世界食べ尽くしの旅 

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マレーシアのコタキナバルの穴場

      2017/04/17

私にとって旅をする、とは食べる事を意味します。だから何処へ行っても、まず初めに考える事は食べるモノ、そして食べる場所。で、そのついでに観光もします。そんな私なので、新しい国、新しい街に辿り着いたら必ず訪れる場所が市場。市場は美味しいだけではありません。その国の素顔が見れる場所でもあるんです。ヨーロッパ在住18年目のフードライターが素敵な人達に出会いながら世界中を食べ尽くすの記録。今回はマレーシアです。

 

マレーシアの美味しさの秘密

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 一般的にアジアは何処の国もご飯が美味しいと言われています。その中でもマレーシアは「グルメ天国」と呼ばれる程美味しい事で有名。その理由はマレーシアがマレー系、インド系、中国系の全く異なる文化を持った3つの民族で構成されているからです。

何事もミックスすればする程味わい深くなるものです。多民族国家マレーシアでは3つの民族の食べ物がお互いに影響を与え合い、独自の食文化を築き上げてきました。

美味しいアジアの中でもトップレベルの美食大国マレーシア。世界食紀行、ついにアジア。グルメ天国マレーシアのコタキナバルからです。

 

コタキナバルで一番楽しかった場所

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マレーシアのコタキナバルはぶっちゃけそんな観光するものがないです。中途半端に近代的な街なので、下町ハンターの私にはゴチャゴチャさと、グチャグチャさが欠ける感じ。それでも歩き回ってれば何かと見つかるものです。観光の基本はやっぱり足ですね。

コタキナバルは港街なので、特に魚市場が凄かったです。屋台と一緒になってたり、漁港と同じ所にあったり。とにかくちょっとカオスな感じが良かった。

とにかく魚の種類に驚かされました。本当にコレ食べれるの?と思わされるようなドキツイ色の魚が食用として普通に売られているんです。特にこの青い魚。オオモンハゲブダイと言って、サンゴ礁を食べて育つ魚なのだそう。日本では観賞用の熱帯魚として飼う人達も多いのだとか。

その他にもカラフルなヒブダイ、イチモンジブダイ、ヒメフダイ、オジロバラハタといった熱帯魚系の食用魚が沢山売られていました。ヨーロッパではまず見る事のない魚達です。

珍しいなぁ、と思って写真を撮っていたら、一緒に居た沖縄の子が、故郷に帰ったみたい、とつぶやきました。なんと日本の琉球列島でもオオモンハゲブダイ等のカラフルな魚が食用として売られているのだそう。

ちょっと毒々しいなと思っていたら、やっぱり一部の種の魚の肝臓部分には毒があるのだそう。だからキノコと同じで素人判断はとても危険らしいです。

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 ワチャワチャ働く人達がいる場所は、何だか見ていて楽しい

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カラフルな魚が沢山売られている魚市場を抜けると、いきなり港の船着き場に出ます。船から魚が荷揚げされ、取引されている場所なんです。こんな所に入り込んじゃっていいんだろうかと初めはマゴマゴしてたのですが、誰も気に留める人がいなかったのでバシバシ写真撮ってました。

本当に活気のある場所で、皆さんテキパキ、ワチャワチャお仕事しているのですが、写真を撮っていると必ずカメラ目線で微笑んでくれたり、ポーズをしてくるんです。マレーシアの人達、本当に皆フレンドリーで好感度が更にUPです。

ヨーロッパに長く住んでいると、アジアの文化は本当に新鮮で、エキゾチックに映ります。これと言った観光名所は無いけれど、マレーシアのコタキナバル、見るもの全てが何だか楽しかったです。

それにマレーシアは何を食べても本当に美味しかった。特に港町のコタキナバルは新鮮な魚介類が安く食べられるのでお勧めです。普通の市場の他にナイトマーケットもあり、そちらには沢山の屋台が立つんです。とっても面白美味しかったのですが、その話はまた次の機会に!

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