世界食べ尽くしの旅 

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オランダの見所30選、オランダで何を見て、何をして、何を食べるべきか

   

オランダと言えば風車

オランダはとても平らな国です。平どころか国土の殆どが海より低い土地。陸地から水を汲み上げ運河に戻す作業を繰り返して土地を作り出しました。オランダの国土の4分の1が、そんな干拓によって作られた土地です。

だからこそ「世界は神が創った。でもオランダはオランダ人が作った」といわれます。風車は18世紀に干拓用設備として、オランダ全土に1万基以上設置されました。現在でも1000基程残っていて、オランダを象徴する景色となっています。

ザーンセ・スカンス風車村

首都アムステルダムから一番近く、最もアクセスしやすい風車がザーンセ・スカンス (Zaanse Schans) 。風車だけでなくチーズや木靴の制作を見学できる工房や、土産物屋やレストランを兼ねた昔風の木造の家が立ち並びます。

一日居ても飽きない、オランダ観光のテーマパークのような場所。趣なら次に紹介するキンデルダイクの風車群に軍配が上がりますが、ザーンセ・スカンスは風車を含めたオランダの名物を一同に楽しめるので、大変おすすめです。

ザーンセ・スカンスはかつて600基以上の風車を抱える世界初の工業地帯でした。現在風車は12基残ります。油搾り用の風車、染料やマスタードを作る風車、穀物を挽く風車。一つ一つ異なる用途を持たせ、風車が干拓だけでなく色々な用途で使われていた事を学べるようになっています。

ザーンセ・スカンスへの行き方

アムステルダムからザーンセ・スカンス行きのバスや電車が頻繁に出ています。電車だと20分、バスだと45分位。電車だとザーンセ・スカンス風車村まで15分ほど歩く必要があります。アクセス抜群なので、アムステルダムから日帰りで訪れる人が殆どです。

世界遺産のキンデルダイク風車群

ロッテルダムの南東15kmの所にある、オランダを代表する風車の名所がキンデルダイク (Kinderdijk)。19基の風車が残り、オランダ最大の規模を誇ります。周りの牧歌的な風景との調和も素晴らしく、世界遺産にも登録されています。

良くも悪くも風車以外何もありません。観光客の多い季節だと、風車群を見て周る観光船なども運航されますが、シーズンオフだと全く何もなく、風情はあるかもしれませんが色々と大変かも。

キンデルダイクへの行き方

5月から10月までの間に訪れるのなら、ロッテルダムから直通の水上バスが出ています。乗り換え入らずで30分程でキンデルダイクに到着するので大変便利。その他の季節だと乗り換えが必要で、ロッテルダムから距離的には使いのですがかなり時間がかかります。

スキーダムの世界で一番高い風車

ロッテルダムから電車で1駅隣にある、スキーダム (Schiedam) の風車も見逃せません。とても興味深いのは、どの風車も30m級の高さがある事。街中に建てられた風車なので、十分な風を捉える為に高さのある風車になったのだそう。

スキーダムの風車は灌漑用ではなく、お酒の原料となる穀物を粉砕する為に使用されていました。30基以上あった風車の内、7基が現存します。その内の1つは33mで世界で一番高い風車。現在は風車博物館として使用されています。

スキーダムの街とジュネヴァ

スキーダムは18世紀を中心に、イネーファ (Genever) 酒の生産で栄えていた街です。このお酒がイギリスに渡って英語読みされジュネヴァとなり、後に愛称として短縮されジン (Gin) の名で世界中に広まりました。

世界4大スピリッツであるジンは、オランダのお酒が元となっていたのです。オランダは小国ながら、ビールやチーズなど世界のスタンダードとなるものが本当に多く、色々と驚かされます。

オランダと言えばチューリップ

オランダは世界一のチューリップ生産国。大規模なチューリップ畑が沢山ありますが、オランダのポストカードなどで良く見る、満開のチューリップ畑を目にするのは実はかなり難しいです。

オランダのチューリップは花ではなく、球根を売る為に栽培されています。花に栄養が吸い取られないよう、花が咲くと直ぐに刈り取ってしまいます。毎年変わる開花時期をチェックして、刈り取られる前に速やかに現場に駆け付ける。情報とフットワークが勝負です。

オランダは何故チューリップなのか。何故オランダでチューリップ畑を見るのは難しいのか。オランダとチューリップに関する色々な情報を、別記事で詳しくまとめました。

キューケンホフ公園

オランダで満開のチューリップ畑を見るのは難しい。でも確実に見る方法があります。キューケンホフ ( Keukenhof) 公園 を訪れましょう。3月中旬から5月までしか開園しない、世界最大のチューリップに特化した花の公園です。

32ヘクタールの土地に700万株の花が植えられ、開園中は常に開花したチューリップを見れるよう調整されています。球根が主体のチューリップ畑とは異なり、花を愛でる為に作られた公園なので、インスタ映えスポットも満載。開園時期など詳しくはキューケンホフ公園のWEBサイトで確認して下さい。

オランダ北部のチューリップ畑

公園ではなく、本物のチューリップ畑を見たいのならオランダ北部を訪れましょう。特にザイブ (Zipe) 周辺が有名で、世界最大規模のチューリップ畑が広がります。公共の交通機関がないので、レンタカーは必須です。

レンタカー無しならキューケンホフ公園周辺をチェックして下さい。北部に比べ規模は小さいのですが、公共のバスがあります。オランダでチューリップ畑を見る為の秘訣は別記事で詳しくまとめてあります。

オランダと言えばチーズ

オランダは世界を代表するチーズ輸出国。歴史も古く紀元前800年頃からチーズを作っていたとされます。チーズ王国オランダで一番有名なチーズがゴーダ (Gouda) 、国内生産量の60%を占めます。

オランダのチーズは日本との縁がとても深いです。日本にチーズを伝えたのはオランダで、日本国内で作られるプロセスチーズの原料として使われているのがオランダのゴーダチーズ。私達が思うチーズの味は、オランダの味なのです。

チーズの街ゴーダ

ゴーダチーズの名前の元となった街ですが、この街で作られたチーズをゴーダと呼ぶのではなく、この街のチーズマーケットで競りに出されたチーズをゴーダと呼びました。全盛期には年間450万kgのチーズの競りがゴーダで行われました。

工場生産が主流となる20世紀後半には、ゴーダのチーズマーケットも終焉を迎えてしまうのですが、町興しの一環として観光客向けのチーズマーケットを春から夏にかけて開催しています。

ゴーダチーズ博物館

ゴーダに1668年に建設された計量所は、チーズだけでなく市場に出回る色々なものを計量していました。チーズの取引でとても有名になったので、1920年以降はチーズ専門の計量所として機能していました。現在はチーズの歴史を知る事もできる博物館となっています。

ゴーダチーズとはどんなチーズなのか

セミハードタイプで、クリーミーでクセのない味が特徴です。日本のチーズの元となった味なので、日本人にとって親しみやすい味。熟成期間が10か月以上で2~3年熟成したのものがオールドチーズ (Oudekaas) 、4~8か月程度のものを熟成チーズ (Belege) 、 1~2か月程度のものがヤングチーズ (Jongekaas) と分類されます。

好みによりますが、熟成期間が長くなるほど風味が増して美味しく感じられると思います。ただクセは強くなります。近年はハーブやスパイス、トリュフなどを混ぜたものや、スモークしたゴーダチーズも人気です。

ゴーダとストローワッフル

ゴーダはチーズの街として有名ですが、オランダを代表するお菓子、ストロープワッフルの発祥地でもありす。厄災が多かったゴーダの街は、貧困に苦しみました。ストロープワッフルはそんな貧困時代を象徴する食べ物で、パン屋の残り物の生地を薄く焼いて食べました。

現在のストロープワッフルは薄く焼いた生地の間にシロップがたっぷり挟まっています。温かい飲み物を入れたカップの上にのせて少し温めると、更に美味しくなります。

現在ではゴーダだけでなく、オランダ全土、そして世界中に広まったお菓子で、市販品もあります。でも本当に美味しいのは、パン屋やマーケットで売られる焼きたてのもの。最近は中のシロップをキャラメルにしたり、生地にスパイスを混ぜたりしてバラエティ豊かです。

エダムチーズ (Edam Cheese) 

ゴーダチーズの次に有名なオランダのチーズがエダム (Edam)。ハードタイプのチーズで、丸いチーズを赤いワックスでコーティングする事から赤玉と呼ばる事が多いです。クセのないマイルドな味で、他のチーズと比べてカロリーが低いのも特徴。

ベームスター (Beemster) 

ベームスターはオランダ最古の干拓地として、ユネスコの世界遺産に登録されています。海水のミネラルをたっぷり含んだ世界遺産の干拓地で放牧される牛やヤギの乳で作るチーズがベームスター。風味豊かな濃厚な味が特徴で、オランダ王室御用達のチーズとなっています。

熟成期間の長いチーズが多く、一番の定番はクラッシックと呼ばれる18か月熟成させたもの。熟成が進んだものは日本酒との相性が最高で、日本にも多くのファンがいます。

オランダと言えば天才画家

悲運の天才ファン・ゴッホ

オランダ出身の芸術家の中で、一番有名な画家がフィンセント・ファン・ゴッホ。現在では世界的な名声を欲しいままにしていますが、彼の生涯で売れた絵は1枚だけ。精神病院から退院するも拳銃で自らの命を絶ち、37才の短い生涯を終えました。

ゴッホ美術館

狂気の天才、炎の画家、情熱の画家。色々な呼び名を持つファン・ゴッホは、誰よりも強烈な印象を与える芸術家です。ファンなら必須、ファンでなくても絶対に訪れたいのがアムステルダムにあるゴッホ美術館。

油絵200点、素描や版画を700点、世界最大のゴッホ・コレクションを所蔵します。浮世絵に傾倒していたゴッホの「花魁」など日本画的作品もあります。何もかもが貴重ではあるのですが、この美術館の一番の目玉作品は「ひまわり」。

ゴッホのひまわりは7枚あったのですが、日本にあった1枚はアメリカの空襲で焼失してしまったので、現在は6点のひまわりが世界中に散らばっています。美術館では貸し出しも多いのですが、ゴッホ美術館のひまわりは門外不出となっています。

光と影の魔術師レンブラント

ゴッホとは真逆に、26歳の若さで才能を認められ富と名声を手にしたレンブラント。でもそれが仇となって浪費が酷く、終には自己破産して全てを無くします。芸術家というのは、認められても、認められなくても生き難い生き物なのでしょうか。

17世紀を代表する巨匠で、暗闇に鋭く差し込む光線が当てられ、光を強調する事で暗闇をも強調する独特の画風を持ちます。肖像画家でありながら、全体的な組み立てを重視したドラマティックな構図を使うので、依頼者に不満を抱かれる事の多い画家でもありました。

レンブラントの夜警

数多いレンブラントの作品の中で最大サイズ、そして集大成として一番有名なのがアムステルダム国立美術館にある夜警です。観客によって3度も傷つけられた不運な名画としても有名です。鑑賞の前にドキュメンタリー映画「レンブラントは誰の手に」を見ると更に楽しいです。

光の魔術師フェルメール

500近い絵画を残したレンブラントとは異なり、フェルメールは生涯で37点しか作品を残しませんでした。細部に至るまで計算され尽くされた技術と、フェルメールブルーと呼ばれる、宝石のラピスラズリから作られる鮮やかな青色が特徴です。

マウリッツハイス美術館

映画「真珠の耳飾りの少女」の題材となった「青いターバンの少女」を所有します。北方のモナ・リザとも呼ばれる大変魅力的な作品。映画を見るとフェルメールと当時のオランダを知る事が出来ます。とても素晴らしい映画なので、オランダを訪れる前に鑑賞する事を強くおすすめします。

アムステルダム国立美術館

アムステルダム国立美術館 (Rijks Museum) は、数少ないフェルメールの作品を4枚所蔵します。その中の「牛乳を注ぐ女」は、美術館の目玉的作品。フェルメールは青色で有名ですが、この作品では白の表現に注目して下さい。

牛乳や頭巾など、全く異なる質感を巧みな技術で完璧以上に表現しています。実物を見ないと分からない素晴らしさで、本物を見る悦びです。フェルメール以外にも見所は沢山あります。

アムステルダム国立美術館はオランダ最大の美術館で、オランダ黄金時代のオランダ美術を中心に8000点以上の作品を有します。全ての作品を見るのは不可能なので、2階にある名誉の間 (Gallery of Honour) を重点的に見ましょう。主要な絵画が集中します。

アムステルダム国立美術館のドキュメンタリー

この美術館を訪れる前に「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」と「みんなのアムステルダム国立美術館へ」の2つのドキュメンタリー映画を見る事をおすすめします。

アムステルダム国立美術館は2004年に改修工事が始められたものの、計画変更と中断が相次ぐ異例の事態となりました。最大の原因となったのがオランダなだけに自転車です。10年に及ぶ珍騒動を追ったドキュメンタリーで、色々と考えさせられます。

カイパース図書館

アムステルダム国立美術館内にある、世界で最も美しいとされるカイパース図書館 (Cuypersbibliotheek) も絶対に見逃さないで下さい。ネオ・ルネッサンス様式の図書館で、世界中で「世界で一番美しい図書館」を見ましたが、断トツの美しさでした。

ドールハウス

2mの高さがある美術館最古(1676年)のドールハウスも、細部まで表現されていて素晴らしいです。美術館は日本の東京駅のモデルとなったアムステルダム中央駅と同じ設計者が建てたので、何となく東京駅に似ています。階段などの内装も美しいので、美術館自体にも注目して欲しいです。

オランダ一のインスタスポット

アムステルダム国立美術館の前にある有名なオブジェ、アイ・アムステルダム。アムステルダムの資産は人であり、この街に住む人、訪れる人の全てがアムステルダムを表現する存在であるというメッセージです。

オランダと言えば飾り窓

オランダは売春が合法で、遊女たちには納税の義務があり、同時に社会保障で守られています。飾り窓と呼ばれる売春地区では、性に関連したあらゆるお店があります。夜になると赤いライトで照らされるので、レッドライト地区とも呼ばれます。

ライトが赤い理由は、女性の肌が一番艶めかしく見えるからなのだそう。ガイド付きの見学ツアーなどもあったのですが、観光客が多過ぎて仕事にならない、というクレームや近隣住民への配慮から、2020年から中止されました。

売春博物館

売春博物館 (The secret of Red Light District Museum of Prostitution) は、色々と考えさせられます。近辺にセックス博物館やエロス博物館もありますが、そちらは性や性行為に焦点をあてた博物館。売春博物館とは一線をかします。

売春博物館では売春婦たちが生きる世界を垣間見る事で、世界で最も古い職業とされる売春婦の現実を学ぶ事になります。娼婦達の仕事道具、飾り窓から見る景色、ドキュメンタリーなどを見ているうちに、特に女性ならば悲しくなってくるかと思います。

オランダと言えばマリファナ

ヨーロッパは大麻(マリファナ)の扱いが緩いのですが、特にオランダは合法としている事で有名です。合法であっても軽い気持ちで手を出さない方が賢明だと思います。大麻の匂いは独特でかなり強いです。衣服などに染みついたまま空港へ行くと麻薬探知犬にひっかかって面倒な展開になります。

コーヒーショップ (Coffeeshop)

オランダのコーヒーショップ (Coffeeshop) は、大麻を販売する場所を意味します。普通の喫茶店はコフィ―ハウス (Koffiehuis) と呼び、明確に分けられます。大麻入りのお菓子なども売っていて、観光客からも人気が高いです。

ただオランダと言えばマリファナ、のイメージを払拭しようとする動きが活発です。世界中の若者達がオランダにマリファナをキメにやってくる今の状況が許せない人が多いのです。コーヒーショップの数は減少傾向にあり、ゆくゆくは移住者のみが立ち入り可能となるようです。

オランダのグルメ

オランダ料理はかなり残念な感じです。最近とても良くなってきてはいますが、周辺のグルメな国に比べると、やはり見劣りがしてしまいます。でもこれだけはオランダが世界に誇れる食べ物だと思います。

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