペインの観光地21選 おすすめのスペインの有名な観光地まとめ

      2019/07/14

スペインは地方によって全く異なる顔を持つので、一つの国で色々な雰囲気を楽しむ事が出来ます。スペインの数多くある観光地の中で、絶対外せない21都市を厳選しました。スペイン観光のルート作りに役立てて下さい。

スペインのアンダルシア地方でお勧めの観光地

スペイン南部に位置するアンダルシア地方は、外国人がイメージするスペインそのものです。フラメンコ、闘牛、白い村に青い空、陽気な人達。スペインが一番スペインらしい場所、それがアンダルシア地方です。

グラナダ (Granada)

時間の関係でアンダルシア地方を一か所しか見れない。そんな時は迷わずグラナダを選びましょう。夢のように美しい場所です。

グラナダを代表する観光名所はアルハンブラ宮殿です。世界的にも有名な場所で多くの観光客を集めています。イスラム建築の最高峰。でも建築当時、スペインを統治していたイスラム勢力は終焉を迎えていました。なので経済的な理由により建築素材はとても貧相です。それを補うように素晴らしい装飾で壁面を埋め尽くしました。

大理石などの高価な素材は全く使っていませんが、アルハンブラ宮殿ほど隅から隅まで繊細な装飾がほどこされた場所は他にありません。アルハンブラ宮殿はイスラム最後の吐息。イスラム職人たちの最後の意地の結晶で、悲しいまでも美しい建築物です。

アルハンブラ宮殿を訪れる前にワシントン・アーヴィングの「アルハンブラ物語」を是非読んで頂きたい。アルハンブラ宮殿の散策が100倍楽しくなります。

世界遺産でもあるアルハンブラ宮殿の一部はホテルになっているので泊まる事が出来ます。なかなか他では出来ない体験なので是非お勧めします。

アルハンブラ宮殿の他にもグラナダには多くの見所があります。例えばアルハンブラ宮殿の対面にある丘一帯。アルバイシンと呼ばれ中世ムーア人の建築様式をそのままの形で残す地域。白壁と石畳、オレンジの屋根がとても美しい場所です。

アルバイシンの丘にはフラメンコで有名なサクラモンテ地区もあり、本場のフラメンコを鑑賞出来ます。ただアルバイシン地区は泥棒が多く、治安がとても悪いので明るい時でも身を引き締めて散策しましょう。

カディス (Cadiz)

スペインと言えば青い空と白い村。そんなイメージ通りの景色が点在するのがカディス周辺です。

カディスはスペインで一番美しい海岸線を持つ地域です。ビーチリゾート化されていない、自然のままの姿の美しいビーチが点在します。

カディスを拠点にビーチでのんびりしながら、レンタカーで白い村々を訪れる。そんなヨーロッパの人達のスペインでのバカンスの過ごし方そのままな休日も素敵なのではないでしょうか。

セビージャ (Sevilla)

セビージャの街は何を見てもいいし、何も見なくてもいい。フラメンコ、闘牛、情熱、光と影、外国人がイメージするスペインの全てがここに集結しています。

フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、セビリアの理髪師、カルメン、多くのオペラの舞台となりました。とにかくドラマティックが似合う場所です。

ただ人口70万人のスペイン第四の都市なので、のどかさはありません。そして夏に訪れるのは避けましょう。飛ぶ鳥が焼け落ちるほど暑いとされています。

セビージャを訪れるなら絶対に春です。セマナサンタ、春の祭、世界的に有名な祭が続きます。宿泊先を見つけるのは大変ですが、もしこの時期にセビージャを訪れる事が出来たならミッションコンプリート。もう他にスペインで思い残すことはありません。

コルドバ (Cordoba)

いぶし銀のような渋い魅力を持つコルドバの街。ゆっくりして欲しいけど時間がないならメスキータだけ観光して下さい。

スペイン語でモスクを意味するメスキータ。スペインに現存する唯一の大モスクで最高傑作です。

その大きな特徴は785年にイスラム教の寺院として建築された後、カトリック勢力に征服され、1236年からは内部にカテドラルが新設し、イスラム教徒とキリスト教徒、2つの宗教を同居させた所にあります。世界的に類を見ない珍しさです。

元あった宗教建築の美しさを認め、破壊する事無く自らの宗教建築をぶち込む。寛容なのか横着なのか分からない、いかにもスペイン的な現象です。グラナダのアルハンブラ宮殿でも同じ事をしていますが、あちらは失敗したパターン。コルドバのメスキータは両宗教の何とも言えない調和を得た、素晴らしくも珍しい建築様式です。

圧巻は850本の馬蹄形のアーチのある礼拝堂。何だかもうありえない、信じられない程の美しさ。

スペインのガリシア地方 でおすすめの観光名所

アンダルシア地方とは対極の印象を持つのがスペイン北部のガリシア地方。雨が多いので緑豊か。白い建築物は殆どなく、人々も何だかとっても奥ゆかしい。外国人がイメージするスペインとは全く異なるので、びっくりしてしまうかもしれません。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de compostela)

ガリシア地方を代表する観光都市。聖ヤコブの遺骸が祭られた大聖堂があり、ローマ、エルサレムに並ぶ世界三大巡礼地として有名です。

フランスから続く800kmにも及ぶ巡礼の道のゴール地点。1000年以上の歴史を持つ聖地への道の終点に相応しい厳かな雰囲気に溢れた場所です。

美しさに溢れた街で、グルメな土地としても有名です。特に名物のガリシア風タコは絶対に本場で食べて欲しい。

ルーゴ (Lugo)

サンティアゴ・デ・コンポステーラの街が余りにも有名なので、何だか地味な存在ではありますが、美しさでは負けていません。

ローマ時代の城壁に囲まれた街で、長さ2km、10個の門が現存します。城壁の上は遊歩道になっていて、まさに空中散歩。上から眺める美しいルーゴの街並みは夢見心地になります。

それほど観光化されていないので、物価が安く美味しいのもポイントが高い。

スペインのカスティージャ・イ・レオン地方 でおすすめの観光地

世界遺産を多く抱え、見どころの多いスペインの中で一番観光名所が揃っているのがカスティーリャ・イ・レオン地方。必ず大満足する素晴らしい景色が堪能出来ます。

サラマンカ (Salamanca)

スペインを代表する学生街。酸化鉄を多く含む赤みのある石で作られた街なので、夕日にあたると赤く燃えます。何だか泣けてくるほど美しい街です。

見所は沢山あります。美術や建築が好きな人は、サラマンカ抜きでスペイン建築を語る事は出来ません。

スペイン最古のサラマンカ大学は、世界においてもフランスのパリ、イタリアのボローニャ大学に次いだ古い歴史を持つ由緒正しき大学です。そんなサラマンカ大学の正面玄関はルネッサンス初期の代表的な様式であるプラテレスクの傑作と呼ばれています。

「プラテレスク」とはイスラム文化の影響を受けた綿密で多量の装飾を施した建築物を、ある芸術評論家が「まるで銀細工師(Plateroプラテーロ)の作品のようだ。」と評した事から始まりました。

プラテレスク様式の建築群も素晴らしいのですが、スペインで一番美しい広場とされるマヨール広場が圧巻です。スペインどころか世界で一番美しい広場だと思います。

サラマンカはスペインで一番美しいスペイン語が話されている場所。スペインの大学生も多いけど世界中の人達がスペイン語を学びに来ます。国際的で物価も安く、何よりも美しい。絶対訪れて欲しい街です。

アビラ (Avila)

アビラの一番の見所は城壁にあります。全長2.5km、平均の高さ12m、厚さ3mの城壁が旧市街をぐるっと囲んでいます。

城壁に上を空中散歩するのもいいけれど、少し離れた小高い丘の上から城壁全体を見渡してみて欲しい。進撃の巨人そのままの世界です。

無理すればマドリッドから日帰りも可能です。でもアビラ周辺には素晴らしい観光地が固め打ちであるので、出来ればゆっくりこの地方を周って欲しい。

セゴビア (Segovia)

セゴビアにはディズニーの白雪姫のモデルとなったとされる美しいお城、アルカサルがあります。でも何よりも全長813m、最高部の高さが28,5m、128の2層アーチでなる水道橋が素晴らしい。

花崗岩を積み上げて作られた水道橋は、釘などの接合材が一切使われていません。岩だけの重みで自身を保つ、古代ローマ人達の土木技術の確かさにしびれます。2000年の時を超えて、今なお雄大な姿を残しています。19世紀末まで現役として水を供給していたと言うのだから脱帽するしかありません。

レオン (Leon)

サラマンカ、アビラ、セゴビア、この3都市は絶対訪れなければならない場所。時間が空いたらレオンの大聖堂も訪れてみましょう。圧巻はステンドグラス。

ガウディ好きならカサ・ボティネス(Casa Botines)も見逃せません。ただガウディにしては地味な印象。

スペインで一番の高級ホテルとして活躍しているサン・マルコ修道院にも、宿泊は無理でもお茶しにぐらいは立ち寄りたい。

スペインのカスティージャ・ラ・マンチャ地方 でおすすめの観光地

世界で聖書の次に読まれているのがドン・キホーテ。カスティージャ・イ・ラ・マンチャ地方は、そのドン・キホーテの舞台となった土地です。物語そのままの景色が広がっています。

カンポ・デ・クリプターナ (Campo de Criptana)

ドン・キホーテの風車として一番有名な場所です。観光客も多い。荒涼とした地にそびえたつ風車、ドン・キホーテの物語そのままの景色です。レンタカーがあるなら近郊にあるコンスエグラを訪れて下さい。こちらの風車群の方が絵になる風景だと思います。

アルマグロ(Almagro)

カスティージャ・ラ・マンチャ地方を代表する観光地。スペインで一番美しい広場はサラマンカのマヨール広場だけれど、スペインで一番美しい「村の広場」なら常に一位となる場所です。

アルマグロにはスペイン最古の劇場もあります。美しさも保存状態も最上。アルマグロは演劇の町とも呼ばれ、初夏に開催される国際古典演劇フェスティバルには、世界各国から演劇好きが押し寄せます。

トレド (Toledo)

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首都マドリッドからバスで1時間程の場所にあり、バスの本数も多いので日帰り観光も余裕です。「もしスペインに1日しか滞在しないなら、絶対にトレドへ行け」との格言もあるぐらいなので、絶対訪れたい素晴らしい古都です。

旧市街全体が世界遺産に登録されていますが、旧市街しかないイメージ。何だかタイムトリップしたような気分になります。

スペインのカトリック総本山である大聖堂も見物ですが、街の雰囲気を楽しむだけで十分な気もします。旧市街を囲う川の向こう側にある丘の上から眺めるトレド全景が素晴らしい。もうこれだけ見ても十分な気になる。

でも忘れてはならないのがグレコの作品。ルネサンス期のスペインを代表する画家で、その独特の画風は彼が強い乱視であったからとされています。確かにグレコの絵はグラグラしています。

スペインの首都マドリッド (Madrid)

日本から飛行機でスペインを訪れる時、マドリッド着かバルセロナ着で迷う人も多いでしょう。バルセロナの方が人気が高いようですが、スペインの交通網はマドリッドを中心に発達しています。効率よくスペインを周遊するなら断然マドリッドINがお勧めです。

マドリッドの街自体にはそれほど観光名所はありませんが、美術館巡りは必須です。ピカソのゲルニカも見逃せませんが、プラド美術館のコレクションが素晴らし過ぎるのです。

スペインのカタルーニャ地方でおすすめの観光名所

バルセロナ (Barcelona)

スペインで一番の観光地。ガウディ建築群だけでなく、全体的に素晴らしく美しい街ですが、バルセロナは観光客でいるよりも住んでしまうのが一番楽しい場所なのかもしれません。何日か滞在してゆっくり地元人になったかのように過ごしてもらいたい。

洗練された大都市、なのに綺麗な海があって更には気候が良い。まるで楽園のような街。

モンセラット (Montserrat)

バルセロナから日帰りで行けます。バルセロナは天才を多く生み、天才達が集まってきた土地です。その理由はここの景色にあるのかもしれません。

奇妙な形の岩が連なり、この世のものとは思えない風景。天才たちのインスピレーションの元となりました。パワースポットとしても有名。

888年から続く歴史ある修道院もありますが、モンセラットの魅力は奇形の岩たち。沢山のトレッキングコースがありますが、軽装で充分なお散歩コースもあります。是非ブラブラ歩いてほしい世にも不思議な場所です。

ベサルー (Besalu)

バルセロナに何日か滞在するなら、是非訪れてもらいたいのがジローナ州にある要塞都市、中世をそのまま凍結したベサルー。息をのむ美しさの石橋があります。バルセロナから一番簡単に行ける本格的な中世の村です。

スペインのコムニダ・バレンシアナ (Comunidad Valenciana)地方でおすすめの観光地

バレンシア (Valencia)

バレンシア地方はそんなに見所がある訳ではないので、私的にはスキップしていいかなと思う場所。でも3月に訪れる事が出来るのなら、もう絶対に行って欲しい。スペイン3大祭のひとつである、火祭りが開催されます。

宿をとるのが大変だけれど、3月21日に行けるのなら是非とも見て欲しい。世界的にみて、あれ程の規模の火祭りはバレンシアでしか見る事が出来ません。

スペインのイスラス・バレアレス (Islas Baleares)地方でおすすめの観光地

スペイン本土ではないので飛行機移動が必要ですが、格安チケットが出回っているので、敬遠せずに是非とも訪れてもらいたい素敵な地域。地中海の美しさと夜遊びを堪能したいなら夏、のんびりしたいなら夏以外に訪れましょう。

マジョルカ島

ドイツの植民地と呼ばれるほど、スペイン語よりもドイツ語が多く聞こえる島。一番大きな島なので色々と揃っています。王様の別荘もある。

イビサ島

クラブ好きの聖地。世界中の人達がイビサ島のクラブへやってくる。有名人も多く、とにかく世界的に有名なクラブが揃っています。クラブ好きならイビサの夏は外せません。

スペインのエストレマドウーラ州 (Extremadura)でおすすめの観光地

地味代表の土地ですが、地味なりに底力のある場所。スペイン最高峰の生ハムが生み出される地で、渋い観光地が点在します。

トルヒージョ

新大陸を征服したピサロの出身地。何もない所だからこそ、新大陸に夢を馳せたのだなと感慨深くなります。そんな何にもなさが何とも見所で、とても風情のある村。同じくグアダルーペの街も行って後悔なし。

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