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スペインの観光60選、スペインで何を見て、何を食べるか、おすすめの世界遺産

      2021/04/05

おすすめのアンダルシア地方の観光地

スペイン南部に位置するアンダルシア地方は、外国人がイメージするスペインそのままの土地。フラメンコ、闘牛、白い村、青い空、陽気な人達。スペインが一番スペインらしく輝く場所、それがアンダルシアです。見所が盛沢山な地方なので、アンダルシア地方の観光地だけをまとめた詳細記事も作りました。

スペインで一番有名な観光地グラナダ

グラナダは旅人がスペインに求める全てが詰まったような街。素晴らしい世界遺産、美しい街並み、フラメンコ、美味しいグルメ、多彩な土産品、郊外へ行けば温泉やスキー場まであります。文句なしでスペインを代表する一大観光地です。

アルハンブラ宮殿
グラナダ (Granada) は世界屈指の観光地。年間を通して世界中から多くの観光客が訪れます。グラナダを有名にしているが、アルハンブラ宮殿 (La Alhambra) の存在。世界遺産にも登録されている、イスラム建築の最高傑作で、夢のように美しい場所。これを見ずして、スペインを立ち去る事は出来ません。

アルバイシンとサン・ニコラス広場
グラナダはアルハンブラ宮殿の他にも見所が沢山あります。アルハンブラ宮殿の対面の丘一帯を指すアルバイシン地区 (Albaicín) も世界遺産に含まれています。白壁の家と石畳で構成された中世ムーア人の美しい建築様式を残すエリアで、アルハンブラ宮殿を一望できるサン・ニコラス広場 (Plaza de San Nicolas) もあります。

サクロモンテ
アルバイシンの丘の上部にはフラメンコで有名なサクラモンテ地区 (Sacromonte) があります。フラメンコの生みの親であるジプシー達が多く住む場所で、現在は本場のフラメンコを鑑賞できるタブラオやレストランが多く集まります。

グラナダのグルメ
グラナダはスペイン独特の食文化である、小皿料理タパス (Tapas) で有名な街。タパスに関する詳細はこちらの記事にまとめました。

グラナダのお土産
グラナダは寄木細工 (Taracea) で有名な土地です。色々な種類の木を組み合わせて作る幾何学模様が特徴で、アルハンブラ宮殿の天井を彷彿させます。グラナダは陶器でも有名で、白地に青で植物や鳥などが手書きで描かれます。グラナダはスペイン語でザクロを意味するので、ザクロ模様が多いです。

スペインの白い村巡りならカディス

スペインの白い村
基本的にアンダルシア地方の村は全て白いのですが、同じ「白い村」でも美しい白い村とそうでない村があります。カディス (Cadiz) 県に点在する白い村々は、美しさが自慢。「スペインの美しい白い村10選」とかの特集に、必ず登場するのがこの地域なんです。スペインの白い村に関しては、こちらの記事で詳しくまとめました。

カディスのビーチ
カディスの売りは、白い村だけではありません。スペインで一番美しい海岸線を持つ事でも有名。リゾート化されていない、自然のままの美しいビーチが点在します。特にボロニア (Bolonia) のビーチが有名で、美しいだけでなく砂丘と古代ローマの遺跡まであります。イギリスの旅行関連機関が、世界で一美しいヌーディストビーチと認定した事でも有名です。

カディスのマグロ
海に面したカディスで楽しむべきは魚介類。特に注目したいのがマグロです。カディスは乱獲により激減し(日本人が原因です)、「黒いダイヤ」と呼ばれるほど高値で取引されるようになった本マグロ(クロマグロ)で有名な土地なんです。

天然クロマグロの定置網魚が盛んなバルバテ (Barbate)の町へ行けば 、レストランのメニューはマグロ尽くし。最終的には醤油とワサビがあればいい、とはなりますが、スペイン流にアレンジされた美味しいマグロ料理の数々を堪能して下さい。特にマリネが絶品です。

カディスを拠点にビーチでのんびりしながら、美味しいものを沢山食べて、時にはレンタカーで白い村々を訪れる。これがヨーロッパの人達の正しいバカンスの過ごし方。ゆっくりのんびりスペインを楽しむにはもってこいの場所です。

一番スペインらしいセビリア

フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、セビリアの理髪師、カルメン、多くのオペラの舞台となった街です。日本の方はセビリアと呼びますが、スペイン人はセビージャ (Sevilla) と発音するので注意。

人口70万人を抱えるスペイン第四の都市なので、のどかさは感じませんが、観光、グルメ、ショッピング、何もかもが高水準で揃っています。外国人がイメージするスペインそのままの街、それがセビリアです。

世界的に有名なセビリアの祭
セビージャを夏に訪れるのは避けましょう。メチャクチャ暑いです。訪れるなら絶対に春。セマナサンタと春の祭、世界的に有名な大きな祭が続きます。多くの観光客が押し寄せるので、宿泊先を見つけるのは大変ですが、もしこの時期にセビージャを訪れる事が出来たならミッションコンプリート。もう他にスペインで思い残すことはありません。それほど見る価値のある素晴らしい祭です。

スペイン最高峰の闘牛
スペインと言えば闘牛。闘牛は祭と一緒に開催され、祭の規模が大きくなればなるほど闘牛の質が高くなります。だからセビリアの祭の闘牛は、スペイン最高峰。どうせ見るなら良いものを見て欲しい。闘牛に関しては、こちらの記事に詳しくまとめました。

セビリアの世界遺産

セビリア大聖堂 (Catedral de Sevilla)
スペインで一番大きく、ローマのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院に次いで世界で3番目に大きな大聖堂 です。後世の人々が正気の沙汰ではないと思うほど美しく巨大な聖堂を建てよう、のコンセプトで造られました。コロンブスの墓がある事でも有名。

ヒラルダの塔 (Giralda)
97mあるヒラルダの塔は、スペインで一番高い塔です。かつてのモスクの尖塔の上に、プラテレスコ様式の鐘楼を付け加えた、イスラム教とキリスト教、2つの宗教様式が見事な調和で共存する珍しいタイプの建築物。

塔にはスロープを使って上まで登る事が出来ます。昔の王族達は馬で登ったのだそう。エレベーターはないので頑張って登りましょう。セビリアの街を一望する絶景が待っています。

アルカサル (Real Alcázar de Sevilla)
イスラム時代の宮殿跡地にムデハル様式で建築されたスペイン王室の宮殿です。グラナダのアルハンブラ宮殿をかなり強く意識して造られているので、本家を見た人ならパスしていいかも。

インディアス総合古文書館 (Archivo general de Indias)
スペイン帝国の歴史を明らかにする比類のない史料群の価値が評価されての世界遺産入りですが、ルネサンス式様式の建物も素晴らしいです。

世界遺産の街コルドバ

風情あるコルドバ (Cordoba) の街は、出来ればゆっくり滞在して欲しいけれど、時間がないなら最悪メスキータ (Mezquita) だけ観光して他の街へ抜けて下さい。スペイン語でモスクを意味するメスキータ。スペインに現存する唯一の大モスクで最高傑作。これを見ないと絶対に損です。

メスキータの大きな特徴は、785年にイスラム教の寺院として建築された後、カトリック勢力に征服されたので、内部にカテドラルが新設された事。イスラム教とキリスト教、2つの宗教建築を同居させた大変珍しいタイプの建築物です。

元あった宗教建築の美しさを認めながら、自らの宗教建築を容赦なくぶち込む。寛容なのか横暴なのか分からない、いかにもスペイン的な建築物です。圧巻は850本の馬蹄形のアーチのある礼拝堂。何だかもう信じられない程の美しさ。メスキータは本当に必見です。

アンダルシア観光の拠点マラガ

マラガは観光地と言うより、住むべき楽園。居心地が抜群に良いです。アンダルシア地方は見所が多すぎるので、もし時間が無ければマラガ (Malaga) の街はカットしてOK。ただアクセスが抜群なので、拠点にすると大変便利。特にレンタカーを借りる予定がなく、それでも白い村を見たいのなら、カディスよりマラガを絶対に選ぶべき。

公共の交通機関で簡単に行ける白い村ミハス

日本のCM撮影にも使われたミハス (Mijas) の白い村は、マラガから電車で簡単に訪れる事が出来る人気の観光地です。空港駅が途中にあるので、搭乗までの空き時間で訪れる事も可能。

スペインで一番お勧めの白い村ロンダ

時間に余裕があるのなら絶壁の上に建つロンダ (Ronda) の街を訪れて欲しい。マラガからのアクセスが一番便利で、日帰りも可能ではありますが、ミハスと違って遠いので、せっかくなら滞在して色々と楽しいんで欲しい。ロンダは本当に見所満載なので、こちらの記事で詳しくまとめました。

ヨーロッパ最大規模の鍾乳洞ネルハ

マラガはロンダがイチオシですが、ネルハ (Nerja) の洞窟も捨て難し。まるで映画のセットのような圧倒的で美しい鍾乳洞に驚かされる事でしょう。鍾乳洞だけでなく、ネルハも素敵な白い村です。宿泊して白い村と洞窟とビーチ、全部を楽しんで欲しい。

おすすめのガリシア地方の観光地

雨が多く緑豊か。白い建築物は全くなく、フラメンコも存在しない。人々は何だかとっても奥ゆかしい。スペイン北部ガリシア地方は、アンダルシア地方と対極の印象を持ちます。地域によって全く異なる顔を持つのが、スペインの大きな特色です。

世界三大聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
ガリシア州の州都であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ (Santiago de compostela) の街は、エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教の三大聖地の一つです。カテドラル(大聖堂)に聖ヤコブの遺骸が祭られている事から、世界中からの巡礼者が訪れます。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
フランスからピレネー山脈を越えて、スペイン北部を横断する全長800kmのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 (Camino de Santiago) 全体が世界遺産に登録されています。

巡礼のシンボルである帆立貝の殻を荷物にぶら下げて、一か月かけて歩きます。多くの巡礼者は、サンティアゴ・デ・コンポステーラに辿り着いた時、喜びと安堵と余りにも美しい大聖堂に感極まって泣いてしまうのだそう。

グルメをうならすガリシア料理
サンティアゴ・デ・コンポステーラを中心にしたガリシア地方は、グルメな土地として有名です。スペイン人は生で魚貝類を食べないのですが、ガリシア地方では生ガキを楽しむ事が出来ます。新鮮な海の幸が美味しい土地だけれど、牛肉も最高。ガリシア牛は神戸牛みたいにブランド化されています。

スペインの穴場的観光地ルーゴ

サンティアゴ・デ・コンポステーラの街が余りにも有名なので、陰に隠れてしまいがちなルーゴ (Lugo) の街。訪れる観光客は少ないのですが、美しさと美味しさで他の街に決して負けません。

ルーゴのローマ城壁
ローマ時代の全長2kmの城壁が世界遺産になっています。ルーゴはこの城壁にぐるっと囲まれた街で、10個の門が現存します。城壁の上は遊歩道になっているので、空中散歩を楽しめます。城壁の上から眺めるルーゴの街並みは、美しすぎて夢を見ているような気分になります。

ガリシア風タコ
スペイン料理の中で一番美味しい、とスペイン在住20年の私が絶賛する、ガリシア風タコを生み出した街。スペインを訪れたら絶対食べなきゃいけないやつです。ルーゴの街は余り観光地化されていないので、物価が安いのもポイントが高い。何処よりも安く、美味しいガリシア風タコを食べる事が出来ます。

ルーゴの温泉
日本人的に何よりもこの地を特別にしているのが温泉の存在です。川沿いに無料の露天風呂があります。日本人好みの熱い湯で大満足。

おすすめのアラゴン地方の観光地

アラゴン王国の古都サラゴサ

山に囲まれた盆地に位置するサラゴサ (Zaragoza) は、紀元前7世紀から人が定住し、アラゴン王国の都として栄えた、宝石のような輝きを放つ美しい街です。マドリッドとバルセロナの中間に位置するので、どちらからのアクセスも抜群。是非途中下車して立ち寄ってもらいたい街。

ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂
サラゴサを有名にしているのは、ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂 (Basilica de Nuestra señora del Pilar de Zaragoza) の存在です。17世紀のバロック様式なので歴史的には浅いのですが、美しさと信仰的にスペインで最も人気のある大聖堂です。

ピラール祭 (Fiestas del Pilar)
年間を通して多くの観光客が訪れますが、10月12日をメインに一週間続くピラール祭のシーズンが一番人気。アラゴン州最大の祭で、民族舞踊、パレード、コンサート、闘牛、色々なイベントが開催されます。

おすすめのカスティージャ・イ・レオン地方の観光地

外国人観光客がイメージするスペインは、南部アンダルシア地方の景色。でも本当のスペインの姿はカスティージャ・イ・レオン地方にあります。歴史的、建築的に大変重要な観光名所が盛沢山の土地で、絶対に訪れるべき、スペインの心臓部分です。

世界遺産の街サラマンカ

サラマンカの街にはイスラム様式からロマネスク、ゴシック、バロック様式などのヨーロッパの建築様式が集積されています。酸化鉄を多く含む赤みのある石で作られた街は、夕日にあたると赤く燃えます。泣けてくるほど美しい街で、サラマンカ抜きでスペイン建築を語る事は出来ないので、特に建築好きな人は必ず訪れなければならない場所。旧市街全体が世界遺産に登録されています。

スペインの心臓部であるサラマンカは、スペインで一番純粋で美しいスペイン語が話されている場所でもあります。世界中の人達がスペイン語を学びにやって来るので、国際的な雰囲気があり、学生が多いので物価が安いのも魅力の一つ。

サラマンカ大学 (Universidad de Salamanca)
スペイン最古の大学で、世界的にもフランスのパリ、イタリアのボローニャ大学に次ぐ歴史を持ちます。サラマンカ大学の正面玄関は、ルネッサンス初期の代表的なプラテレスク様式の傑作と呼ばれ、必見の場所。

「プラテレスク」とはイスラム文化の影響を受けた綿密で多量の装飾を施した建築物を、ある芸術評論家が「まるで銀細工師(プラテーロ)の作品のようだ。」と評した事から始まりました。ゴテゴテした過剰な装飾が、いかにもスペイン的な様式です。

マヨール広場
スペインで一番美しい広場とされるマヨール広場が圧巻の美しさ。スペインどころか、世界で一番美しい広場だと思います。18世紀のバロック様式で、88個の半円型のアーチを持ちます。

世界遺産の街アビラ

アビラは旧市街と市壁外の教会群が世界遺産に登録されていますが、一番の見所は何と言っても城壁です。全長2.5km、平均の高さ12m、厚さ3mの城壁が旧市街をぐるっと囲んでいます。

城壁の上を散歩するのも楽しいけれど、少し離れた小高い丘の上から城壁全体を見て欲しい。進撃の巨人そのままの世界です。色々と見所があるのですが、城壁が素晴らしすぎて城壁以外の印象が薄くなってしまうのが欠点か。

電車やバスで2時間程なので、無理すればマドリッドから日帰りも可能。でもアビラ周辺には素晴らしい観光地が固め打ちであるので、出来ればゆっくりこの地方を周って欲しいです。

アビラ牛のステーキ
アビラは中世から畜産業が盛んな土地。特にアビラ牛はスペイン最高峰の牛肉として有名です。チュレトン・デ・アビラ (Chuletón de Ávila) と呼ばれる1キロ以上ある骨付きのステーキを絶対に食べて下さい。赤身の力強い美味しさにメロメロになるはず。

世界遺産の街セゴビア

セゴビアの旧市街と水道橋が世界遺産に登録されています。の街は首都マドリッドから頻繁に電車やバスが出ているので日帰り観光が可能です。カスティージャ・イ・レオン地方は見所が多いけれど、時間がないなら最悪セゴビアだけでも訪れた方がいいです。

水道橋
紀元1世紀に造られた全長813m、最高部の高さが28,5m、128の2層のアーチからなる巨大な水道橋。とにかくでかい。

セメントなどで固定せず、ただただ花崗岩の切岩の重さだけで作り上げたもので、古代ローマ人達の土木技術の確かさにしびれます。2000年の時を超えて、今なお雄大な姿を残すだけでなく、19世紀末まで現役として水を供給していました。

アルカサル
ディズニー映画の白雪姫のモデルとなった事で有名な城。世界の名城とかの特集で、必ずとりあげられる美しさですが、1000年近い歴史の中で一度も陥落する事のなかった難攻不落のお城でもあります。

セゴビア名物子豚の丸焼き
セゴビアの街は子豚の丸焼きで有名な土地。子豚が丸ごと焼かれるので、見た目は大変残酷ですが、とても柔らかくジューシーでメチャクチャ美味しいです。セゴビアを訪れたら絶対に食べて下さい。

はしご酒で有名なレオン

サラマンカ、アビラ、セゴビア、この3都市はスペインを訪れたら必ず訪れるべき場所です。もし時間に余裕があるならレオン (Leon) も視野に入れて下さい。はしご酒が名物の土地です。時間が無いならレオン泊にして、晩御飯だけでもレオンで食べましょう。朝一番にカテドラルだけ見て他の街へGO。

バリオ・ウメド (Barrio humedo)
レオンはタパスでも有名な土地。旧市街にあるバリオ・ウメド には、美味しいタパスを提供するバルが密集しています。はしご酒のメッカとして大変有名な場所。ここで夜を過ごすだけでレオンを満喫出来ます。

レオン大聖堂 (Catedral de León)
13世紀に建てられたゴシック様式の傑作です。圧巻は世界最大級のステンドグラス。レオン大聖堂は壁面の石の使用を極限まで減らして、ステンドグラスを埋め込んでいます。ステンドグラスは石よりも強度が低いので、柱などに色々な工夫がほどこされているのだそう。

レオンははしご酒と大聖堂だけでも十分ですが、5つ星ホテルとして活躍しているサン・マルコ修道院も素敵です。宿泊は高くて無理でもお茶をしに立ち寄りたい場所。ガウディ好きならカサ・ボティネス(Casa Botines)も見逃せません。ただガウディにしては少し地味な印象。

スペインの隠れた宝石サモーラ

サモーラ (Zamora) には、これと言った大きな目玉はありませんが、地味なりにいぶし銀の輝きを持ちます。こじんまりした町なので居心地も抜群。

何気に文化遺産が沢山あって、特にロマネスク様式の建築物は他のどの県よりも豊富で20以上あります。何もかもが小粒ではあるけれど、調和良くまとまっているので印象がとても良い町です。

サモラのセマナ・サンタ
スペインの有名な祭である聖週間(セマナ・サンタ)の時期は、人気が高すぎて他の都市では宿を確保するのが難しいかと思います。サモーラは観光客が少ない分競争率が少ない。聖週間はスペイン南部アンダルシア地方が有名ですが、サモーラもまた素晴らしいので、穴場だと思います。

サモラのトロワイン
サモーラは有名なトロ (Torro) ワインの産地です。テンプラニ―ジョ種の黒ブドウで作る、重厚なフルボディの赤ワインで、とても人気があります。トロは雄牛を意味し、名前通りの力強い、何だかとてもスペインらしい味がします。

おすすめのラ・マンチャ地方の観光地

世界中で聖書の次に読まれているのがドン・キホーテ。小説の中で、主人公が巨人と勘違いして突進した風車群があるのがラ・マンチャ地方です。この地方の景色は一言で言えばでっかい荒野。物語そのままの雰囲気を満喫出来ます。ドン・キホーテの作者、セルバンテスの人生はまさに波乱万丈。事実は小説よりも奇なり、を地で生きた人。詳しくはこちらの記事にまとめました。

風車で有名なカンポ・デ・クリプターナ

ラ・マンチャ地方は風車で有名な地域ですが、10個以上ある場所はカンポ・デ・クリプターナ (Campo de Criptana) とコンスエグラの二か所だけ。景色的にはコンスエグラの方がお勧めなのですが、首都マドリッドからバスや電車を使って直通で行けるので、アクセス的にはカンポ・デ・クリプターナに軍配が上がります。

セルバンテスが生きた時代には34個あった風車の10個が現存しています。風車の傍まで住宅が進出してきていて、それもまた不思議で魅力的な景色。以前は観光客が多すぎる感があったけれど、最近はコンスエグラの方に人が流れているのでいい感じになりました。

新・風車の名所コンスエグラ

コンスエグラ (Consuegra) の町の南西に、細長い丘があり、その丘の上に12個の風車と11世紀の古城がのっています。アクセスの悪い土地なので、レンタカーが必須ですが、絶対に後悔しない素晴らしい景色を堪能出来ます。

風車も素晴らしいのですが、丘の上から見る景色もまた格別。ラ・マンチャ地方はスペインの広大な大地の16%を占める地域で、乾いた土地を意味します。それを360度のパノラマで実感出来る雄大な光景が広がっています。

少し前までは風車と言えばカンポ・デ・クリプターナでした。コンスエグラを訪れる人は少なく穴場的存在だったのですが、最近はコンスエグラを訪れる人の方が多くなっています。それだけ圧倒的な景色。

スペインで一番美しい村の広場、アルマグロ

マドリッドから電車で二時間半ほどの距離にあるアルマグロ (Almagro) はカスティージャ・ラ・マンチャ地方を代表する観光地です。スペインの美しい田舎町を知りたいなら、絶対に訪れて欲しい場所です。

プラサ・マヨール (Plaza Mayor)
スペインで一番美しい広場はサラマンカのマヨール広場だけれど、スペインで一番美しい「村の広場」なら常に一位となるのがアルマグロのプラサ・マヨールです。緑と白に塗り分けられた建物の木枠が可憐な本当に素敵な広場。

コラル・デ・コメディア (Corral de Comedias)
16世紀に造られたスペイン最古の劇場です。建物のパティオに造られた野外劇場で、美しさも保存状態も最上級。現在も使用されています。アルマグロは演劇の町とも呼ばれ、初夏に開催される国際古典演劇フェスティバルには、世界各国から演劇好きが押し寄せます。

ケソ・マンチェゴ

ラ・マンチャ地方を代表するグルメがケソ・マンチェゴ(ラ・マンチャのチーズ)です。羊乳を原料にしたハードタイプのチーズで、ドン・キホーテの小説にも登場し、今も昔もスペイン人を魅了し続けている美味しいチーズです。

世界遺産の古都トレド

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トレド (Toledo) の街は、首都マドリッドからバスで1時間程の場所にあり、本数も多いので日帰り観光の人も多いです。「もしスペインに1日しか滞在しないなら、絶対にトレドへ行け」との格言もある位美しい古都なので、無理をしてでも絶対に訪れたい。

旧市街全体が世界遺産に登録されている、中世を凍結したような素晴らしい場所です。スペインのカトリック総本山である大聖堂を始め、見所は沢山あるのですが、街の雰囲気を楽しむだけで十分な気もします。旧市街を囲う川の向こう側にある丘の上から眺めるトレド全景がただただ素晴らしい。

スペインを代表する画家エル・グレコ
トレドはエル・グレコの作品を沢山見る事の出来る場所です。ルネサンス期の巨匠で、その独特の画風は彼が乱視であったからとされています。確かにグレコの絵は見ているとグラグラきます。

トレドの名物ダマスキナード
象嵌細工ダマスキナード (Damasquinado) は、トレドに古くから伝わる伝統工芸です。金箔や金糸、銀箔を線彫りした鋼の土台に埋め込んで作ります。イヤリングやペンダントのアクセサリーが可愛くて、お値段もお手頃。トレドを訪れたら絶対に買いたいお土産です。

おすすめのマドリッド周辺の観光地

日本から飛行機でスペインを訪れる際は、結構大きな国なので、マドリッドINでバルセロナOUT、のように両都市を入れるのが一番便利です。それが無理ならば、スペインの交通網はマドリッドを中心に発達しているので、断然マドリッド発着がお勧め。効率よくスペインを周遊する事が出来ます。

マドリッドの街自体にはそれほど魅力を感じないのですが、美術館巡りは必須です。ピカソのゲルニカをはじめ、プラド美術館のコレクションが素晴らし過ぎ。マドリッドとバルセロナ間の移動の仕方、その際の裏技はこちらの記事にまとめました。

スペインで一番美しい村、チンチョン

チンチョン(Chinchon)は、スペインで最も美しい村と呼ばれています。首都マドリッドから45キロ、車で1時間もかからない距離なので、週末ともなればマドリッドから訪れるスペイン人達で賑わいます。車が無くても一時間に一本バスが出ています。

連なる木製のバルコニーが美しい広場を中心に、家々が軒を重ねている感じ。もう本当に素敵な村なので絶対に訪れて欲しい。チンチョンの魅力は広場から始まり広場に終わります。レストランのテラスで、広場を満喫しながら美味しいものを食べる。それがチンチョンの正しい楽しみ方。

広場のレストランは何処もレベルが高く、子豚、子羊などを薪を使ったオーブンで焼いた料理が自慢です。ニンニクでも有名な村なので、一緒にニンニクスープも注文しましょう。素朴な味で美味しいです。

何時訪れても楽しい場所ですが、2月には中世市場が開かれ、8月の祭の期間には広場が闘牛場になります。この期間を狙って訪れるのも楽しいかも。お土産は有名なアニス酒を。その他はこちらのWEBが詳しいです。http://www.ciudad-chinchon.com/turismo/en/index.php

おすすめのカタルーニャ地方の観光地

スペインで一番人気の観光地バルセロナ

バルセロナと言えばガウディが有名ですが、それだけでなく全体的なレベルが最上級、文化的イベントも多く、何だか色々と楽しめる街です。居心地もとても良いので、住んでみたい街ナンバー1。観光客だけでなく長期滞在者が多いのが特徴で、何時だって人々を惹きつけて止まない素晴らしい街です。

見所があり過ぎるので最低でも3日は欲しい場所。洗練された大都市、なのに少し足を伸ばせば綺麗な海と山がある。更には気候が良いとくるので、まさに楽園のような場所。泥棒がスペインで一番多い事でも有名なので、スリ置き引きに注意して観光して下さい。

奇妙な形の岩が連なるモンセラット

バルセロナから日帰りで行ける岩山。バルセロナが天才とされる芸術家を多く産み出した理由が、モンセラットの景色にあるとする人は多い。のこぎりの山、を意味するギザギザした奇妙な岩山の光景は、多くの芸術家達のインスピレーションの元となりました。一番有名な例は、ガウディのサグラダファミリア。確かに何だか共通するものを感じます。

888年から続く由緒ある修道院もありますが、モンセラットの魅力は何と言っても自然。軽装で充分なトレッキングコースが沢山あるので、ゆっくり散策して欲しい。何気に有名なパワースポットの場所でもあります。

中世を凍結した村ベサルー

ベサルー (Besalú)はジローナ州にある要塞都市、中世そのままの姿を今に残します。村自体は一周するのに1時間もかからない規模なのですが、かなり本格的に中世の雰囲気を持つので、楽しめます。周辺の景色も良いし、美味しいレストランも多いので、ゆっくり一日を過ごして欲しい。ただアクセスは悪いです。

昔ながらの美しい漁村、カダケス

カダケス(Cadaqués)は国境付近の、ほぼほぼフランスな位置にある漁村です。バルセロナからバスで2時間ちょっと。本数が少ないし、バス代も高いので日帰りなんて無謀な事はせず、ゆっくり周辺を含めて訪れて欲しい場所です。

スペインの海岸線はリゾート化が凄まじく、漁村の雰囲気を保つ場所は殆ど残されていません。カダケスは辺鄙な所にあるので、リゾート化の波に飲み込まれず、美しい昔ながらの姿を今に残す事が出来ました。

カダケスはピカソが愛した村でもあります。スペインが産んだ天才ピカソに関してはこちらの記事にまとめました。

ダリ好きなら絶対外せないフィゲラス

カダケス周辺はスペインを代表する天才画家、サルバドール・ダリに縁のある場所が多いです。ダリファンなら絶対に訪れたいのが、フィゲラスにあるダリ美術館。作品の数も凄いのですが、テーマパークのような楽しさが一杯詰め込まれています。

バレンシア地方のおすすめの観光地

3月の火祭りに訪れたいバレンシア

バレンシア地方は、個人的にはスキップしていいかなと思う地域。でも3月にスペインを訪れるのなら、絶対に訪れて欲しい。スペイン3大祭のひとつである、火祭りが3月15日から19日まで開催されます。

街中に700を超える人形が配置され、芸術性とメッセージ性を競うコンクールが開催されます。大きなものは20メートルにも及ぶ巨大さで、一年をかけて準備します。細部に渡って芸術性の高い人形達を、最終日に全て焼き尽くす、圧巻の祭です。ただ世界的に有名な祭なので、宿をとるのがかなり困難。

バレアレス地方でおすすめの観光地

スペイン本土ではないので、飛行機移動が必要ですが、格安チケットも出回っているので、敬遠せずに訪れて欲しい素敵な地域です。地中海の美しさと夜遊びを堪能したいなら夏、のんびりしたいなら夏以外に訪れましょう。

ショパン縁の地、マジョルカ島

ドイツの植民地と呼ばれるほど、スペイン語よりもドイツ語が多く聞こえる島です。バレアレス地方で一番大きな島なので、色々と揃っているのが便利。地中海の楽園とも呼ばれる美しい島で、王様の別荘もあります。

ショパンは病気療養を兼ねてマジョルカ島を訪れました。愛人のジョルジュ・サンドと共に一冬を過ごし、その際に寝起きしたカルトゥハ修道院では、ショパンの手書きの楽譜などの展示があります。

世界中のパーティピーポーが集まるイビサ島

クラブ好きの聖地。世界中のパーティーピーポーが、夏になると大量にイビサの島を訪れます。有名人も多く、世界的に有名なクラブが揃っています。クラブだけでなく、美しい景色も自慢の一つ。夏を避ければのどかさを満喫出来ます。

エストレマドゥーラ地方の観光地

地味代表の土地ですが、地味なりに底力のある地域です。スペイン最高峰の生ハムが生み出される土地で、良質なワインでも有名。観光客が少ない地域なので、スペインの趣ある田舎の風景を知るのに最適な場所。

新大陸を征服したピサロの出身地、トルヒージョ

トルヒーリョ(Torjillo)とも発音します。何もない所ですが、何もないからこそ、新大陸に夢を馳せたのだなと感慨深くなります。これと言った大きな目玉はありませんが、城、教会、昔ながらの街並み、何もかもに風情を感じる場所です。同じくグアダルーペ(Guadarupe)の街も、訪れて絶対後悔なしの場所です。

美味しいスペインのグルメ

スペインは美しいだけではありません。美味しい事でも有名な国。スペインを訪れたら絶対食べるべきスペイン料理をこちらの記事にまとめました。

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