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ツェペリナイの本場のレシピ、リトアニアを代表する国民食ツェペリナイの作り方

      2021/06/29

リトアニアで一番有名な食べ物がツェペリナイ、飛行船の形をした芋団子です。ヨーロッパ在住20年のフードライターが世界中を食べ尽くすの記録。今回はリトアニアの郷土料理で、作るのが余りにもメンドクサイのでリトアニア人でさえ作らないツェペリナイをホームステイ先のお母さんに無理言って作ってもらいました。

リトアニアの郷土料理ツェペリナイ

ツェペリナイはジャガイモ団子のような食べ物で、モチモチした厚めのジャガイモの皮の中に、豚肉のひき肉などの詰め物がされています。ツェペリナイはリトアニアを代表する国民食。でも家庭で作るのは年に4~6回程度なのだそう。

日常的に食べているので、特別な食べ物という訳ではありません。ただ時間がかかるし難しいので、最近ではすっかり手作りする人がいなくなってしまいました。今ではツェペリナイが食べたい時は、レストランで食べるかスーパーの冷凍モノ、またはお惣菜で既に出来上がってるものを買って食べます。

ツエペリナイのレシピ

じゃがいも(すりおろし用)3個 
じゃがいも(マッシュポテト用)1個
片栗粉 大さじ1
豚肉のひき肉 200グラム
玉ねぎ 小さいの1個
塩、こしょう

ソースは玉ねぎ、スモークベーコン、サワークリームと塩、こしょうで作ります。

1 ジャガイモを茹で皮をむきマッシュポテトにする。

2 一部のジャガイモは生のまま皮をむき、おろし器ですりおろす。

※ジャガイモは硬いのでおろし器を使うとメチャクチャ大変です。リトアニアでは大抵の家庭でジャガイモをすりおろす専用の機械を持っています。日本の皆様はフードプロセッサーで代用出来るのではないでしょうか。

※おろしたジャガイモは色が変わってしまうので直ぐ調理するかレモン汁を少し加えましょう。

3 おろしたジャガイモを布巾でこして水気を取る。

4 絞り汁は捨てずにボールに入れて暫く置いておく。

5 時間が経つと澱粉がボールの底に沈殿するので汁だけをそっと捨てて澱粉は残しておく。

6 マッシュポテトとすりおろしたポテトを良く混ぜる。沈殿させておいた澱粉を加え片栗粉も少し入れて手でよく練る。

※澱粉がポイントで食べた時にもっちりした食感を与えてくれます。ただジャガイモによっては澱粉質が少ないものもあるので、そんな時は更に片栗粉を加えて粘らせる事が重要です。

※このジャガイモの生地作りに失敗すると、調理している間に破れて具が出てしまったり、モチモチ感がかけてしまうので注意が必要です。もう本当にこの皮作りが一番のポイントでサジ加減が難しいのだそう。

※新ジャガは水分が多いので出来るだけ古いジャガイモを使うのがコツです。

7 中身の具を作る。少量の油を熱したフライパンで玉ねぎのみじん切りを透き通るまで炒めて冷ます。

8 ひき肉に塩、こしょう、冷ました玉ねぎを加えてこねる。

9 カッテ-ジチーズの場合はお好みのハーブを入れて練る。

10 じゃがいもの生地を手のひらの上でのばし、具を包み込んで丸め、こぶし大の楕円形(飛行船型)にする。

※この時しっかり形を整えないと茹でる際に中身が飛び出てしまうので注意しましょう。

11 鍋にたっぷりの湯を沸かして飛行船をゆでる。

12 時々そっと優しくかき混ぜながら中火で30分程茹でる。

13 ツェペリンを茹でている間にソースを作る。玉ねぎはみじん切り、スモークベーコンは細かく切り、フライパンで軽く炒めてから弱火にしてサワークリームを加えて溶きのばす。 

※ソースが重たすぎる場合は様子を見ながらツェペリンの茹で汁を加え塩こしょうで味を調えましょう。

ツェペリナイのソース

ツェペリナイのソースはベーコンを炒めたフライパンにサワークリームを加えて作るのですが、ダイエット中のお母さんはベーコンは食べず、サワークリームだけで食べるので、今回は別仕立てとなっています。

ソースの味の決め手となるのがスモークベーコン。リトアニア独特の味付けで、スライスではなく固まりで売っているので細かく切って調理します。リトアニアの人達はベーコンと呼んでいましたが、ベーコンよりもっと肉肉しています。

サワークリームもカロリーが高いのですが、それは絶対に欠かせないのだそう。リトアニア人にサワークリーム抜きの人生なんてありえないのです。リトアニア人はサワークリームが本当に大好きなので、何にでも入れちゃいます。

美味しいリトアニアの国民食

ツェペリンを湯でる時間は中の具やツェペリンの大きさによって調節します。茹で上がったら自分が食べられる数のツェッペリンを皿に盛り、お好みでソースをかけて食べます。

モチモチしたジャガイモ団子をナイフで半分に切ると肉汁が中からジュワーっと溢れ出るんです。肉のうまみとジャガイモのモチモチ具合が合わさって絶妙の美味しさ。でも私は断然カッテージチーズ派。もう何個でもいけちゃいます。  

ジャガイモ、豚肉、サワークリーム。これはリトアニアを代表する食材です。それが全部入っているのが今回ご紹介したツェペリナイ。まさにリトアニアを象徴する食べ物です。

ずっしりと腹持ちの良く、リトアニア人から愛されているツェペリナイ。日常的に良く食べられている料理ですが、手作りのツェペリナイに遭遇する機会は非常に少ないです。

どんなに料理が上手な人が作っても皮が破れるなどのハプニングが起こりやすい手強い料理だし、何より作るのが大変メンドクサイからです。なかなかハードルが高い料理ですが、日本ではリトアニア料理を食べる機会がないかと思います。

是非チャレンジして頂いて、遠い異国の地リトアニアに思いを馳せて頂きたいです。ツェペリナイの歴史、ツェペリナイを何処で食べるべきか、ツェペリナイに関する詳細を別記事でまとめました。

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