韓国で絶対訪れたいスポット:歴史とトレンドが交差する旅ガイド

世界中から注目を浴びている韓国。話題のコスメをはじめとしたショッピング、美味しい料理、進化するカフェ文化、エステやマッサージ、美しい自然、そして歴史ある文化遺産、と楽しいことがギュギュっと詰まった国です。

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景福宮(キョンボックン):朝鮮王朝の正宮で守門将交代式を体感

chsyang, Public domain, via Wikimedia Commons

朝鮮王朝を建国した李成桂により、1395年に創建された景福宮。ソウル市内にある5大古宮の中で最も大きく、約12万坪の敷地内には国宝をはじめ貴重な建築物が点在しています。見逃せないのは毎日行われる「王宮守門将交代儀式」で、朝鮮王朝時代に門の警備を担っていた守門軍の交代の儀式を再現しています。

交代儀式は1日2回(10:00、14:00)開催されるのが通例ですが、悪天候や宮殿内での大規模行事によって時間が変更・中止される場合があります。また、火曜日が定休日ですので、観光プランを立てる際は曜日にご注意ください。

【トリビア】

景福宮を訪れる多くの観光客が韓服(チマチョゴリ)を着ています。「韓服を着用して入場すると、入場料(3,000ウォン)が無料になる」という粋な制度があるからです。また、池に浮かぶ「慶会楼(キョンフェル)」は、王が宴会を催した場所。この建物の柱は、かつては円形(天を象徴)と方形(地を象徴)を組み合わせて宇宙を表現していたのだそう。儒教的な哲学が込められた建築美に注目してみてください。

おすすめの名産

景福宮の近くにある「土俗村(トソクチョン)」の参鶏湯(サムゲタン)は、濃厚なスープが特徴。大人世代の疲れた体に染み渡る逸品です。

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昌徳宮(チャンドックン):王が愛した「秘密の庭園」に癒やされる

Rtflakfizer, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

離宮として1405年に創設されましたが、戦災で全焼した正宮(景福宮)の代わりに使用されるようになりました。その期間は270年に及び、景福宮よりも長いです。創建時の面影を最も残す王宮で、世界遺産にも登録されています。13棟ある歴史的建築物のほか、韓国の造園技術をつめこんだ庭園が大きな見所となっています。

昌徳宮を訪れるなら、事前予約制の「後苑(秘苑)」ツアーは必須です。王族の休息場所として使われたこのエリアは、自然と建築が完璧な調和を保っています。特に秋の紅葉シーズンは予約が数分で埋まるほど人気なので、訪韓が決まったらすぐに公式サイトを確認してください。

【トリビア】

昌徳宮の正門である「敦化門」は、現存するソウルの王宮の門の中で最も古く、1412年に建てられたもの(現在のものは1609年に再建)。実はこの門、かつては大きな太鼓が吊るされており、時の鐘のように時間を知らせる役割も果たしていました。また、屋根の上に並ぶ小さな像は、西遊記の登場人物をモチーフにしており、建物に邪気が入るのを防ぐお守りのような存在です。

おすすめの名物

昌徳宮から歩いてすぐの「苑西洞(ウォンソドン)」界隈には、伝統的な韓方茶(サンファ茶など)を現代風にアレンジした隠れ家カフェが点在しています。

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仁寺洞(インサドン):伝統とモダンが交差する骨董の街

S h y numis, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

骨董品、古美術、陶磁器、ギャラリー、伝統工芸品などの店が連なる、古き良き韓国の風情を感じることができるエリアです。日曜日は歩行者天国となり、フリーマーケットが開催されます。また裏通りには伝統茶屋のほかに韓定食店や韓国グルメを楽しめる居酒屋が点在しています。

仁寺洞のランドマーク「サムジギル」だけでなく、「アンニョン仁寺洞」という複合文化空間もぜひチェックしてください。世界的なトレンドである「K-カルチャー」と伝統の融合を体験できる展示があります。また、洗練されたショップが揃っています。

【トリビア】

仁寺洞のスターバックス・コーヒーの看板が、世界でも珍しい「ハングル表記」になっているのは有名ですが、これは地元の住民や文化団体が、この街の伝統的な美観を守るために情熱を注いだ結果です。最近では他のブランドもハングル表記を取り入れており、フォントの美しさからデザイン性を再発見する人が増えています。

おすすめの名物

「ケソンマンドゥ(開城式餃子)」の名店が多く、優しい出汁でいただくマンドゥクッ(餃子スープ)は日本人の口にもよく合います。

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奉恩寺(ポンウンサ):江南(カンナム)の摩天楼に抱かれた静寂の古寺

Basile Morin, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

高層ビルが立ち並ぶ江南の中心に、新羅時代の794年に創建された奉恩寺があります。韓国最大の弥勒大仏をはじめ見所が多いです。また修行僧の生活や、座禅や茶道を体験できるプログラムが用意され、国内外の観光客から人気を博しています。

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ピョルマダン図書館

Sgroey, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

奉恩寺を訪れた後は、すぐ向かいにある「COEXモール」内の「ピョルマダン図書館(Starfield Library)」に立ち寄るのが定番コースです。ソウルで人気のインスタ映えスポット。

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宗廟(チョンミョ):朝鮮王朝の魂が眠る世界最長の木造建築

SpaceFox, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons

1394年に建てられた霊廟で、朝鮮王朝歴代の王と王族の位牌が安置されています。長さが101mあり、現存する祠堂の中で最も長い木造建築物です。宗廟も世界遺産ですが、毎年5月の第1日曜日に開催される「宗廟祭礼」も、500年の歴史をもつ世界で最も古い儀礼文化としてユネスコの無形遺産に指定されています。

【トリビア】

宗廟の「正殿」が横に非常に長いのは、王朝が長く続いたために、王の位牌を置く場所が足りなくなって増築を繰り返した結果なんです。まさに王朝の存続を象徴するデザインと言えます。また、中央にある少し盛り上がった石畳の道は「神路(シルロ)」と呼ばれ、亡くなった王の魂が通る道。観光客はそこを歩かず、脇の道を通るのがマナーとされています。

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明洞(ミョンドン):2026年の最先端K-ビューティーと屋台文化の饗宴

Wpcpey, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, via Wikimedia Commons

ソウル最大の繁華街。デパートやファッションビル、特に韓国エステやコスメの店が多く出店しているため、女性観光客から絶大な人気を誇ります。レストランやカフェも数多くありますが、夕方になるとメインストリートに韓国のB級グルメの屋台が数多く登場します。

近年はコスメブランドに加え、「パーソナルカラー診断」や「オーダーメイドファンデーション」など、個人の特徴に合わせた体験型美容フラッグシップストアが増えています。ただショッピングをするだけでなく、自分の美を再発見する「ビューティー体験」を取り入れるのが最新の楽しみ方です。

【トリビア】

明洞はかつて、朝鮮時代の住宅街でしたが、日本統治時代に商業地として発展しました。中心にある「明洞聖堂」は韓国カトリックの総本山であり、民主化運動の聖地でもありました。華やかなショッピング街の裏に、韓国の近代史を支えた強い精神が宿っている場所でもあります。

おすすめのグルメ

大人気の「明洞餃子」。ここのカルグクスと、ニンニクが強烈に効いたキムチは、一度食べたら忘れられない味です。

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北村韓屋村(プッチョンハノッマウル):歴史が息づく王族の邸宅地

Basile Morin, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

傾斜地に韓国の伝統家屋である「韓屋」が密集するエリア。朝鮮時代の王族や貴族たちが住んでいた韓屋なので気品が漂います。点在するお洒落なカフェで休憩をはさみながら、ソウル市が選定した「北村八景」と呼ばれるビュースポット巡りを楽しみましょう。

注意: 北村は現在も実際に住民が生活している居住区。オーバーツーリズム対策として「観光可能時間(10:00〜17:00など)」が厳格に定められています。大声を出すのは控え、マナーを守った静かな散策を心がけましょう。

【トリビア】

「北村(プッチョン)」という名前は、当時の権力の中心だった景福宮と昌徳宮の「北側」に位置していたことに由来します。建物の屋根の高さが微妙に異なっているのは、地形をそのまま活かしつつ、他人の家の日当たりや景観を邪魔しないという、古き良き韓国の配慮の精神(プムアシ)が反映されていると言われています。

おすすめの名産

韓屋を改装したティーハウスで提供される「伝統的な餅菓子」。見た目の美しさに加え、控えめな甘さが大人に好評です。

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東大門(トンデムン):深夜まで活気あふれる巨大ファッション市場

昔ながらの問屋市場と近代的な大型ファッションビルが共存するエリア。夜から明け方まで国内外のバイヤーが問屋街で買付を行うため、夜通し営業の店や飲食店が多く「眠らない街」と称されています。基本的には卸売りですが、一般の人が小売りで購入可能な店も多いです。

おすすめの名物

東大門のタッカンマリ通りにある「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」。鶏一羽を丸ごと煮込んだ滋養たっぷりの鍋は、夜更かしの強い味方です。

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水原華城(スウォンファソン):西洋と東洋が融合した18世紀の要塞美

Bernard Gagnon, CC0, via Wikimedia Commons

約5.5kmの城壁に囲まれ、要所には門、砲台、軍事訓練所などがあります。韓国風の伝統的な装飾を用いながらヨーロッパの要塞の最新技術を採用した、18世紀最高の軍事建築として世界遺産に登録されています。

【トリビア】

この城を築いた朝鮮王朝第22代王・正祖(チョンジョ)は、悲劇的な死を遂げた父を偲び、理想の都市を作るためにこの華城を建設しました。建設にあたっては、学者の丁若鏞(チョン・ヤギョン)が西洋の技術を参考に「挙重機(クジュンギ)」というクレーンのような道具を発明し、工期を大幅に短縮したという逸話があります。まさに当時の最先端技術の結晶なのです。

おすすめの名産

「水原カルビ」。炭火で豪快に焼くカルビは、水原に来たら絶対に逃せない名物です。

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華城行宮(ファソンヘングン):王が滞在した華やかな別宮を訪ねる

Tungdangthanh, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

水原華城内にある行宮(王の臨時宮)ですが正宮の形で建てられ、規模が大きく利用される頻度も高かったです。幾度となくドラマや映画の撮影地として使用され、周辺にはオシャレなカフェや雑貨屋が集まります。

行宮を見学した後は、周辺の「ヘリダンキル(華城幸宮洞)」エリアを散策しましょう。古い韓屋をリノベーションした洗練されたカフェや雑貨店が密集しており、お土産探しにも最適。特に「幸宮洞の壁画村」は写真映えスポットとして知られています。

【トリビア】

華城行宮は、正祖が父の墓参りに訪れた際の宿泊所としてだけでなく、母・恵慶宮洪氏(ヘギョングンホンシ)の還暦を祝うための盛大なパーティー会場としても使われました。その時の様子は「儀軌(ウィゲ)」という詳細な公式記録画として残されており、現在の復元作業もその絵を忠実に参考にして行われています。

おすすめの名産

周辺にある「ヘングン洞(ヘングンドン)」の伝統茶とフュージョン菓子のセット。

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釜山(プサン):海と活気に包まれる韓国最大の港町

Haeundae District Municipality, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons

ソウルに次ぐ韓国第2の都市で、最大の港町。海沿いの岩場に建てられた海東龍宮寺をはじめ、観光スポットが沢山あります。グルメな土地として有名で、韓国最大の水産市場チャガルチの周辺には新鮮な魚介類を堪能できるレストランが並びます。またロマンチックな夜景でも有名です。

2026年の釜山観光で外せないのは「海雲台(ヘウンデ)ブルーラインパーク」です。古い廃線を利用した観光列車やスカイカプセルに乗り、絶景のオーシャンビューを贅沢に楽しめます。また、広安里(クァンアンリ)ビーチで毎週末開催される「ドローンライトショー」は、釜山観光のハイライトとなっています。

【トリビア】

チャガルチ市場の「チャガル」は、釜山の方言で「小石」を意味します。かつて市場があった場所が小石の多い砂浜だったことからこの名がつきました。ここで働く活気あるおばちゃんたちは「チャガルチ・アジュンマ」と呼ばれ、戦後の釜山を支えた力強い女性たちの象徴として親しまれています。

おすすめの名産

釜山発祥の「デジクッパ(豚肉のクッパ)」や「ミルミョン(小麦の冷麺)」。

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甘川文化村(カムチョンムナマウル):アートが魔法をかけた「釜山のマチュピチュ」

Christophe95, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

カラフルな家が斜面にびっしりと連なる甘川文化村は、近年インスタ映えスポットとして人気を博しています。もとは朝鮮戦争の際に北朝鮮から避難してきた人々が住む集落でしたが、2009年から町おこしで景観が整えられ、釜山を代表する観光スポットとなりました。

ただ写真を撮るだけでなく、村内のスタンプラリーに参加したり、地元のアーティストが運営する工房で「陶磁器作り」や「アート体験」をしたりするのがおすすめです。展望カフェも増えており、夕暮れ時のマジックアワーは格別の美しさです。

【トリビア】

この村の最大の特徴である「階段式の家」は、後ろの家が前の家で遮られないように設計されています。これは、厳しい生活環境の中でも、お互いの日当たりを確保し、共生するという避難民たちの思いやりの知恵から生まれたものです。単なる「映えスポット」ではなく、人々の歴史と思いが詰まった場所なんですね。

おすすめのグルメ

村の入り口近くで売られている「星の王子さま」モチーフのパンやスイーツ。

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楽安邑城(ナガンウプソン):時が止まったままの400年前の暮らし

Bernard Gagnon, CC0, via Wikimedia Commons

韓国南部の順天(スンチョン)にある城壁で囲まれた集落。韓国三大邑城のひとつで、多数の文化財を保有しています。韓国風の茅葺き屋根の家が密集し、400年前の韓国の人たちの暮らしを紹介する展示物も豊富に用意されています。

楽安邑城は単なる展示用テーマパークではなく、実際に約100世帯が現在も生活している生きた博物館です。一部の住宅は民泊として利用されており、実際に茅葺き屋根の下で一夜を過ごすことができます。都会のデジタルライフから離れて、真の「休息」を求める方に最適です。

【トリビア】

この村の城壁は、かつて倭寇(日本の海賊)の侵入を防ぐために築かれました。朝鮮時代の名将・林慶業(イム・ギョンオプ)将軍が水軍の拠点として整備した歴史があり、村の中には将軍を祀る石碑も残されています。歴史的な経緯を知りつつ、穏やかな田園風景を眺めると、より深い感慨に浸れるはずです。

おすすめの名産

順天(スンチョン)名物の「ワラスボ料理」や「泥ガニ(コルトッゲ)」の醤油漬け。

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済州島(チェジュド):2026年も進化する韓国随一のヒーリング・リゾート

Basile Morin, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

「韓国のハワイ」と称され国内外から多くの観光客が訪れる済州島。エメラルドグリーンの海と白浜で有名な牛島(ウド)、10万年前の海底火山の噴火から生まれた城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)、世界最長の溶岩洞窟(万丈窟)、海に流れ落ちる滝(正方滝)など、見所が盛りだくさんの地域です。

【トリビア】

済州島は「三多(サムダ)の島」と呼ばれます。石、風、そして「女」が多いという意味です。特に「海女(ヘニョ)」文化はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、最高80代の方も現役で潜っているというから驚きです。島に点在する「石爺(トルハルバン)」は、街の守護神としての役割を担っています。

おすすめの名産

「黒豚(フッテジ)」の焼肉や、甘酸っぱい「ハルラボン(デコポンに似た柑橘)」。

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内蔵山(ネジャンサン):韓国一の美しさを誇る「紅葉の聖地」

Tung Thanh Dang, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

山全体が赤く染まる紅葉の名所として有名な内蔵山。滝や寺などが点在するエリアなのでトレッキングでの紅葉狩りがおすすめです。体力に自信がない方は、ロープウェイで展望台まで登り視界一面の紅葉を楽しみましょう。また、春にはつつじと桜が咲き誇ります。

内蔵山の麓にある「井邑(チョンウプ)」エリアは、近年オシャレなゲストハウスやカフェが増えており、宿泊して朝一番の澄んだ空気の中での参拝を組み合わせるのが、通な楽しみ方です。

おすすめの名物

井邑の伝統茶「サンファ茶(双和茶)」。たっぷりの木の実とスパイスが、冷えた体を芯から温めてくれます。

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