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東欧でおすすめの国、チェコ共和国の街と人と食の魅力 

      2018/03/15

最近人気が急上昇している東欧。特にチェコ共和国の首都プラハは何時訪れても多くの観光客で賑わっています。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが世界中で素敵な人達に出会いながら、世界中を食べ尽くすの記録。今回はチェコ共和国の魅力をとことん。

 

多くの映画やドラマの舞台となった美しいチェコ共和国の街並み

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古き良き時代のヨーロッパを、しかも少し憂いがあるロマンティックを求めているなら、あなたの行くべき場所は西欧ではなく東欧です。そんな東欧の中でも一番ハズレが無いのがチェコ共和国。

チェコ共和国と聞いて貴方は何を思い浮かべるでしょうか。日本の皆達にはまだ馴染みの少ない国かもしれません。でも中世がそのまま凍結したかのような美しいプラハの街は世界中の人々から愛され、多くの映画やCM撮影の舞台となりました。

例えば1984年のアメリカ映画「アマデウス」。物語の舞台はウィーンなのですが殆どのシーンがプラハで撮影されました。そして1988年のアメリカ映画「存在の耐えられない軽さ」はプラハの街を世界的に有名なものにしました。

その他にもミッション・インポッシブル、日本では「のだめカンタビーレ」のロケ地にもなりました。カフカの生まれ育った国でもあるので「KAFKA迷宮の悪夢」もチェコで撮影されています。韓国でもプラハを舞台にしたドラマが大流行しました。まるで巡礼地のように多くの韓国人が訪れます。

特にプラハは何時だって観光客の絶えない街です。昔から西ヨーロッパの人達から絶大な人気を誇るプラハでしたが、最近では世界中から観光客が押し寄せ、夏ともなれば旧市街に人が溢れて思うように歩けないほど人気の場所です。余りにも凄い人なので、私は何時も観光シーズンを外して訪れています。

 

チェコ共和国で必ず訪れるべき世界遺産

チェコ共和国は魅力の多い国です。世界遺産だって小さい国でありながら12個も登録されています。中でも一番人気は首都のプラハ。そして最近メキメキと知名度をあげている、世界で一番美しい町とも呼ばれるチェスキー・クルムロフ。チェコ共和国を訪れたら最低でもこの2つの街を訪れて頂きたい。

 

チェコ人の性格とは

 チェコ共和国はヨーロッパの真ん中に位置するため、何度も戦争に巻き込まれた歴史を持ちます。第一次世界大戦後はチェコ語が禁止されゲルマン化が推し進められました。秘密警察の過酷さでも有名なチェコ共和国の人々は、あの苦しい時代の名残を今でも引きずっているのか、疑り深い性格であると言われています。

実際にはとてもシャイな人が多いので、そんなレッテルを貼られてしまったのかも知れません。お隣の国ポーランドの人達が陽ならチェコの人達の印象はやはり陰。初めは少しとっつきにくいかもしれません。でも思い切って笑顔で話しかければ、素敵な笑顔、はないかもしれないけどはにかみながら一生懸命答えてくれる人達です。

 

チェコ共和国ではどんな料理が食べられているのか

チェコ共和国は海の無い国なのでチェコ料理は肉が中心です。牛、豚、鳥肉の他にウサギやシカ、カモやアヒルなんかも良く食べます。魚は川魚が主で海の魚と言えばニシンの酢漬けぐらいでしょうか。

世界中の観光客が訪れるプラハなら旧市街のレストランで新鮮な魚介類を食べる事が出来ます。でも一般的なチェコ人の家庭に海の幸が登場する機会は滅多にありません。

 

チェコ共和国で一番有名な料理はスビーチコバー

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チェコ共和国を代表する料理がスビーチコバー。牛モモ肉の上にコトコトじっくり煮込んだホワイトシチューをたっぷり注いだ料理です。これはチェコ人がこよなく愛するお袋の味で、スビーチコバーが上手に作れるようになると「これで安心してお嫁に行けるね」なんて言われる程です。

私もすっかりこのスビーチコバーの味にはまりました。日本のクリームシチューとも違う濃厚でいてすっきりした優しい味。チェコの肉料理は味の仕上げとしてサワークリームが使われる事が多く、それが若干チェコの料理を単調にしてしまうのですが、スビーチコバーにはやっぱりサワークリームが良く合います。そしてスビーチコバーには大抵クランベリーソースが添えられていて、その甘酸っぱさが抜群のアクセントになります。

 

スビーチコバーの次に定番のチェコ料理はグラーシュ

スビーチコバーと同じ位の頻度でチェコの家庭に登場する料理がグラーシュです。これはハンガリー起源のビーフシチューのような料理。

チェコ共和国に限らず、ハンガリー周辺の国々で良く食べられている料理なのですが国によって強い個性があります。だから同じグラーシュでも、国が違えば全く味が異なります。例えば本家ハンガリーのグラーシュは赤唐辛子がきいて辛いのが特徴。

チェコのグラーシュはもっとシンプル。牛肉、玉ねぎ、パプリカのみで調理され、どっしりとした力強い味です。スビーチコバーと同じく、コトコトじっくり煮込んで作るので牛肉はとても柔らかく、ソースには深みがあります。

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チェコ料理に欠かせない主食はクネドリーキ

チェコ共和国はスビーチコバーやグラーシュをはじめ、シチュー系の料理が多いです。そのような料理には大抵クネドリーキと呼ばれるパンが添えられます。クネドリーキはチェコ共和国特有のパンで、小麦粉、卵、牛乳を練り、棒状にして大きな鍋で茹でて作ります。

チェコ国民の主食に値する食べ物なので、チェコ料理には絶対欠かせない存在です。モソモソした蒸しパンみたいな味で、そのまま食べるのはちょっと辛いけどソースとの相性は抜群です。なのでチェコ共和国へ行ったら、クネドリーキでお皿が綺麗になるまでソースを楽しんで下さい。

 

チェコと言えばやっぱりビール。浴びるように飲みましょう。

チェコ観光で絶対欠かせないものと言ったらやっぱりビールです。チェコはビールの方がジュースやコーヒーより安いんです。だから安く済ませようと思ったらビールを飲むしかないという、何だか楽園のような国。本当に安いし種類も沢山あるので色々と試してみて下さい。

ビールが飲めるバーへ行くと地元のチェコ人達も多く居て賑わってます。ビールを飲んで少し酔っぱらったくらいがチェコ人と接するには丁度良い。シャイな日本人とチェコ人なのでビールの助けを借りながら語り合ってみて下さい。チェコ人、めちゃくちゃいい人達ですよ!

 

チェコのオペラ座は絶対訪れるべし

東欧は芸術関連が安いです。特にオペラ、バレエ、クラッシクコンサート、日本の皆様からしたら破格の値段で楽しむ事が出来ます。特に首都、プラハのオペラ座は何としても押えておきたい。

チェコ共和国のオペラ座や劇場は内装を見るだけでも美しくて惚れ惚れしますが、そんな雰囲気の中で是非とも芸術鑑賞を楽しむべし。チケットも取りやすいし、何より安いです。

 

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