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ブエノスアイレスで一番お勧めのタンゲリア、エル・ビエホ・アルマセン(El viejo Almacen)

   

ブエノスアイレスには沢山のタンゲリアがあります。タンゲリアとはお酒や食事をしながらタンゴの生演奏やプロのダンサー達の踊りを楽しむ場所の事です。今回はそんな数あるタンゲリアの中で一番お勧めのエル・ビエホ・アルマセン(El viejo Almacen)を紹介したいと思います。

ブエノスアイレスでタンゴをみたいなら何処へ行くべきか

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アルゼンチンでタンゴを鑑賞したいならタンゲリアへ行くのが一番です。ブエノスアイレスの中心地、オベリスコの近くにはタンゴを見る事が出来るタンゲリアが沢山あります。

特に劇場通りと呼ばれる通りに多くのタンゲリアが集中しています。タンゴだけを出来るだけ安く見たい、そんな方はタンゴ・ポルテーニョTango Porteño)がお勧め。食事抜きで3千円代でチケットを購入できるので一番安いかなと思います。でもタンゴ・ポルテーニョは新しく、とても大きな会場なのであまり情緒がありません。

昔ながらの雰囲気を求めるならサン・テルモ(San Telmo) 地区の方が良いです。古き良き時代を彷彿させる下町で、この近辺のタンゲリアはとっても雰囲気が良いです。

ブエノスアイレスのサン・テルモ地区で一番お勧めのタンゲリアは?

サン・テルモ地区のタンゲリアは何処もお勧めなのですが、一番はエル・ビエホ・アルマセン(El viejo Almacen)かなと思います。ステージが客席からとても近い所にあり、ここで見るタンゴは迫力満点なんです。それにお店の雰囲気もとっても素敵。

サン・テルモ地区の味わいある石畳の一角にあるエル・ビエホ・アルマセン。1969年、ピアニストのカルロス・ガルシアとタンゴ歌手のエドムンド・リベロによって創立されました。

お店の名前は「古い倉庫」を意味します。ラ・プラタ川沿いに1769年に建てられた古い倉庫を改装して作ったお店だからです。

エル・ビエホ・アルマセンには創立者である素晴らしい歌唱力を持つエドムンド・リベロの他に、アルゼンチンタンゴの全盛期を築いた作曲家兼バンドネオン奏者のアニバル・トロイロが在籍していました。

直ぐに国内で一番有名なタンゲリアとなったエル・ビエホ・アルマセンは全世界のタンゴファンからも注目を浴びるようになりました。アルゼンチンの深刻な経済危機により多くのタンゲリアが閉鎖される中、エル・ビエホ・アルマセンは現在もまだ名声を響かせています。

観光客だけでなく、政治家や国王達も訪れるタンゲリアの老舗で、日本の天皇陛下もこの場所でタンゴを楽しんだのだそう。

 エル・ビエホ・アルマセンではどんな料理が食べられるのか

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タンゲリアではタンゴだけでなく、アルゼンチンの伝統料理も楽しむ事が出来ます。多くのタンゲリアではディナーを楽しみながらタンゴ鑑賞をするのですが、エル・ビエホ・アルマセンではまずレストランで食事をし、その後でタンゴはドリンクを飲みながら楽しむ形をとっています。私的にもこちらの方が集中してタンゴを楽しめるので大変お勧めです。

メニューはスターター、メイン料理、デザート、それにワインかソフトドリンク、そして食後のコーヒーがセットとなっています。スターターは4つの中から選べますが、アルゼンチン料理を代表するエンパナーダにしました。ひき肉などの具を挟んで焼いたパイ、エンパナーダは何処でも食べる事が出来るアルゼンチンの定番料理です。

でも作る人、地域によって味の違いがとても大きい料理なので、一度きちんとしたレストランで食べてみたかったのです。エンパナーダは何処で食べても美味しかったのですが、高級レストランだとお肉の味が違うなという印象を受けました。もう本当に直球ストレートで、肉の味で勝負、みたいなエンパナーダだったからです。ボリュームがかなりあるので、後のことを加減しながら食べた方がいいかと思います。

メイン料理はアルゼンチンですから肉にしました。もちろん牛肉。アルゼンチンは世界で一番牛肉が美味しい国とされているのです。実際メニューには鶏肉、魚、パスタなんかもありましたが殆どの人が牛肉を注文していました。

赤身の分厚いステーキは柔らかくジューシーで、肉の味がしっかりしていて本当に美味しかったです。世界で一番の評判通りの味。

デザートは手作りプリン。とても大味の、でも何だか心がほっくりするような素朴で優しい味のプリンでした。アルゼンチンのスィーツは何処で何を食べても本当にスィーツ過ぎるのですが、ここのプリンは甘さ控え目で大満足。

ワインはMALBECまたはCHARDONNAYのワインを選ぶことが出来ます。アルゼンチンはワインだって有名です。ボディのしっかりした赤身の牛肉にとても良く合う美味しいワインでした。

エル・ビエホ・アルマセンで見る事の出来るタンゴショーの内容

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食事の後でショー会場へ向かいます。細い石畳の路地を渡ってすぐの所にあるお向かいの建物。ショーは約1時間40分で、その間2杯の無料ドリンクが付きます。ワイン、シャンパン、ビールの他、ウィスキーなどの強いお酒も含まれ、勿論アルコールが苦手な方にはジュースなども用意されています。

ショーは盛沢山の内容で、まずはこれぞタンゴと言うような美しい男女達のタンゴパフォーマンスです。その後に素晴らしい歌声を聞かせてくれるタンゴ歌手が登場します。更にはアンデス山脈に住むインディオ達もフォークミュージックを聞かせてくれました。そして最後は皆でフィナーレ。

もう本当に最後の最後まで飽きさせない、素晴らしいショー内容です。

食事そしてショー代金合わせて1万5千円ぐらい。ショーが始まるのが22時くらいと大変遅いので、眠ってしまわないよう余り飲み過ぎないように注意しましょう。そして夜の治安はあまり良くないので、ショーが終わったらタクシーを呼んでもらってホテルに帰った方がいいと思います。

エル・ビエホ・アルマセン(El viejo Almacen)

レストラン
Balcarce 793 e Independencia – San Telmo

タンゴショー
Balcarce 799 e Independencia – San Telmo

電話・FAX (5411) 4307 7388

タンゴ・ポルテーニョ Tango Porteno

Cerrito 570 C.A.B.A Argentina

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