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ポルトガルの魅力、ヨーロッパの穴場ポルトガル、ポルトガルと日本の繋がり

      2021/02/28

ポルトガルを好きになる理由

ユーラシア大陸最西端の立地の悪さからか、観光客が余り訪れないポルトガル。何時だって「ついでに立ち寄るスペインの飛び地」のような扱いを受けてきました。ヨーロッパには他にもメジャーな観光大国が沢山あるので、ポルトガルだけをメインに旅するような人はマニアックに分類されます。

でも多くの人達がスペインのついでにポルトガルを訪れ、そして皆、口を揃えて言うんです。「今度はポルトガルだけをゆっくり旅してみたい。」一度ポルトガルに足を踏み入れた人なら分かるかと思います。ポルトガルは誰をも虜にしてしまう国なんです。

美しい景色、優しい人々、安い物価、美味しい食べ物。ポルトガル料理は何故だか日本人の口に良く合うんです。醤油を使っている訳でもないのに何だか懐かしい、安心する味がします。日本とポルトガルは古くからの繋がりがあります。擦り込まれたDNAが懐かしさを呼び起こすのでしょうか。今までポルトガル料理が嫌いだと言う日本人に会った事がありません。

ポルトガルのグルメ

料理だけではありません。ポルトガルはお菓子だって美味しいです。日本にはポルトガル起源のお菓子が沢山あります。そしてポルトガルのお菓子もまた、日本人にとって何だか懐かしい味がするのです。

ポルトガル人は本当に甘い物が大好き。勿論レストランでも美味しいデザートを食べる事が出来ますが、一番のお勧めはパステラリア(PASTELARIA)と呼ばれるお菓子屋さんです。

パステラリアではお菓子、チョコ、ケーキ、パンに至るまで、色々なスウィーツを購入する事が出来ます。購入するだけではなく、喫茶店も兼ねている所が多いので休憩する事も出来ます。

どうやってパステラリアを探したらいいのかは心配しなくても大丈夫。探さなくても直ぐ目に入ります。ポルトガル程沢山のお菓子屋さんがある国を見たことがありません。50メートル位の間隔でパステラリアに出くわすんです。特別に探さなくても、歩いていれば見つかるのがポルトガルのお菓子屋さんです。

日本に浸透したポルトガルのお菓子

日本の金平糖はポルトガルのコンフェイト(CONFEITO)が元になっています。復活祭の時に欠かせない、古くからあるポルトガルのお菓子。そして日本のカステラの元祖が、ポルトガルのパン・デ・ロー(PAO DE LO)です。

パン・デ・ローは小麦粉と卵と砂糖で作る素朴な焼き菓子。完全に火を通さず生焼けの状態の、中身がとろりとしたバージョンもあります。お店では普通のタイプ、生焼けタイプ、好きな方を選ぶ事が出来ます。

パン・デ・ローはポルトガルのお母さんの味。ポルトガル人が大好きなお菓子ですが、日本のカステラをふるまうと、こっちの方が美味しいとびっくりされます。日本はコピーして向上させる事が本当に上手な国だと再認識させられます。

どうやら日本のカステラには負けてしまうようですが、ポルトガルのパン・デ・ローも素朴な味で美味しいです。ポルトガルを訪れたからには、カステラの祖先を是非とも食べてみて下さい。

ポルトガルのすすめ

日本との繋がりが、とても古くて深いポルトガル。それなのに、お互いが余り知らないので、日本の皆様にもっとポルトガルを知って訪れて欲しいなと思います。ポルトガルには素晴らしい景色、海の幸、山の幸をふんだんに使った日本人好みの美味しい食べ物、温厚で優しい人達がいます。物価だって西ヨーロッパに比べたらそんなに高くありません。ついでに気候だって良い。

ヨーロッパに20年住んでいるからこそ声を大にして言いたい。ポルトガルは過小評価されすぎ。皆さん是非ヨーロッパの穴場、ポルトガルを訪れて下さい。ポルトガルの有名な観光地をこちらの記事でまとめました。

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