世界食べ尽くしの旅 

世界のグルメ、観光名所、世界遺産、色々な世界の情報を詰め込んだブログ

イタリアとイタリア人とイタリア料理を知るために知っておきたいイタリアの食に関する常識

      2021/05/10

陽気で寛容なイタリア人。でも食に関しては色々とうるさく、揺るぎないポリシーを持ちます。ヨーロッパ在住20年のフードライターが世界中を食べ尽くすの記録。今回はイタリアとイタリア料理とイタリア人をより良く知るために、絶対守るべきイタリア料理の掟。

イタリア人が考えるイタリア料理のタブー

1

パスタにケチャップ

パスタをケチャップで味付けるのはパスタへの冒涜とされる。食卓にケチャップがあるだけで人間性を疑われる時がある。パスタのソースは絶対的に生のトマトを使って作るべきだけど、イタリア人だって時間の無い時がある。

そんな時は凝縮トマトのチューブを使う。嫌な顔はされるが許容範囲。実はイタリア人家庭の冷蔵庫の片隅には必ず常備されている。でもイタリアのマンマは絶対にそのチューブの存在を匂わせない。

カルボナーラを生クリームで作る

カルボナーラのパスタは全イタリア人の憂鬱である。それは国外のカルボナーラが生クリームを使って作られるから。真のカルボナーラは卵だけでクリーミィさを出す。生クリームなんて絶対使わない。

イタリア国外で一番有名なイタリア料理が、偽のレシピのカルボナーラである事がイタリア人には耐えられない。外国人がカルボナーラ大好きと言うと、悲しい目をする。イタリアの大いなる憂鬱。

パスタを半分に折って茹でる

発狂されるのでイタリア人の前では絶対に控えよう。

パスタを茹でる時に塩の代わりに油を入れる

イタリアの味を決定づけるのは何時だってオリーブオイル。それもイタリア産のエクストラバージンオイルでなければならない。オリーブオイルは決して加熱してはいけないオイル。パスタに加えるとしたら茹で上がった後が基本。

パスタを茹ですぎる

茹ですぎたパスタは老人ホーム用のパスタと呼ばれる。そして茹ですぎたパスタを食べた老人ホームの老人は、こんなん人間の食べ物じゃないという。アルデンテは絶対。殆んどのイタリア人がアルデンテよりも固めのパスタを好む。

パスタやリゾットを何かの付け合わせとする

パスタも米も独立した皿の上でメイン料理として出すのが礼儀。肉や魚の付け合わせとされるのはイタリアでは野菜のみ。

ボロネーゼのソースをスパゲティで食べる

ありえない。ボロネーゼのソースは卵を使った幅広の麺で食べなければならない。これは絶対的な掟。

鶏肉をパスタ料理に加える

イタリア人ならば決して鶏肉をパスタ料理に使わない。何故かと聞かれると困ってしまうが、本当に使わない。

食後にカプチーノを飲む

カプチーノは絶対的に朝食に飲むもの。食後に飲むのはエスプレッソでなくてはならない。砂糖をたっぷり入れて飲む。ミルクをどうしても入れたいのならエスプレッソにちょろっとミルクを入れたMACCHIATO。それ以外は許容出来ない。

レストランでシーザーサラダを注文する

シーザーサラダをイタリア料理だという人とは友達になれない。シーザーサラダはイタリアではなくメキシコで生まれ、そこから全米に広まった。古代ローマの将軍、ジュリアス・シーザーの好物であったなんて大嘘は許容出来ない。

レストランで一人で食べる

イタリアではありえない。食事とは誰かと一緒に楽しむもの。家族、友達、誰でもいい。一人で食べるべきではない。あなたが美しい女性であるならなおさらである。人間が美しいものを愛でながら食事をする楽しみを奪うべきではない、と食事に誘って了承させるのがイタリア人男のナンパ法。

イタリア人とスペイン人の違い

食には全く関係ないが、良く聞かれるので答えてみたい。イタリア人とスペイン人の違い。イタリア人とスペイン人は鼻の形が違う。イタリア人の方が原色、ブランド品を好む。小奇麗なのは断然イタリア人。

性格はスペイン人の方がノーブル。女たらし率はイタリア人が圧倒的。スペインと同様、北と南の差が激しいので性格は気候区分によって分けた方が正確。南の人の方が陽気。天気が良過ぎると悩む気にもなれないから。

細かい違いは色々とあるけどヨーロッパという大きな区分でみたらイタリア人とスペイン人はほぼ同類。世界的な規模で見ればイタリア人とアルゼンチン人がほぼ同類。でもブーメランタイプの水着を着るのはイタリア人男子だけ。

お勧めの美味しいイタリア料理

日本人が食べているイタリア料理は、実はイタリア料理ではないのかもしれない。本場イタリアで食べるイタリア料理は、やっぱり何か違う。お勧めの美味しいイタリア料理を50品厳選しました。

 - まとめ記事, イタリア, 世界のグルメ, 世界の観光と文化, 南欧 , ,