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英語は難しい。スコットランド人の英語はもっと難しい。

      2017/04/01

トレインスポッティング。ダニー・ボイル監督を一躍有名にしたこの映画はスコットランドの首都エディンバラが舞台となっています。ずっと訪れてみたいと思っていたスコットランド。ロンドンには良く行くけれど、スコットランドまでは足が伸ばせなかった。で、今回初上陸。本当に素敵な所で大満足。でも英語には苦しみました。

 

イギリスは北へ行けば行くほど訛りがひどくなる

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イギリス人が話す英語はアメリカ英語になれている日本の人達にとって聞き取るのが難しいかと思います。それにやっぱり訛りがあるんです。リバプール辺りで、ん?となり、ニューカッスル辺りで、んんんっっ?となり、スコットランドに踏み入れる頃には「字幕下さいレベル」になってました。

 

スコットランドの英語はネイティブでも聞き取るのが難しい

トレインスポッティングはスコットランドが舞台。登場人物みんなが、下町のスコットランド人って設定ですから訛りがもの凄いです。更にはヤクッてますから。アメリカでは字幕付きで上映されたって噂もあるぐらい。スコットランド人の英語は、誇張なしにネイティブが聞いたって聞き取れない事もあるんです。  

スコットランドでは私が英語で話して、スコットランド人が英語で答えて、それをロンドン出身の友達が英語で訳す、を繰り返してました。英語を英語にしてるだけなので、実際には全然訳してないですけどね。

でもね、イギリスの友人も偶に聞き返してました。スコットランドの上の方の村の人達なんて本当に凄かった。全然全く一言も分からなくて、イギリス人の友達の顔を見上げたら、ヤツも凄く途方に暮れた顔してたもの。

 

スコットランド人の英語は訛りがあるからこそ素敵なんだ

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イギリスとスコットランド。一応同じ国って事にはなっているけどやっぱり全然違います。景色も違うし、食べ物も違う。言葉だって、もうあれは英語じゃない。スコットランド語。

スコットランドの人達は独立を望んでいます。私が住むバルセロナの街も独立運動が盛んな場所。バルセロナの人達は絶対自分達の事をスペイン人だとは言いません。スコットランドの人達も同じで、必ず「私はスコットランド人です」って名乗ります。

トレインスポッティングで主人公を演じたユアン・マクレガー。今や英国を代表する人気俳優ですが、彼もやっぱり誇り高きスコットランド人。映画のプレミアに民族衣装のキルト、例のタータンチェックのスカートで登場したり言葉の節々にスコットランド訛りを残しています。

元祖はやっぱりショーン・コネリーでしょうか。彼の話す英語もスコットランドの訛りがあります。でもスコットランド訛りは素朴でほっくりな感じで皆から愛されるんです。彼らの人気の秘密の一つはそのスコットランド訛りにあるのかもしれません。

 

沢山の魅力を持ったスコットランドを是非もっと多くの方に訪れて欲しい

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初上陸したスコットランド。期待していた以上に良かったです。建物、そして町の雰囲気がロマンティックで、人々は難しい英語喋るけどフレンドリーで優しい。

特に自然がいいです。目にする景色、何もかもがワイルドな感じでした。圧倒されます。でもトレッキングとかするには根性が必要です。余りにも広大すぎて、その雄大さに圧倒されはするだろうけれど、荒涼とした同じような景色が何処までも何時までも続くので、生半可な気持ちだとちょっと辛いかも。

そう言えばノルウェーのフィヨルドも同じような感じでした。初めはウハッってなるけど、それが何時間も続くと飽きてくると言うか。もう何かこれ以上はいいです、これ以上は無理です、って感じになる。味は素材と粗塩だけですよドーン、みたいなのを毎日食べる感じなんで。    

こんなに長くヨーロッパに住んでるのに、なんで今の今までスコットランドを見逃してたんだろうと激しく後悔する程素晴らしい国だったので、皆さん是非、何が何でも訪れて欲しいです。超お勧め。

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