四国の絶景と美食を巡る旅:沈下橋から道後温泉、お遍路の知られざる魅力まで完全ガイド

四国は豊かな自然と「お遍路さん」で有名な土地です。その土地でしか味わえない郷土料理が豊富なことでも知られています。今回は、四国の観光名所と、特産物を上手に活用した各県の郷土料理を詳しくご紹介していきましょう。

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【高知県】日本最後の清流と伝統の味を堪能する

四万十川の沈下橋:自然と共生する知恵の結晶

京浜にけ at Japanese Wikipedia, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

四国最長の四万十川には、沈下橋と呼ばれる欄干(らんかん)のない橋が47本かけられています。欄干がないのは、建設コストを抑えるためだけでなく、増水時に橋が破壊されるのを防ぐ究極の「引き算の美学」。増水時にはそのまま川に沈むことを想定し、水の抵抗を受けにくく流木などがひっかからないよう設計されているのです。自然に逆らわず、折り合いをつけながら共生する四万十川流域の人々の生き方を象徴するような橋ですね。

ちなみに、高知県内には四万十川以外にも沈下橋が存在しますが、四万十川のものが最も保存状態が良く、文化的価値が高いとされています。

カツオのたたき:土佐の魂が宿る至高の逸品

高知といえばカツオです。一説によれば、高知はカツオのタタキ発祥の地だといわれています。江戸時代に土佐藩主が食中毒を避けるため刺身を禁止した際に、どうしてもカツオの刺身が食べたかった土佐の人たちが表面を炙り、焼き魚と称して食べたのがカツオのタタキの始まりだというのです。タタキに限らずカツオ好きな県民で、日本一のカツオ消費量を誇ります。

【2026年最新グルメ事情】

最近のトレンドは、醤油ダレではなく「塩」で食べる「塩タタキ」です。藁焼きの香ばしさがより引き立ちます。また、高知市内にある「ひろめ市場」を是非訪れて下さい。活気にあふれる市場で、朝からカツオを肴に地酒を楽しむのが土佐流の贅沢です。

また、カツオは絶対に「高知の地酒」と一緒に楽しんでください。土佐のお酒は「淡麗辛口」が特徴で、脂ののったカツオの味をキリッと引き締めてくれます。

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【徳島県】世界最大級の渦潮と秘境の歴史を辿る

鳴門の渦潮:自然が生み出す圧倒的なエネルギー

Suicasmo, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

鳴門海峡の狭く深いV字型の海底に、世界3大潮流のひとつである急速な潮流が流れ込むことで大きな渦が発生します。この鳴門の渦潮は、日本一なだけでなく世界最大級で、最も大きく見える春と秋の大潮時には直径が20m以上に達します。

ここがポイント

鳴門の渦潮は、大潮の時期を狙って訪問するのがベストです。事前に「潮汐表(ちょうせきひょう)」を確認することが必須。渦が巻く時間は限られており、潮が止まると海面はまるで湖のように静まり返ります。その動と静の対比こそが、鳴門の魅力です。

祖谷のかずら橋:平家の伝説が残るスリル満点の吊り橋

ĺ�浜にけ at ja.wikipedia, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

「日本三奇橋」のひとつであるかずら橋は植物(シラクチカズラ)で編まれた珍しい吊り橋で、全長45m、川の水面から14mの高さにかけられています。祖谷(いや)に隠れ住んでいた平家の落人たちが、追手がせまった際には簡単に切り落として逃げられるよう造ったといわれています。現在はワイヤーなどで補強されていますが、足場となる木の間隔が広く谷底が丸見えなので、高所恐怖症の人にはあまりおすすめできませんね。

脇町(うだつの町並み):藍商人の栄華を今に伝える

+- (User:PlusMinus) (Edited by 663h), CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons

藍染に使用されるタデ科の植物「タデアイ」は、室町時代から本格的に徳島県で栽培されるようになりました。脇町は江戸時代から明治中期にかけて藍の集散地として栄え、財を成した藍商人の家屋が50戸ほど現在もそのままの形で残されています。

【「うだつ」が上がらないの語源】

隣家との境界に造られた防火壁を「うだつ」と呼びますが、これを造るには多額の費用がかかったため、富の象徴でもありました。ここから、出世できないことを「うだつが上がらない」と言うようになったのです。脇町の町並みを歩きながら、どの家の「うだつ」が一番立派か探してみるのも面白いですよ。

徳島のグルメ

ご当地ラーメンの徳島ラーメンには3種類のスープがあります。豚骨ベースの濃厚な味わいの「茶系」、茶系よりあっさりめの「白系」、鶏ガラベースの「黄系」です。チャーシューの代わりに甘辛く煮込んだ豚バラ肉、そして生卵がトッピングされるのが大きな特徴です。

また、「でこまわし」は地元名産のジャガイモ、そば団子、こんにゃくなどを串に刺し、味噌をぬって炭火で焼いた料理です。「でこ」とは人形を意味し、回しながら焼くことが人形の頭をまわしているように見えることから名付けられました。川魚のアマゴの炭火焼と一緒に食べると美味しさが倍増します。

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【愛媛県】最古の湯と「天空の橋」に癒やされる

道後温泉:2026年、全館営業再開で輝きを増す名湯

z tanuki, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, via Wikimedia Commons

松山市にある道後温泉は、3000年以上の歴史を誇ります。文献としては「日本書紀」に登場し、「日本三古湯」のひとつに数えられています。湯質は無色透明のアルカリ性単純泉で、聖徳太子、正岡子規、夏目漱石なども来湯しました。

松山城:国の重要文化財

松山城は現在、日本全国で12城しかない江戸時代以前に造られた天守で、国の重要文化財に指定されています。一番の見所は天守最上階からの眺望。また、桜の名所としても有名です。

来島海峡大橋

陳苡銜, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons

長さ4kmに及ぶ世界初の3連吊り橋で、車道のほかに自転車歩行者道も設けられ、橋の上から瀬戸内海の美しい景色を堪能できます。隣接する来島海峡展望館で、当時最先端の架橋技術を学んでから橋を渡るのがおすすめ。また3月から7月にかけての早朝は露の発生率が高く、橋が霧の中に浮かんで見えることから「天空の橋」と呼ばれています。絶好の鑑賞ポイントは「糸山展望台」です。

旅のポイント

3月から7月にかけての早朝、糸山展望台へ向かってください。霧の中に橋が浮かび上がる「天空の橋」現象に遭遇できるかもしれません。また、しまなみ海道は「サイクリストの聖地」として2026年も世界中から観光客が集まっています。

郷土料理「ふくめん」

愛媛の宇和島地方には、こんにゃくを4色の具材(鯛のそぼろ、卵、ネギ、みかんの皮)で覆い隠す「ふくめん」という料理があります。彩りが鮮やかで、お祝いの席には欠かせません。

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【香川県】「うどん県」だけじゃない!アートと名園の地

栗林公園と父母ヶ浜:時代を超えて愛される美景

Takuya ASADA, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons

庭園内をめぐりながら鑑賞するよう設計された回遊式の大名庭園で、国の特別名勝に指定されています。国内最大の文化財庭園で、約75ヘクタール(東京ドーム16個分)の敷地内に、6つの池と13の築山があります。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星を獲得しています。

父母ヶ浜(ちちぶがはま)海岸

近年SNSで大きな話題を集めている父母ヶ浜海岸は、三豊市にある約1kmの海水浴場。水面が鏡張りのようになることから「日本のウユニ(南米ボリビアの有名な観光地)」と呼ばれ、SNS通じて人気に火がつきました。

【撮影のヒント】

父母ヶ浜で最高の写真を撮るなら、「干潮」と「日の入り」が重なるマジックアワーを事前にチェックしてください。風のない日が最も美しく鏡張りになります。

名物・名産

郷土料理「いりこ飯」: 瀬戸内海はカタクチイワシ漁が盛んです。カタクチイワシを茹でてから干した「いりこ」の産地として有名な香川県を代表する郷土料理は、もちろん、いりこがたっぷり入った炊き込みご飯。

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四国遍路:1200年の時を刻む心の旅

四国といえば「お遍路さん」ですね。空海(弘法大師)ゆかりの88カ所の霊場を巡れば、煩悩が消え願いが叶うとされています。美しい自然を愛でながら、四国をぐるりと一周する。巡拝の道は約1400kmあり、全て徒歩で行うと40日前後かかります。しかし、現代ではバスやタクシーを組み合わせたり、自電車で自分らしいペースで巡るスタイルが定着しています。

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