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スイス料理30選、有名なスイスの食べ物、おすすめのスイスのグルメ

      2021/06/29

世界100か国以上を食べ歩いたフードライターが、自信を持っておすすめするスイスを訪れたら絶対食べるべき美味しいスイス料理のリスト。スイスは世界で一番物価が高い国なので、レストランの値段もエグイです。だからこそ失敗なく美味しいスイス料理を食べる為に、このリストを活用して下さい。

スイスは美味しいだけじゃありません。スイスを訪れたら見るべきもの、するべき事などは別記事で詳しくまとめてあります。

ブラウン・スイス種のステーキ

ブラウン・スイスはスイス固有の牛の種です。肉用にもミルク用にも使われる、世界的にも大変珍しい牛。ブラウン・スイスの肉はグルメ界で「この世の究極の赤身」と呼ばれています。実際に食べてみると、今まで食べたステーキは何だったのかと思えるほど衝撃的な美味しさでした。

ブラウン・スイス種のステーキだけを目的に、スイスを訪れてもいいぐらいだと思います。値段の事は忘れましょう。このレベルの肉なら喜んで払える。いや、安いぐらいだと思います。詳しくはこちらの記事にまとめました。

チーズフォンデュ

スイスを代表する料理と言えばチーズフォンデュ (Fondue Fromage)。確かに美味しいけれど、パンとチーズを果てしなく食べる料理なので途中から飽きてきます。鍋底にこびり付いたチーズのおこげが最高。

チーズフォンデュは白ワインと一緒に食べなくてはいけません。冷たいビールや水は絶対に駄目。お腹の中でチーズが固まって腹痛を起こす恐れがあります。使うチーズの産地と同じ産地の白ワインを合わせるのが、やっぱり一番相性がいいです。

トマトチーズフォンデュ

チーズフォンデュは最後の方で飽きてきます。どんどんチーズの味がくどく感じられてきます。スイスを訪れたら一度は食しても良いかと思うけど、他にも美味しい料理が沢山あるので二度目はいらないと思います。

もしトマトチーズフォンデュを見かけたら、是非とも試して下さい。トマトの酸味がチーズのクドサを緩和してくれます。チーズとトマトの組み合わせなので、美味しいくないはずがない。

オイルフォンデユ

スイスにはチーズを使わないフォンデュも存在します。串にさした肉をグツグツ煮たぎったオイルに入れて調理し、お好みのソースをつけて食べます。チーズの代わりにオイルってのも意味分からないし、そこまでしてフォンデュしたい意図も分かりません。見かけても食べなくていいです。

ラクレット

ラクレット (Raclette) もスイス料理の定番です。知名度で言えばチーズフォンデュの方が有名ですが、スイスを代表するのはラクレットの方だと思います。スイス人も大好きな料理。

牛の乳で作った大きなチーズの断面を熱し、柔らかく溶けてトロトロになった部分だけをナイフで削り取ってお皿にのせ、茹でた皮付きのジャガイモと一緒に食べます。

フランス人はフランスの食べ物だと言い張りますが、ラクレットはスイス発祥の料理です。ツェルマットがあるスイス南部の山岳地方(ヴァレー州)の郷土料理。そもそもフランスのラクレットとは趣きが全く異なります。フランス人は何でも自分達の手柄にするのをやめた方がいいと思います。

冷めると美味しくないのでサーブされたら速効で食べましょう。チーズフォンデュ同様、チーズの産地と同じ産地のワインと一緒に楽しむべきです。本来は大きなチーズを使いますが、スーパーでは家庭用に小さくカットされたチーズが売られています。

マラコフ

チーズクリームコロッケ、マラコフ (Malakoff) もスイスでとても人気のある料理。ただ厳密に言えばフランス料理です。クリミア戦争時代にマラコフ要塞を占拠したフランス軍に従軍していた兵士が、現地のレシピを持ち帰ってスイスに広めました。

ほぼチーズに近いコロッケなので、前菜にマラコフを頼んでメインにチーズフォンデュを頼むと、チーズ拷問になるのでやめた方が無難です。レストランによってはマラコフ食べ放題、なんてメニューもあります。

フィレ・ド・ぺルシュ

海のないスイスでは魚介類を食べる習慣が余り無いです。でも湖で取れる淡水魚は良く食べます。特にレマン湖周辺で取れるスズキ科の淡水魚フィレ・ド・ペルシュ (Filet de Perche) が有名です。

基本的に淡水魚は苦手なのですが、スイスの淡水魚はクセや泥臭さが全くなくて美味しかったです。アルプスの水のたまものでしょうか。何だかとても澄んだ味がしました。

ブラートブルスト

ブラートブルスト (Bratwurst) とはソーセージを意味します。スイスなだけに豚よりも牛のソーセージがおすすめです。素材を生かしたシンプルな味で、若干スモーク系。肉の旨さだけで勝負のソーセージが多いです。

レストランで注文すると付け合わせは豆である事が多いのですが、ソーセージより豆でお腹が膨れる凄い量なので覚悟して下さい。一人で食べると余りにも豆豆過ぎて飽きるかも。

ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス

ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス (Zurcher Geschretzeltes) は、チューリッヒ名物の子牛のシチュー。細長く切った子牛肉とマッシュルームをクリームソースで煮込んで作ります。とても美味しいのですが、スイスの牛の真の美味しさを知りたいなら、ステーキで食べた方がいいと思います。

ビュンドナーフライシュ 

前菜として良く食べられる乾燥肉の盛り合わせを、ビュンドナーフライシュ (Bundnerfleische) と呼びます。赤ワインとの相性が抜群で、チーズと同じく絶対にその土地のワインと合わせて下さい。

乾燥肉をカンナのような道具で薄くスライスするので、かなり薄いのですがきちんと味がします。スパイスはほぼ使わず肉の味で勝負。スイス人はたっぷりのバターを塗ったパンにのせて食べるのが好き。

スイスの食べ物のクオリティには驚かされるばかり。特に牛肉は外れが全くありません。山岳地方に伝わる保存食で、農家の軒下など風通しの良い場所に牛肉の塊を吊るして作りました。

もともとはスイス東部グラウビュンデン州と南部のヴァレー州の特産品ですが、今ではスイス全土で食べられています。ヴァレー州ではヴァリサー・トロッケンフライシュと呼ばれ、フランス語圏スイスではヴィアンド・セーシュ (Viande Seche) とも呼ばれているので注意しましょう。

レシュティ

ソーセージや肉などの付け合わせとして食べる事が多いのですが、メイン料理としても人気です。レシュティ (Rösti) は、スイス流ポテトパンケーキと呼ばれます。でも卵や小麦粉は入りません。

基本的なレシピは茹でたジャガイモを細長く刻んで、バターやラードを使ってフライパンで焼いて作ります。玉ねぎなどの野菜やベーコンなどの肉類と一緒に作る事も多いです。

チューリッヒ風 ベルン風、地方によって作り方や中身の具が若干異なるので食べ比べして下さい。表面がカリッカリで少し焦げたぐらいのレシュティが最高に美味。スーパーでも冷凍食品などが売っていますが余り美味しくない。

アルプラーマグロネン

アルプラーマグロネン (Älplermagronen) の名前の由来は、アルプスの山小屋で牧夫が手元にある材料、マカロニ、ジャガイモ、タマネギ、ベーコンの細切れもしくはラード、チーズを使って料理したことから。

素朴で優しい味で普通に美味しいです。リンゴで作るジャムみたいなソースを絡めて食べるのが凄くいい。リンゴは偉い。「普通に美味しい」から「美味しい」に格上げされます。

タルティフレット

タルティフレット (Tartiflette) は、茹でたジャガイモの上に炒めた玉ねぎとベーコンを乗せ、厚切り輪切りにしたルブロションチーズをのせてオーブンで焼いた料理。ホワイトソースを使わないグラタンみたいな料理です。

チーズ好きなら崇拝するレベルの絶対的な美味しさ。ルブロションチーズはセミハードとウォッシュタイプの両方の作り方を経て出来上がる珍しいチーズです。ルブロションチーズが手に入らない場合はサワークリームでも代用出来ますが、酸味が加わる分優しい感じが削がれる気がします。

スイスのチーズ

スイスはチーズもレベルが高いです。何を食べても本当に美味しい。スイスのチーズの歴史は8000年前からあるとされ、短い滞在期間では食べきれないほど種類があります。スイスだけに牛の乳で作るチーズが主流。

ヴァシュラン・モン・ドール

毎年8月15日から翌年の3月15日までの間に生産され、9月10日から翌年の5月10日まで販売される期間限定の珍しいチーズがヴァシュラン・モン・ドール (Vacherin Mont D’Or) 。運よく見かけたら絶対食べて下さい。

暑さに弱く傷みやすいチーズなので季節限定。ジュラ山脈周辺で手作業で作られるソフトタイプのチーズで、スプーンですくって食べます。丸い木箱に入って販売されるので直ぐ分かるはず。

グリュイエールチーズ

スイス人が愛して止まないチーズがグリュイエールチーズ (Gruyère) 。そのまま食べるのは勿論、グラタンやチーズフォンデユなど調理される事も多く、スイス人家庭の冷蔵庫に必ずあるチーズ。舌にザラっとした結晶を感じるのが特徴的。

エメンタールチーズ

チーズの王様と呼ばれるのがエメンタールチーズ (Emmental cheese) 。トムとジェリーのアニメなどで描かれる穴の開いたチーズです。スイスが輸出するチーズの半分がエメンタールチーズで、世界中から広く愛される、スイスを代表するチーズです。

ポレンタ

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ポレンタ (Polenta) はトウモロコシの粉で作る粥の事です。イタリア側スイスの名物で、東欧でも良く食べられています。果物やジャムと混ぜるとデザート風に、チーズやベーコンなどを入れるとご飯系になります。

ミューズリー

日本でも身近となったミューズリー (Müesli) はスイスが発祥です。スイス人医師が栄養価を考えて患者のために考案しました。ロールドオーツ(燕麦の押麦)にドライフルーツ、ナッツ、種類などを混ぜ合わせたシリアル食品。

現在では朝食の定番ですが、発祥地であるスイスでは夕食として食べる事が多かったです。スイスの個人経営の宿だと手作りのミューズリーを朝食に出してくれる事もあり大変美味しいです。

スイスのチョコレート

スイスは一人当たりの年間チョコレート消費量が世界一の国。カイエ、ネスレ、リンツを筆頭にスイス産のチョコレートは世界的に有名です。カカオはスイスで生産される訳でもないのに、何故スイスのチョコはこんなにも有名なのでしょうか。

スイスは世界で初めてミルクチョコレートを開発した国です。加工が難しく固くて粒子の荒かったチョコレートをなめらかにする技術、コンチングを発明したのもスイス。スイスなくして現在のチョコレートは存在しないのです。

リンツ

リンツは現在あるチョコレートの生みの親的存在です。リンツ社が開発したコンチング製法によって、今あるなめらかなチョコレートが誕生しました。リンツ社の主流商品がリンドール。カラフルなホイルに包まれた丸いトリュフチョコレートは、スイス土産の定番です。

レダラッハ

リンツはスイスを代表するチョコレートですが、世界120ヵ国以上で販売されています。希少価値を狙うならレダラッハ (Läderach) のチョコレートをお勧めします。スイス産のミルクだけを使って作られるのが特徴。

ナッツやドライフルーツがゴロゴロ入っているフレッシュチョコレートが一番人気。ワールドチョコレートマスターズで世界一に輝いた職人を抱える確かな技術が自慢です。

ステットラー

スイスのジュネーブで1947年に創業した老舗のチョコレート屋がステットラー (Stettler) 。ジュネーブの石畳(パヴェ・ド・ジュネーブ)と呼ばれる生チョコは、日本でとても入手困難なため幻のチョコレートと絶賛されています。

動物性の油脂を使わない独特の口どけが特徴。日本で購入するとメチャクチャ高いし、そもそも入手困難なので、ジュネーブを訪れたら絶対に本店へ立ち寄って購入しましょう。

シュプリングリ

スイスの老舗チョコレート店が次々と海外進出を決める中、頑なにスイスのチューリッヒにしか店舗を構えないのがシュプリングリ (Sprüngli) 。だからこその旅の醍醐味なので、チューリッヒを訪れたら絶対に訪れて下さい。

本店の二階はカフェになっていて、そこでチョコレートケーキが激うま。お土産には箱入りのプラリネチョコレートが最適ですが、日持ちのしないマカロンを購入してホテルで是非食べて下さい。

エンガディーナ・ヌストルテ

エンガディーナ・ヌストルテ (Engadiner Nusstorte) は、200年前にイタリアから伝わったクルミとキャラメルのタルトです。オードリー・ヘップバーンの好物として有名で、サン・モリッツ村のカフェ、ハンゼルマンのが一番美味しいとされます。観光客が何時も食べている人気のお菓子。

ツーガー・キルシュトルテ

スイス中央部のツーク州はサクランボで有名です。ツーガー・キルシュトルテ (Zuger Kirchtorte) は、郷土の名産であるサクランボの蒸留酒(キルシュ)で作るケーキ。スポンジ生地にキルシュとシロップを混ぜたものを大量に染み込ませ、バタークリームでコーティングします。

スイスの伝統的で有名なケーキなのですが、余り美味しくないです。ただ店によっては美味しい。せっかくサクランボが名物なのだから、使えばいいのにと思うのに、蒸留酒しか使いません。そしてその量が大量過ぎるので、アルコールの味がキツイ。当り外れの大きいケーキなので注意。

Vermicelles

確実に美味しいお菓子を食べたいのなら、Vermicelles を食べましょう。日本人も大好きなモンブランケーキの上にのっている、栗のクリームだけみたいなデザートです。栗の味が濃厚で最高に美味しい。薄いパイ生地の上にのせてホイップクリームと一緒に食べる事が多いです。

カラック

カラック (Carac) は、スイスを代表するお菓子。元々はヴォ―州の名菓だったのですが、今では全国、何処のパン屋やケーキ屋でも必ず置いてあるスイス定番のお菓子です。

小さめのタルト生地の中にガナッシュを詰め、緑のアイシングで覆います。ガナッシュとは溶かしたチョコレートに生クリームを加えたチョコクリームの事。チョコ好きにはたまらない一品です。

クリーム・ドゥ・グリエイエール

スイスの有名なチーズ、グリエイエールを使って作るチーズクリーム、クリーム・ドゥ・グリエイエール (Creme de Gruyere) は、そのまま食べるよりフルーツと一緒に食べるのが美味しいです。

特にブルーベリーとの相性が最高。日本では生のブルーベリーを食べる機会が余りないので、是非お勧めします。結局スイスはチーズに始まりチーズに終わるのでしょう。美味しいと思うのはチーズ系が多かったです。

ツォップ

15世紀にスイスのパン職人によって産み出された甘さ控えめの大きな白パンをツォップ (Zopt)と呼びます。パン生地を棒状に伸ばしてから手作業で2つ編みから6つ編みにして焼き上げます。

現在においても機械で編み込む作業が出来ないので、手作業するしかないパンです。見目形が美しく特徴的なパンなので、伝統的にクリスマスや新年などに贈り物用として焼かれていました。

現在は日曜日の朝ごはんに好んで食べられています。卵、牛乳、バターで作るシンプルなパンなのですが、最近はドライフルーツやナッツ入りのリッチ版も出回っています。

スイスのワイン

スイスを訪れたら必ず飲みたいスイス産のワイン。スイスにワインなんてあるの?と思う人の方が多いかもしれません。私もそうでした。実はスイス、人知れず最上級の品質のワインを生産しています。

丁寧でプロフェッショナルなスイス人が、昔ながらの方法で作る、大自然の恵みとアルプスの雪解け水で育ったブドウのワイン。美味しくないはずがありません。究極のワイン。

これ程素晴らしいワインが世界的に無名なのは、自国のワインが大好き過ぎてスイス人だけで生産する全てのワインを国内消費しちゃうから。生産量も多くないので、スイス産のワインはスイスでしか飲めないと思って下さい。だからこそスイスを訪れたら必ず飲まなくてはならないスイス産のワインです。

スイスの物価はどれくらい高いのか

スイスの物価は世界で一番高いです。どれだけスイスが高いのか、何故スイスは高いのかを調べてみました。これを読めばスイスの物価の高さに納得がいくかと思います。

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