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スイスの物価が高い理由、スイスのレストランやスーパーの値段、スイスの物価はなぜ高いのか

      2021/10/15

スイスの物価はどうしてあんなに高いのでしょうか。実際に行って経験して、同時に沢山のスイス人から話を聞く事で、スイスの物価が高い理由を理解する事が出来ました。ヨーロッパ在住20年のフードライターが世界中を食べ尽くすの記録。今回訪れたのはスイス。その脅威の物価を徹底解説。

世界で一番物価の高い国スイス

スイスへ行こうと決めた時、実はとても不安でした。ヨーロッパでは物価の安いスペインに住み、ヨーロッパで一番失業率が高いとされるスペインでスペイン人感覚で生きている私。そんな私が、世界で一番物価が高いとされるスイスで生き延びる事が出来るのか。

事前に情報を収集すればするほど不安が増えていきました。何故スイスは物価が高いのでしょうか。一番の理由は人件費です。スイスの最低賃金がいくらか知っていますか。皆さん一緒に驚いて下さい。月額46万円です。

最低賃金で46万円なんです。私の住んでいるスペインの最低賃金が9万円。一般的なスペイン人の平均月収が月14万円ぐらいです。 24%もの失業率を抱える大不況のスペインで、月に46万円も稼げる人なんて殆どいません。

でもスイスではお掃除の人もマクドナルドの店員さんも、どんな職種の人だって最低月に46万円貰えるんです。 だからスイスで高い高いと嘆いているのは外国人観光客だけ。スイスでお給料を貰って生きている人達にとって、スイスの物価は至って普通です。

スイスの物価の例

スイスは本当に素晴らしい国。視界に入る全てのモノが美しい、大変珍しい国です。他の国で写真を撮っていると、コレは入れない方がいいな、ってモノが必ずファインダーの中に現れますが、スイスでは本当にそれがない。

スイスでは自然はそのままの美しさ、自然でないモノは隅々ときちんと手入れされた美しさを持ち、見るモノ全てが完璧に美しい、全方面がポストカードのようでした。そしてそんな美しい国の物価は、本当にえげつない程高かった。

旅人が訪れた国の物価を知る為に、先ずリサーチするのはマクドナルドのメニュー価格だとされます。スペインでは1000円ぐらい。ただスペインはファーストフードの価格が何故だか異常に高いので、余り参考にならないかもしれません。

一般的にヨーロッパではレストランのランチメニューが安いです。スペインならスターターにメイン、デザート、グラスワインまで付いて1300円位で食べる事が出来ます。

こんな不景気の世の中ですから、レストランでの1300円も厳しい。もっと安く食費を抑えたい。そんな旅行者ならケバブ屋へ直行するでしょうか。ケバブが1つ500円ぐらい。飲み物をつけて700円ぐらいで食事を済ませる事が出来ます。

もっと節約したいならバゲットに色々なモノをはさんだスペイン風サンドウィッチ。レストランで400円位のをテイクアウトして、スーパーでジュースを買って公園に行く。500円もあれば充分でしょうか。

ではここで問題です。世界で一番物価の高いスイスで、一番安い食べ物とは何でしょうか?答えは「スイスに安いモノなんて存在しない」です。マクドナルドの一番安いセットメニューで1800円、世界中で貧乏旅行者のお腹を満たしている、一番安いはずのケバブだって1300円もするのです。

この写真のいたって普通のサンドイッチ。いくらすると思いますか?サンドウィッチだけで1100円です。ペットボトルのスイス独特の飲み物、リンゴジュースの炭酸割りが450円。二時間後には既にお腹が空いてそうなボリュームのサンドイッチとセットで1550円もします。

スイスのレストランの値段

スイスのレストランで食事をしたいなら、それなりの覚悟と勇気が必要です。一番安いのはイタリアンのレストランでしょうか。パスタを一品だけ頼んで2300円が最低ライン。飲み物はコーラで450円ぐらいするので、ワインなんて言葉忘れちゃった方がいいと思います。

レストランで食べるのなら別途チップも必要です。目安は全料金の10%ぐらい。 これだけの金額を払ってパスタを食べるくらいなら、スイスの郷土料理レストランで散財する方が得策だと思います。

安めの郷土料理レストランならお酒抜き、一皿6000円位が最低ライン。6000円だと少し心許ないかもしれません。でも絶対にマクドナルドやイタリアンレストランでは得られない満足感を得られるかと思います。

そいて素材のクオリティの高さを考慮すれば、この価格は安いくらいに思えます。サービスもまさにプロフェッショナル。スイスを訪れたら安いものに高額を支払うのではなく、納得できる価格の郷土料理レストランを訪れる事を強くおすすめします。

スイスではその異常な程高額な人件費の為に、安いモノほど高くなる傾向があります。スイスに安いモノは存在しない。でも理不尽に高いモノも存在しません。日頃食べている安いものにお金をかけるより、スイスクオリティの美味しい郷土料理を満喫しましょう。

スイスで食べれる安いモノ

外食が高いならスーパーで何か買って食べればいいじゃん。なんて思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。でもスイスはスーパーですら高いです。いたって普通の菓子パンが450円ぐらい。

何だか余り美味しくなさそうなクロワッサンが340円。毎日の糧であるフランスパンだって300円ぐらいします。スイスと言ったらやはりチーズ。スーパーで恐る恐るチーズの値段をチェックしました。歓喜。何だか庶民的な数字です。

チーズの国だけあって、チーズだけは安いのだ!と安堵してたら100グラムの値段でした。天国から地獄への直行便です。私が住むスペインでは、何事もキロ単位で値段を表示すします。だからこそ、スイスのグラム単位、本当に怖かったです。

肉、ハム類も高いです。野菜、特に果物にいたってはスペインでキロ単位の値段が、スイスでは1個の値段です。恐ろしすぎるスイス。でも全てにおいてクオリティは最高級のものでした。

スイスは何もかもが高い

スイスで高いモノは食べ物だけではありません。何もかもが高いです。例えばバスの初乗りが400円。電車に1時間も乗れば5000円ぐらいします。私が住むスペインなら電車に1時間なら通勤圏、500円ぐらいでしょうか。

ホテルならショボイ星なしで一泊最低14000円。バックパッカー御用達のドミトリータイプの安宿だって4500円します。ドミトリーって一部屋に8つぐらいベットがあるんです。だからこそ安い。

スイスの前に行ったポルトガルのドミトリーは一泊1000円もしませんでした。なのにスイスは4500円。頑張って色々と探してみましたがスイスには安いモノは全く存在しませんでした。

スイスを安く旅行する秘訣。本当に存在しません。なのでバックパッカーの皆さん、スイスで安いモノは探さないで下さい。時間の無駄です。予想していた以上にスイスは何もかもが高かった。それでもスイスは絶対に行くべき国だと思います。何も考えず、ただただ散財して下さい。

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