【2026年版】スコットランドはイギリスじゃない?複雑な歴史と観光の魅力を徹底解説

まず初めに、スコットランドはイギリスではありません。そもそもUKのことをイギリスと呼んでいるのは日本人だけ。そして、多くの日本の方達はイギリスを一つの国のように思いがちです。今回はイギリスとは全く異なるスコットランドの魅力についてまとめます。

スポンサーリンク

「イギリス」という国は存在しない?複雑な4カ国連合の真実

長い間鎖国をしていた日本にとって、ポルトガルとオランダは世界を知る小さな窓口でした。西洋の国々の存在が日本人に伝えられたのは江戸時代。当時既にグレートブリテン島内にはスコットランドやアイルランドが存在していたのですが、ポルトガル人とオランダ人は主力勢力であったイングランド王国の存在だけを日本へ伝えました。

そんな江戸時代の間違った「イギリス」の認識が、ずっと現代まで続いています。イギリスと呼ぶのは世界でも日本人だけ。だからこそ日本ではイギリスを一つの国のように思いがちですが、実際はかなり様子が異なります。

イギリスの正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国 (The United Kingdom of Great Britain and Norther Ireland) 。とても長いのでUKと訳されます。

UKはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの非独立国が一つとなった連合王国で、政治、法律、教育、医療など、それぞれの国が独自の制度を持ちます。

例えば銀行も各国で異なるデザインの紙幣を発行しているので、同じポンドでもスコットランドのポンドをイングランドで使おうとすると、「これは使えません」と突き返される事もあります。

そして海外ではイングランドポンドの両替しか出来ません。イギリスを旅行する時は、イギリスという一つの国ではなく、4つの国の連合国家である事を常に意識して行動した方が色々な意味で良いかと思います。

スポンサーリンク

隣国だけど仲が悪い?スコットランドとイングランドの歴史的確執

スコットランドは4つの王国の中でイングランドに次ぐ大きな国。長い歴史の中でイングランドと戦争を繰り返してきました。歴史上スコットランドはイングランドに屈辱を強いられる事が多かったので、現在においてもスコットランド人はイングランド人をかなり目の敵にしています。

イングランドの人達もスコットランド人を下に見るような傾向があるので、両者の確執はかなり根深いと思います。EU離脱を問う国民投票があった時も、スコットランド人の殆どがEU残留を望みました。イングランドに与するよりEUと共に在りたいとの意思が強く反映した結果だと思います。

スポンサーリンク

「私はスコティッシュ!」誇り高き愛国心とスポーツ観戦の注意点

スコットランド人は愛国心が強い人が多く、自己紹介の時には必ずスコティッシュですと強調します。スコットランド人に限らず、4つの国の人達はUKとひとまとめにされる事を嫌うので配慮が必要です。

特にフットボール、ラグビーなどのスポーツ観戦の時は注意して下さい。スポーツが関わるとUK内のライバル視度が1000倍近く跳ね上がります。イギリスに限らず基本的にヨーロッパでは、贔屓のスポーツチームのグッズを身に着けて街中を歩くのは、身の安全の為に止めた方がいいと思います。

スポンサーリンク

男性がノーパンでスカート?伝統衣装「キルト」の秘密

スコットランドと言えば男性がスカートを履いている事で有名です。スカートはキルトと呼ばれるスコットランドの伝統的な民族衣装で、元々は兵士が着用していました。

色々なパターンのタータンチェックの柄が存在し、家紋の役割を果たしました。日本で戦国時代の武将が家紋を掲げて戦ったように、スコットランドではキルトのチェックの柄で敵味方を戦場で見分けていたのだそう。

現代においてもスコットランドの人達はキルトを結婚式やお祭りなどの特別な日に着用します。キルトはスコットランド人のアイデンティティーとして現代に受け継がれ親しまれているのです。

伝統的にキルトの下には何も履きません。ノーパンが基本。キルトを履く時は、ポシェットのような小型のバックを前に下げます。これが重石の役割を務め、キルトが風で捲れても大事な所だけは死守できるようになっているのだそう。

近年は下着を付ける人の方が多いのですが、下着無しが男らしいとの風潮もあります。統計によれば右派の人ほど下着を付けないのだそう。スコットランド人はお茶目な人が多いので、わざと下着を履かずスカートをヒラヒラさせる人も多いです。

スポンサーリンク

戦場に響く魂の音色!バグパイプと軍隊の深い絆

バグパイプとはその名の通り、袋(Bag)と管(Pipe)を合体させた楽器です。スコットランドはバグパイプで有名ですが、起源はペルシャにあり同じような楽器が世界の色々な場所に存在します。

では何故スコットランドと言えばバクパイプなのでしょうか。スコットランドのバグパイプが一番音量が大きく、スコットランドほど現在に至るまで日常的にバグパイプを吹く国は見当たらないからだと思います。

スコットランドのバクパイプの音量が大きいのは、バグパイプと軍隊が密接な関係を持つからです。前述の男性が履くスカート状のキルトは兵隊の衣装でした。バグパイプもまた戦に絶対欠かせないもの。

スコットランド人は出陣や凱旋の時だけでなく、侵攻中もバグパイプ隊が戦列の先頭に立って味方を鼓舞しました。スコットランド人にとってバグパイプとは武器の一つでもあるのです。

【2026年最新情報】本場のバグパイプを体験するには?

バグパイプの迫力を肌で感じるなら、毎年8月にエディンバラ城で開催される世界最大級の軍楽祭「ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥー」がおすすめです。2026年も世界中から観光客が訪れるため、チケットは数ヶ月前からの争奪戦となります。予定が決まったら即予約が鉄則です。

スポンサーリンク

世界遺産の絶景!首都エディンバラの魔法のような街並み

 スコットランドは魅力多き土地なので、是非とも訪れて頂きたい場祖。特にスコットランドの首都であるエディンバラはユネスコの世界遺産にも登録されている本当に美しい街です。エディンバラの見所に関しては別記事で詳しくまとめました。

エディンバラの観光地15選、スコットランドの首都エディンバラの魅力とは?
美しくロマンティックな街、エディンバラの観光名所をまとめてみました。スコットランドは本当にお勧めの国です。特に首都であるエディンバラは見所が多く、とても雰囲気の良い街なので、出来れば何泊かしてゆっくり満喫して欲しい場所。スコットランドの首都...

ロンドンからのアクセスと観光情報

2026年現在、ロンドン(キングス・クロス駅)からエディンバラ(ウェーバリー駅)へは、高速列車LNER(ロンドン・ノース・イースタン鉄道)で約4時間20分〜30分で到着します。早朝に出発すれば日帰りも不可能ではありませんが、見どころが多いため少なくとも1泊することをお勧めします。

エディンバラ城への入場は完全予約制が定着しており、当日券は売り切れていることがほとんどです。公式サイトから事前のオンライン購入が必須です。

役立つリンク:
エディンバラ城 公式サイト(チケット予約)
LNER公式サイト(鉄道チケット予約)
VisitScotland(スコットランド観光局)

スポンサーリンク

ハギスだけじゃない!スコットランドで味わうべき絶品グルメ

イギリスとスコットランドは全く異なる国。しかし、食べ物に関しては殆ど同じと考えて良いかと思います。UKを訪れたら絶対に食べるべき美味しいイギリス料理のリストは別記事を参照して下さい。

プロが選ぶ本当に美味しいイギリス料理50選:もう不味いとは言わせない美食ガイド
ヨーロッパ在住30年のフードライターが、世界100ヵ国以上を食べ尽くすの記録。今回は自信を持っておすすめする美味しいイギリス料理50選。「イギリスは不味い」のイメージが国際的に定着していますが、実はイギリス、皆が思っているほど不味くないんで...

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました